みなもと太郎のレビュー一覧
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言わずと知れたみなもと太郎大先生の傑作「風雲児たち」。もともと幕末を描こうとしていながら、希望コミックスにして29冊を費やして幕末まできたところで連載が終わっていた(笑)名作の幕末編がついに登場。
相変わらずのギャグテイストで同時に幕末の歴史もわかるスグレモノです。幕末編は吉田松陰先生と江川太郎左...続きを読むPosted by ブクログ -
ついに、はじまった明治維新。
空回りに近い形で暴走し続ける吉田松陰にあぶり出されるように、閣議の中で藩閣の中に現れる改革派とか、いつも通りのギャグタッチなのにものすごく燃えるシチュエーションだった。
岩倉具視の暗躍やら井伊に突きつけられた窮地やら、いつも以上に次巻が気になる。Posted by ブクログ -
幕末編に入ってから読んでなかったけれど、世の中いつの間にか龍馬を始めとした幕末ブームに。歴史の流れやそれぞれの人物・物事の繋がりを知るにはいい本だと思う。ブームを機会に幕末を知りたい人には前シリーズの江戸編から読んで欲しい。Posted by ブクログ
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大人買いした『風雲児たち』何度も何度も読み返しています。
三国志は、どうにも読み進めない私でもこちらは同じ所で泣いて、感動して、心震えて熱くなります。
20年がかりで書きあげられたこの本を大人買い出来たことに感謝します。Posted by ブクログ -
帯に書かれた文がなるほど。
「志士たちがキャラとして動き、ギャグを演ずることで、年表からは伝わらない彼らの思いが浮かび上がる。堅苦しいイメージの吉田松陰もボケまくりながら突っ走り、私たちは哄笑とともに彼の一途さに胸打たれるのだ。 新しい力はいつも、整然とでなくドタバタと動き出す。周りの空気を読むだけ...続きを読むPosted by ブクログ -
16巻の表紙は金さんですね。とにかくどんなところにもギャグを入れなくては気がすまないのでしょうか、一コマも油断できません。(ちらっと空を飛んでた烏とかも・・)しかし、要所要所をしっかり押さえてあるので歴史漫画として読み応えのあるものになっています。Posted by ブクログ
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こんなにすごいマンガがあるだろうか。こんなにちゃんと歴史を描いたマンガがあるだろうか。ってくらいすごいマンガ。歴史上の人物が生き生きと書かれていて、しかもギャグマンガ。関ヶ原から始まってただいま幕末編を連載中。維新はどんな風に描かれるのか。本当に楽しみです。Posted by ブクログ
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いろんな風雲児たちが出てくる。その中で田沼意次の活躍が新鮮だった。松平の叛逆は日本の今の政治を見るかのよう。いつまで経っても狭い世界でしか政治家は動かないものだPosted by ブクログ
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歌舞伎の映画を見て読む。実はこの巻が元ではなく、連作の中で繋がっていることによんで気づく。
でもこの世界に引き込まれてきた。最初から読んでみよう
2021/08/01 再読Posted by ブクログ -
幕末大河ギャグマンガの34巻目(通算64巻目)
本巻では、流れがわかりにくくなったのか、天誅の残酷な話で筆が進まないのか、最初の数十ページを使って討幕の変遷を振り返ったりしています。
本編としては、文久二年8月の榎本釜次郎らのオランダ留学に始まり、12月のイギリス公邸焼き討ち事件直前までが描かれて...続きを読むPosted by ブクログ -
幕末大河ギャグマンガの33巻目(通算63巻目)。
物語は久二年で4月から9月の石部宿の惨劇までです。
しかしながら、31巻、32巻で8月の生麦事件とその周辺事情を描いていたので、生麦事件以外の物語としては30巻からの続きになります。
一回目は繋がりがよくわからなかったので、30巻をもう一度読み返し...続きを読むPosted by ブクログ -
井伊直弼は狼狽し、水戸家は震撼し、プチャーチンは自身と同じ古い人間としての川路聖謨と旧交を温め、そして福沢諭吉は井伊直弼の詭弁によって出島扱ひされた横浜で、「いんぐりっしゅ」と遭遇する。
欧州の言語なんてシンタックスなんだから別に。でも非オランダ圏での書物の蘭語への訳書がぽんぽん出るかっつうと、...続きを読むPosted by ブクログ -
江川太郎左衛門英龍 あっちをやりこっちをやり、かつ業務を成し遂げ黒船来航に伴ふアレで逃げた輩を何とかせんとして、倒れる。
諭吉 の半生がカオスな件が語られる。漆原さん(みなもと先生の母上の旧姓)てガチセレブのおねいさんだったんだーと感心しきり。Posted by ブクログ -
為 が「Tommy」に空耳し、その美少年tommyが、全米で大フィーヴァーをかます。
さらに、トミーの関係の人が一応杞憂に身をもみ、トミーと他は問題を興さず、トミーの口から御政道の批判が。
空耳アワーのレトリック、空耳のいろいろを、きちんとやってる作者のリテラシーに脱帽する。
寅衛門さんはあの...続きを読むPosted by ブクログ