佐野眞一のレビュー一覧
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沖縄戦そして集団自決から続く沖縄の現在。戦争孤児の悲劇から援護法の欺瞞、沖縄保守本流であった翁長知事が何故辺野古移設に反対するのかまでを、個々人を浮き彫りにしながら語る。
日本人は沖縄の意思に対して意見を言えるのか?言える立場にあるのか?
野中、小渕亡き後(野中さんは生きてるか)、日本と沖縄をつなぐ...続きを読むPosted by ブクログ -
興味をそそられるタイトルに表紙の写真。しかも佐野眞一著となれば読まないわけにはいかないでしょう。
しかし、読み始めはちときつかった。
だって沖縄ヤクザの抗争なんてまったく興味がわかないんだもの。しかも読み始めたのはハワイの空の下。リゾートしながら読む題材ではないわね。能天気な観光客の知らない裏社会...続きを読むPosted by ブクログ -
石原慎太郎の実像に迫るノンフィクション作品です。
汽船会社で人びとの記憶に残る伝説を残した慎太郎の父・潔の生き様から、慎太郎・裕次郎兄弟の活躍、そして都知事になった石原を追い込んだ新銀行東京問題までを、緻密に追いかけています。
「私の関心は、……石原慎太郎という男それ自体の存在もさることながら、...続きを読むPosted by ブクログ -
震災から2年たって、首都圏は何事もなかったようになっているけど、今もまだ戦いがおわってない。現地の新聞社の記者のレポート。Posted by ブクログ
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調査のため、日本を歩き訪ねて、73年の生涯で16万キロ。
白地図の日本列島に彼の足跡を赤ペンキで塗ると真っ赤になる。
彼が巨人じゃないなら、もはや巨人は存在しない。Posted by ブクログ -
ようやく……ようやく読み終わった!
長かった。
非常にボリュームもあり、中身も濃く、読みごたえのあるルポ。
青い空・白い海の南国リゾート・沖縄なんかひとかけらも出てこない、
沖縄の闇の部分を深く知ることができる。
私がもつ陳腐な言葉ではこの本について何を言っても意味がない。
機会があれば腰を据えて、...続きを読むPosted by ブクログ -
単行本で読んでるので、ちゃんとしたレビューは全部読み終わった後に。
でも、上巻だけでも、報道だけでは絶対にわからない沖縄の黒い部分がよくわかる。
沖縄は単なる犠牲者じゃない、
犠牲者という枠組みの中に本土がはめ込んでいると教えてくれる一冊。Posted by ブクログ -
沖縄への旅行前から旅行中にかけて読み耽りました。
いまや人気の高いリゾート地ですが、沖縄戦線や基地問題の歴史等
について綿密な取材の元、まとめられています。
また、尖閣諸島にも触れており、沖縄について深く考えさせられました。Posted by ブクログ