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六〇年安保に火をつけた男の全生涯。
装甲車を乗り越えよ――。その男は国会前に群がった学生たちに咆哮すると、車の上から、警官隊にダイブした。全学連委員長・唐牛健太郎。六〇年安保はこの男の情念が火を付けた。
しかし、500万人の男を熱狂させた「政治の季節」は岸信介政権退陣とともに過ぎ去る。ともに闘った若者たちは社会に戻り、高度経済成長を享受した。
唐牛健太郎だけはヨットスクール経営、居酒屋店主、漁師と職を変え、日本中を漂流した。彼はなぜ、“何者か”になることを拒否したのか。ノンフィクション作家・佐野眞一が北は紋別、南は沖縄まで足を運んだ傑作評伝。
※この作品は過去に単行本版として配信されていた同名タイトル の文庫版となります。
Posted by ブクログ 2018年12月19日
途中で挫折してしまった。この頃の時代を生きた人には恐らく生々しい記憶を蘇らせるような内容なのであろうが、今を生きる自分にとって、この頃の日本が全く別の世界のようで、思想を持つ事が流行りだった、そういう文化だった、ということなのかもしれないが、たかだか数十年でここまで文化は変わるのかと思う。日本人は変...続きを読む
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