佐野眞一のレビュー一覧

  • あんぽん 孫正義伝
    ・父は孫正義を社会の子として扱う
    ・出自からして差別部落で育ち、
    ・あえて周りに隠さず韓国の孫の苗字で勝負し、
    ・病床の頃は3年間で3,000冊の本を読む
    ・全く一般人の手の届かない程の人生を歩んでいる
    ・孫正義は日本の国民以上に日本国民である
    ┗ 東日本大震災での脱原発・自然エネルギーに向けた...続きを読む
  • 東電OL殺人事件
    真犯人が居るのではないか、今捕まっている人を助けねばという立場で書かれている。
    そのせいか、当時流れていた被害者のスキャンダラスな部分にはあまり触れていない。
    被害者の特異性もこの事件の重要な要素なのだが、そこを細かく書くと週刊誌のようにゲスな感じになるからだろう。
    書く人間がいい人と思われようとす...続きを読む
  • 東電OL殺人事件
    ネパールの話や、内容は面白かった。
    けど変な言い回しだったりやたら多くてやや疲れ気味に。
    そういうところ少しだけ減らしてくれたら好きでした、個人的には。

    作者との世代が違いすぎて理解できなかっただけかもしれませんが。
  • 東電OL殺人事件
    高学歴の女性が何故こんな事を?
    と疑問に思っていたが、理由がなんとなく分かった。

    桐野夏生のグロテスクを読んで興味を持った本だったが、被告人側からの取材が多く、冤罪の方が強いテーマだったので、私の望んでいる内容と少し違っていた。
  • 東電OL殺人事件
    こんなひどい事件があったのか。
    結果、冤罪ですか。
    これが事実であれば、警察や検察へ不信感を抱きますね。なぜ、そこまで被告人を犯人へ仕立て上げなければならなかったのかなー。
    それと、被害者女性の行動心理が興味深い。一番気になる部分。
    この事件は真犯人の手がかりとか全く分からずじまいの事件?やはり謎で...続きを読む
  • 沖縄戦いまだ終わらず

    日本人必読の名著

    本土によってあたかも棄民政策を受けてきたような悲惨な沖縄の歴史。それを精緻に奥深く解き明かしている名著である。日本人のみならずアメリカ人にも必読と思う名作である。
  • 東電OL殺人事件
    冤罪容疑者や被害者に感情移入しまくって書かれたノンフィクション(?)。「佐野眞一が見た!東電OL殺人事件」にタイトル変えた方がいいと思った。
  • 枢密院議長の日記
    ペリーが浦賀に来航した1853年に、久留米藩の漢学者の家に生まれ、司法・宮内省・枢密院議長という職歴を持つ倉富勇三郎の日記を読み解いた本。いや、読み解くにはあまりに膨大で、かいつまんだ本といったほうがただしいかもしれません。
    日記の巻数は、手帳・大学ノート・便箋・半紙などに297冊、執筆期間は大正8...続きを読む
  • 唐牛伝~敗者の戦後漂流~
    途中で挫折してしまった。この頃の時代を生きた人には恐らく生々しい記憶を蘇らせるような内容なのであろうが、今を生きる自分にとって、この頃の日本が全く別の世界のようで、思想を持つ事が流行りだった、そういう文化だった、ということなのかもしれないが、たかだか数十年でここまで文化は変わるのかと思う。日本人は変...続きを読む
  • 東電OL症候群(シンドローム)
     毎晩、円山町に立つ東電OLの精神の闇について興味はあるが、殺害した犯人が冤罪であったこと、また新犯人像などには興味がない、読み物として一貫性はあるにしろ、同じことを何度も主張する意味が不明である。最大の読みどころは東電OLに共感する女性たちのインタビュー箇所かな

     以下は同事件を題材にした小説
    ...続きを読む
  • 東電OL殺人事件
    まったくもって興味本位で読んだのだが、いろいろと考えさせる良書。明らかに真犯人とは思えない人を、なぜ検察は真犯人にしようとしたのか。その辺をもっと突っ込んでほしかった。彼女についてはかなり調べ上げているようだが、なぜ娼婦になったのかについては、謎のままである。
    やや気になったのは、無理やり自分の意に...続きを読む
  • あんぽん 孫正義伝
    孫正義のルーツを探る。
    生臭い話があって、ただの英雄譚ではない。
    こんな人間にはなれないなと。生きてきた人生、ルーツが違いすぎる
    共感できることが少なく、嫌悪感も少しある。
  • 東電OL症候群(シンドローム)
    『東電OL殺人事件』の続編。
    無罪判決から一転、有罪無期懲役を言い渡し、迷走を続ける司法。
    そんな中、作者は感想を寄せた読者に会い、話を聞いたりと被害者女性の闇に更に踏み込む。
    そうしていくうちに、社会の闇へ闇へと導かれる。

    2015.2.15
  • 東電OL殺人事件
    1997年に何者かによって殺害された、東電OLの事件を追い綴ったもの。
    彼女はエリートの顔を持ちながらも、娼婦という裏の顔も持っていた。
    何が彼女をそうさせたのか。
    そして、逮捕されたネパール人は無罪となった。
    それなら、真犯人は誰なのか。
    ノンフィクションとは思えない彼女の不可解な人生か衝撃的。
    ...続きを読む
  • 東日本大震災とコンビニ:便利さ(コンビニエンス)を問い直す
    東日本大震災発生によるコンビニ各社の被害状況と迅速な復旧過程をまとめた本。各社の対応内容はよく調査されているけれど、詳細な情報が文章で綴られているだけなので少しわかりづらい。ただ、東日本大震災においてコンビニがライフラインとして重要な役割を果たしたことは再認識できた。
  • 渋沢家三代
    初代栄一の幕末の攘夷の志士から将軍・慶喜の家来、大蔵省、民間実業家、実業界の大物という波瀾の生涯。2代篤二の重圧と放蕩、3代敬三の文化人としての歩み、単なる財閥家族でなく、身内(穂積、尾高家他)から文化人を輩出した一族の歴史を教えてくれました。それにしても、栄一と運命を分けた従兄弟の喜作、そして渋沢...続きを読む
  • 沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史 上
    沖縄の暴力団の歴史、奄美に対する差別、沖縄四天王といった財閥の成り立ち。沖縄のための各種特措。沖縄の戦後サイドストーリーのルポルタージュ。
  • 東電OL殺人事件
    興味を持って読み進めたんですけれども、なんというか著者の妄想というのか、とにかく被害女性への感情移入みたいなのが甚だしくて正直レポとしてはちょっと信用に置けぬものがあるなぁ、というのが実感でした。が、まあ、興味深く読めたところも多々あって、たとえば容疑者扱いされたネパール人に対する警察の取調べの様子...続きを読む
  • 東電OL殺人事件
    再読。
    事件15年目でやっと無罪判決が出た今年、再読しました。
    国家権力がこんな簡単に冤罪を作ること、渡辺さんの女としての生き方など感じることが多かったです。
    ただ、佐野さんの男性目線で書かれた部分(被害者に対しての感情的な描写)は気になりました。
  • 凡宰伝
    妙な本だった。
    著者のオナニーのようで、結局そう言えばいたあんな人のことを時間使って読んでしまったなーという。