遠き落日 下
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遠き落日 下

605円 (税込)

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【吉川英治文学賞受賞作】1905年ロックフェラー医学研究所の首席助手に任命された野口英世は、蛇毒、スピロヘータの研究に没頭。そして白人女性メリーとの結婚。世界的な名声をえた英世は、1915年日本に凱旋帰国。だが研究にゆきづまった晩年、アフリカの黄熱病研究のため現地におもむき、自らの研究の犠牲となり、53歳の生涯をアクラの地に果てるまでの後半生。偉人野口英世の真実の姿を描いた感動の長編伝記小説。

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  • 遠き落日 上
    605円 (税込)
    【吉川英治文学賞受賞作】1876年猪苗代湖の貧農の家に生まれた野口英世は、母シカから受けついだ天性の忍耐力で肉体的なハンデを乗り越え、医学への道をめざす。周囲の援助で21歳で上京。北里研究所を経て、横浜海港検疫所、ペスト防疫のための清国行き、同郷の山内ヨネ子への恋の破綻。やがてアメリカに渡っての研究生活。若き無名時代の苦闘の日々――。人間野口英世の生命力あふれる半生を赤裸に描く伝記小説。
  • 遠き落日 下
    605円 (税込)
    【吉川英治文学賞受賞作】1905年ロックフェラー医学研究所の首席助手に任命された野口英世は、蛇毒、スピロヘータの研究に没頭。そして白人女性メリーとの結婚。世界的な名声をえた英世は、1915年日本に凱旋帰国。だが研究にゆきづまった晩年、アフリカの黄熱病研究のため現地におもむき、自らの研究の犠牲となり、53歳の生涯をアクラの地に果てるまでの後半生。偉人野口英世の真実の姿を描いた感動の長編伝記小説。

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遠き落日 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    野口英世は細菌学において業績が認められ、アメリカの研究所で確固たる地位を築き、ヨーロッパ、日本も含めて世界中から賞を受けた。最期に手掛けた黄熱病は細菌ではなく当時ではまだ観察出来ないウィルスだったことからその原因を解き明かすことは出来なかった。自身が黄熱病に掛かりアフリカの地で還らぬ人となる。

    0
    2018年11月03日

    Posted by ブクログ

    コンプレックスの強い人間は、自らが属する小さな空間で評価されるのみならず、次々と別の次元に上がらなければ、落ち着かないのかも知れない。この物語は、先天的コンプレックスを持つ事と、負けず嫌いである事、勿論、能力もあるが、それらを有した人間でなければ出来上がらなかった。そして最後まで評価にこだわった人間

    0
    2017年04月03日

    Posted by ブクログ

    野口英世のイメージがガラリと変わった。
    そもそも、知ったフリをしていただけと分かったのだが。

    ここまで研究に明け暮れ、地位や名声を追い求め、生きて生き抜いて、一生を終えるとは。そのパワフルさに圧倒された。この世は野口英世が生きるに値する世界だったのではないか。

    0
    2021年07月11日

    Posted by ブクログ

    後年の野口は黄熱病の発見を急ぐあまり、手痛いミスをしてしまった。当時の科学技術では見ることができないウイルスによるものが黄熱病の原因であったが、それをスピロヘーマと間違えてしまったのだ。その失敗が後を引き後悔が残ることとなったが、もし現在に彼が生きていたならばどのような業績を残していたのか非常に興味

    0
    2014年02月15日

    Posted by ブクログ

    美談の中に生きる偉人としてではなく、ちゃんと一人の人間としての野口英世を知った気がします。

    コンプレックスと数多くの欠点を抱えながらも、前のめりに激しく生きた野口英世は尊敬に価すると思います。

    0
    2012年01月07日

    Posted by ブクログ

    得体の知れない感動のようなものが最後にはふつふつ込み上げてきた。ここまで一人の他人(誰からしてみても他人なのだ)を解剖して、書き上げることができるのだという驚愕。
    野口英世が特殊な人間だったことですら、もう後半、忘れてしまっていたような気がする。
    とくに往年は、野口にとっても苦悩と不安の波だったから

    0
    2009年12月12日

    Posted by ブクログ

    貧しい家庭、やけどを負って不自由な左手と言ったコンプレックスをバネにして研究に勤しみ、世界のトップに立った医学者と言えば聞こえは良い。でも実際は金にだらしなかったり、整理整頓能力が全く無かったり、更にはとんでもなく見栄っ張りだったりと非常に人間臭い面がある。その破天荒ぶりがまた読者に親近感を持たせる

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    野口英世の善悪両面に迫った評伝。
    お子さま向けマンガ伝記でか軽く流される「金遣いが荒い」エピソードや、渡米後の様子が詳しく描かれる。

    英世の研究振りについて。

    (引用)

    ・(英世は)実験をして疲れたら、靴を履いたままベッドに横になる。横になった途端もう眠っている。そして2,3時間で目が覚めると

    0
    2013年04月13日

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