渡辺淳一のレビュー一覧

  • 遠き落日 上
    会津の土産屋には野口英世関連の書籍がいろいろ並んでいたけど、この本は並んでなかった。野口英世記念館のガラスケースの中にやっと見つけた。偶像としての野口はすでに既得権益と化しているかのようだ。穿ちすぎかな。08.3.23再読。
  • 失楽園(上)
    お互い家庭を持つ身である久木と凛子。そのはかなくも切ない不倫を描いた不朽の名作。
    エロスを描いた文学作品興奮します。
    「久木は凛子の浴衣をむしりとり全裸にする。」ああエロス。
    ただし電車などの公共の場では読みづらい・・・。それだけが難点です。早く映像でも見たい。
    もちろん想像できるのが本のよいことで...続きを読む
  • 源氏に愛された女たち
     源氏物語に登場する女性一人一人について書いてあります。渡辺氏は源氏物語には性描写が足りないのが不満なんだって(笑)うーん、古語で性描写ってどうなるんだろう?
  • 愛の流刑地(下)
    ほぼ一気読みをして感じたこと。 "愛を裁くことが出来るのか?"がこの小説のテーマだと思った。

    上巻では泥臭いともいえる肉体を通した純粋な愛をこれでもかと言うほど書き綴り、下巻では上巻で積み上げられてきた愛を、愛とは対照的な位置にある裁判という尺度で測ることにより、より一層"愛"というテーマを浮き...続きを読む
  • 愛の流刑地(上)
    渡辺淳一氏の小説は本書が初めてである。 男と女の性愛を主軸にした物語が多い同氏の小説は以前から読みたいと思っていた。 実際のところはハードカバーは重くて手にとる気持ちが無く、文庫本になったのでやっと読もうという気になった、というのが正直なところだが・・・・

    6〜7割方情事の描写で埋め尽くされてい...続きを読む
  • 桐に赤い花が咲く
    非常に象徴的なタイトル。
    医師免許を持つ作者だからこそ書けるテーマだなぁ。
    トリック自体は目新しいものではないと思うけど、根底にあるものが重い。
    するする読めるけど、後に残ります。
  • シャトウ ルージュ
    夫が性生活に不満を持ってて、自分の妻をお金を払ってまで自分好みの女性に調教してもらう。確かに妻は性に目覚めるんだけど、ねえ。夫の一方的な願望で、外国人の男たちに刻々と調教されていく妻の様子が、かなりエロが、夫がこっそり覗いている感じにリンクできる。そして調教完了後の妻の選択にも納得。人を変える前に自...続きを読む
  • エ・アロール それがどうしたの
    高齢者の恋愛についての小説。
    状況が特殊(老人施設の所長が主人公で、施設にいるさまざまな高齢者が年甲斐も無く恋愛する)なのか知らないが、やたらと説明臭い箇所があるのが残念。

    内容はすごく面白い。
  • 遠き落日 下
    貧しい家庭、やけどを負って不自由な左手と言ったコンプレックスをバネにして研究に勤しみ、世界のトップに立った医学者と言えば聞こえは良い。でも実際は金にだらしなかったり、整理整頓能力が全く無かったり、更にはとんでもなく見栄っ張りだったりと非常に人間臭い面がある。その破天荒ぶりがまた読者に親近感を持たせる...続きを読む
  • 流氷への旅
    これ80年代の話なのね…主人公が恋に盲目すぎて不安になる(親目線で心配になる)けど昭和ノリってこんなもん。純愛かい?
    読んでる途中も読み終わったあとも藤野を推したい。
  • 鈍感力
    いわゆる「繊細さん」を自覚しているので、その真逆とも言える「鈍感力」を持つ人は、どんな思考をしているのか、どうすれば鈍感力を習得できるのかを知りたくて読んだ。

    内容としては、「鈍感力のある人の強み」「どんな思考をしているのか」は記されていたが、「どうすれば習得できるのか」までは言及されていなかった...続きを読む
  • シャトウ ルージュ
    いいですねー。性への目覚めがリアル。
    渡辺洋一さんの性描写は本当にイヤらしくて大好きです。こんな奥さん欲しいわー。
    ただ、ラストが何となく想像できてしまったので星は三つ。意外性を求めたかった。
  • 鈍感力
    昔流行った本、という印象。
    当時は読まなかったけど、最近、鈍感なほうがいいことあるなとか、仕事ができない人が周りにいて、鈍感すぎて困ることが痛感することがあったので読んでみることにした。
    ・優秀な人は鈍感なほうが実力発揮できそうだけど、ただの鈍感な人にはどうすれば…!!
    ・食中毒の話とか女性を口説く...続きを読む
  • 鈍感力
    鈍感力がほしいな〜と読んでみたけど、
    鈍感力の素晴らしさが語られるばかりで、
    どうすればいいんだろう…となった本(・∀・)

    この感想、全く鈍感じゃないな、、

    鈍感に、明るい人間になりたいと思うメンタルカウンセリング通いの自分であった。
  • 鈍感力
    自分がどちらかというと繊細なので、鈍感な人が羨ましいと思いつつ読んだ。それぞれ、良いところ悪いところがあると思う。
    女性についての強さを説明した文章は面白かった。
    女性は男性よりも、痛みにも寒さにも強い。
    鮮血をみて倒れる確率が多いのは、男性らしい。気持ちの面でも女性の方が強いということだろう。
    ...続きを読む
  • シャトウ ルージュ
    本自体よりも解説に納得して渡辺淳一さんの他の本も読みたくなった。『現代の日本社会は、ワイドショーをはじめとして、不倫とか離婚とか嫉妬とか、男女のことにすぐ大騒ぎして、批判するだけでしょう。まずそう言うものに反逆したかった、とともに、もっと自然な性を評価してあげたかった。』
    中身は大部分がエロだった。
  • 鈍感力
    敏感すぎる自分に。ハウツーはなかった。鈍感力鍛えてこうね!という話。結婚とは他人が狭い部屋に住むことという割り切りは面白かった。最後子供を産んだ女性が一番強いという話が出てきてなんか事実だろうけど男っぽい考えだなと思った。
  • 白き狩人
    引き込まれて一気読みしました。
    さすが渡辺淳一さんといった感じ。
    現実にないだろう、と思う内容なのだが、読んでいてフィクション感がない。
    万里子も身体の一部を奪わる!?と思ってドキドキして読みました。
  • 夫というもの
    【なぜ読むか】
    自分もいずれなるだろう夫というものがどんなものか気になった。男がなぜ浮気をするのかなどの本質が書いてあるのではないかと思い、自身を理解するためにも読むことにした

    【感想】
    母親を好き、精神的に弱くて強そうに振る舞っているけど精神的に孤独で女性よりも本質的に弱い、という指摘だったんだ...続きを読む
  • 幸せ上手
     ①身体の中は幸せだらけ: ビールを飲み、トイレで放尿。心臓は一生懸命、影日向なく自分のために全身に血を送り届くてくれている。肝臓は有害なものを解毒し、老廃物を分解し排出。②健康とは、臓器の存在を感じないこと。③まずは自分を愛し、肯定する。 渡辺淳一「幸せ上手」、2010.3発行。