みなもと太郎のレビュー一覧
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凶悪な政治家のアレで、志士が死ぬ。
吉田松陰の最後は、平田弘史先生も「笑って」たと書いてあるが、そんな感じ。
個人的には、その「風雲児たちをぜっさん(のルビが書かれる漢字は「過大評価」)している」呉智英先生の本書参照なあれは、『刑務所の中』でしか見たことないけど、その学生運動の人が獄中の同志へ...続きを読むPosted by ブクログ -
描く時間軸が前後しまくったり、説明キャラの作者が気付けば二人必要になっていたりとか、物凄い力業で描いているけど、これ仮にギャグ漫画がじゃくてそういうのを許さない構成だったとしたら収集つかなくなって長期休載とかになっていそうな気もする。
一編一編は面白いんだけど中身全部理解するには少なくとも10巻単位...続きを読むPosted by ブクログ -
江戸~幕末を描く40年近く続く大河歴史ギャグ漫画の幕末編31巻(通巻61巻目)。
今年(2018年)の大河ドラマ「西郷どん」も終わってしまったが、こちらはまだ生麦事件前です。
ロシア訪問使節団の樺太国境線交渉、島津久光の江戸滞在間の大獄の大赦令の話がメインです。
ラストで生麦事件勃発したところで次...続きを読むPosted by ブクログ -
横井小楠のかっこよさが爆裂。
慶喜もついについにという感じで。
なんでもっとうまく、みたいな事は考えてしまうけど、その場その場での良い判断みたいなものは、特にこういう場ではもっと長期なヴィジョン、思想がないと無意味どころか逆効果なんだなぁ。
返す返す久光なんかでなければ、というのを刷り込まれるみな...続きを読むPosted by ブクログ -
解体新書=ターヘルアナトミア=杉田玄白
という図式でしかなかったが,多くのノードができた。江戸時代の知識は薄いので魅力を感じなかったのだな。どの時代も面白い人がいるもんだ。前野良沢,中川淳庵,平賀源内,田沼意次,・・・。平賀源内がかなりの役割を果たしている。「平賀源内=エレキテル」という図式も変わっ...続きを読むPosted by ブクログ -
今巻での武市半平太と龍馬のやりとりがおそらく初期構想では一番の見せ場だったのでは、という感じもなきにしもあらずな。
日本でテロの嵐がそんなに目立たなくなって20年くらいだけど、まあ之が国民性だとは思わんが、やはりSNSで吐き出てる分、ガス抜きとしては大きいのかなぁ。
世間はでかくなったが世界は分断さ...続きを読むPosted by ブクログ -
本当に学校では教えてくれない内容をこまめにギャグ漫画として描きこんでいる。
寺田屋事件の経緯が書かれておりよっぽど教科書より勉強になる。
清河八郎一体、何者なんだ。。Posted by ブクログ -
学生時代から日本史は好きでしたが、もっぱら飛鳥時代と戦前の昭和。
ところがみなもと太郎の「風雲児たち」を読んでから、戦国時代も江戸時代もまあ興味深いことを知りました。
「風雲児たち」というのは、40年近く前に連載が始まったマンガなのですが、タイトルでわかるように、幕末に多く現れた風雲児たちを描くは...続きを読むPosted by ブクログ -
幕末大河ギャグ漫画の29巻目(通算59巻目)
本巻は薩摩の寺田屋騒動の巻になっています。
21巻の桜田門の変の巻に続いて、事件だけで1巻を使うという贅沢さとギャグがほとんどない巻となっています。
歴史的に無名な登場人物が多すぎて、漫画の顔と名前がすぐに一致しなくて困りましたが、そんな人物たちにもス...続きを読むPosted by ブクログ -
幕末大河ギャグ漫画の28巻目(通算58巻目)
本巻では久光の上京をメインにその時期の群像を描いています。
清河八郎の暗躍、シーボルトの再度の離日などのエピソードが満載です。
圧巻は大久保と岩倉の初対話シーンが今後の幕末維新での二人の関係を暗示していました。
次巻予告で寺田屋の惨劇があり、一巻通じて...続きを読むPosted by ブクログ -
大事件、が起きたわけではないけど、モリモリと歴史が動いている。
京都に居るし薩摩な友人もそれなりに居るけど、やはり薩摩は好きになれんなぁ。大久保利通はなんとなく好きだけど。まあ皆嫌いみたいだし。
超近視眼なその場そも場の場当たり的なメンツと自分の感情だけを優先して、結局自分の首を絞める、と言う幕府高...続きを読むPosted by ブクログ -
これだけ綿密に多くの登場人物の思惑を絡めながら歴史を描いているのに、それでも大まかに端折っているというから恐ろしいw
結果だけみたらバカバカしいようなことでも、それに至るまでには本当に色々な思惑が絡み合っている、そういう政治の難しさがわかる作品であります。Posted by ブクログ -
清川八郎と言えば西村雅彦、と言う程度に幕末の知識がないけれど、こんな重要というか、幕末がああも血なまぐさいことになってしまった一端、端緒だったんだなぁ。
ようやっと新撰組の声も聞こえてくるかも知れない、と言う段階かもしれないけど、ホント、何処まで描けるんだろう……。Posted by ブクログ -
今回は和宮親王降嫁とイギリス使節団、そして長井雅楽の航海遠略策の3本立て。
航海遠略策の扱い巡った孝明天皇から木戸孝允まで、具ぐぐっ、と動いてる感じ。しかし、降嫁時の岩倉具視の動きが凄まじいなぁ。あの誓書も爆弾になるとか、そしてそれを理解出来ない攘夷派とか、おもしろい。Posted by ブクログ -
幕末大河歴史ギャグマンガの26巻目(通算56巻目)。
今回は和宮降嫁がメインストーリーで進みます。
当然、時間軸が前巻までと重複したり、回想したり、余談で将来の話が出たりとうんちくが盛りだくさんでした。
ギャグは昭和や吉本ネタ以外には目立ったものはなかったので、面白いもののインパクトはありませんで...続きを読むPosted by ブクログ -
今回は和宮降嫁のお話です。天璋院篤姫の扱いは少なかったけど、和宮さんのことは結構詳しく描かれています。こんなに可哀想な人だったんだとはじめて知りました。岩倉具視が一時岩倉村に閉塞していたのは、知っていましたが、今までその理由がいまいちはっきりしなかったんやけど、少しずつわかってきたような気がします。...続きを読むPosted by ブクログ
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いやー、なかなか読み応えがありました。
こういうファンブックでありがちな登場人物紹介…まぁいずれも史実上の人物なのですが、作中での扱いと一般的な観られ方等も絡め紹介されたり、作者インタビューにおまけまんが、カラーイラスト紹介などもあったりバラエティ豊か。加えて単行本表紙を手がけられている工藤稜さんや...続きを読むPosted by ブクログ