加藤元浩のレビュー一覧

  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(40)

    二回読める

    複雑すぎず、トリックが安心して読める。
  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(1)

    探偵と助手という組み合わせは

    同じ作家だから当然のことではあるが前作Q.E.D.と雰囲気は似ている。しかし本作の方が「博物館」を舞台にしているだけにより一層バラエティ 変化にとんだストーリー構成が可能になっており、作者の着眼点に感心した。
    ヒーロー ヒロインの組み合わせは前作同様であるがよりコミカルになっているような気がする。...続きを読む
  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(3)

    実は犯罪でさえもなく

    推理物というのはやはりいくらかグロテスクな香りがした方が面白い。この巻の後半の話は一見グロテスクで怖そうな話だが、実は犯罪でさえもなく人情噺だったというところなど、大変に優れた作品だと思った。
    残念な点は、作中の「入館料がいります。」「驚異の部屋をご案内します。」という決め台詞があまり効果的でない...続きを読む
  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(2)

    内容はかなり本格的

    少年漫画風の絵柄ではあるが内容はかなり本格的である。
    トリックはやや無理筋のところもあり、読者側がこの作品を読みながら犯人を推理することはかなり困難である。しかしテンポよく解決に持ち込むので読んでいて爽快感がある。
    各話の最後につけられている「オチ 決め台詞」はどちらかといえばすべっているものの...続きを読む
  • Q.E.D.―証明終了―(2)

    アイデアに感心した。

    少年漫画風の絵柄であるが、話の内容はずいぶん本格的。
    推理物の常套手段である「外見で判断すると間違う。」を体現した漫画である。
    前半の話も犯人の予想が最後まで外れた。「司法解剖」などの手段を取られないためにも、山奥を広義の密室としたアイデアに感心した。
  • Q.E.D.―証明終了―(1)

    思いがけず本格推理漫画

    絵柄がずいぶん幼いので敬遠していたが、実際に読んでみると思いがけず本格推理漫画であった。 普通に考えられる論理的推理の後に、人間心理を突いた「もう一押し」があるのが魅力である。 主人公とヒロインの関係の進み方も興味をひく要素の一つである。
  • Q.E.D.―証明終了―(3)

    絵柄が少しだけど大人に

    謎解きトリック以外に家族の感情や気持ちを描いた後半の話が印象に残った。
    第三巻目になって絵柄が少しだけど大人になってきたような気がする。次巻以降の成長が楽しみである。
  • 月刊少年マガジン 2020年9月号 [2020年8月6日発売]

    月刊も初トライ

    紙から電子書籍を買うようになり、初めて月刊マガジンも購入してみました。
    途中から読みたい時に飛べないのが残念。
    目次のページからタイトルを触ると飛べるようになるとすごく読みやすくなる気がします。
  • Q.E.D.iff ―証明終了―(16)
    「時計塔」、「マドモアゼル・クルーゾー」収録。
    「時計塔」の会話から、年代が今年(2020年)に設定されてるみたいだけど、今までに明確な年が出てきた事ってあったっけ?もしかして初めて?
    想と可奈が高1だった時で2018年設定って事?
    それにしては作品初期の携帯とか1990年代っぽかったな。

    「マド...続きを読む
  • Q.E.D.iff ―証明終了―(16)
     16+50巻ゆえ基本構造は割愛。
     いつものように2話収録。
     ただ、今巻二つとも事件系。
     日常の謎寄りの話はお休み。

     時計塔のあるお店で過去何度も起こる謎の事件。
     クロックタワーであるがシザーマンは関係ない。
     なんとなく「魔弾の射手 :天久鷹生の事件カルテ」のQED的解釈という印象を受...続きを読む
  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(44)
     44巻なので基本構造は割愛。
     次巻完結という事だが、今巻完結でもおかしくないぐらい作品的に大きな事件が起こる。

     「C」「M」「B」の指輪を一人の人間が持つことを不満に思う研究者たちが・・・な話。
     正直、44巻になって今更!?と思わないでもないけれど、最終回用に取っておかれたネタなのでしょう...続きを読む
  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(1)

    やってることはQEDと同じ

    天然で天才なホームズと可愛いけど腕っぷしのあるワトソン
    キャラデザと推理事件の傾向が違うだけでやってることはQEDと何も変わらない
    とりあえずヒロインが可愛い
  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(2)

    犯罪者が増えてるぞ

    呪いの面で無実の罪を着せられるかもと勘違いしたおっさんがヒロインを人質に取るかのように彫刻刀を突きつけた
    警察の目の前で暴行未遂です本当にありがとうございました
  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(44)
    ついにC.M.B.の指輪がこの世から……。

    理事会がお粗末すぎてアカンよーー、と思ったけど、見立ての流れ自体は良かった。
    てかあのオバサンはどうなった……。

    そういやCMBの正体ってまだ言ってなかったんだっけ?
    三賢者、と言う段階でEva世代ならすぐわかるけど。

    次号完結カー。
  • Q.E.D.iff ―証明終了―(16)
    久々に出てきた「確信犯」な恐ーいおばあさんが恐かった。

    ひまーーーって燈馬くんの部屋でぐるぐるしてる可奈ちゃんがかわいかった。

    優秀な警部さんも良いキャラで良いですね。
    準レギュになるかな
  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(43)
     43巻故、基本構造は割愛。
    ☆気の合わないヤツ
     イラクのクルド人自治区を舞台に、彼ら独特の習慣をテーマに亡命な話。
     ミステリであり、命の危険もある話ではあるが、犯罪という意味では悪人のいない話なんだなと。
     強要も殺人も、文化であり習慣なわけで、悪意は無いわけで、彼らから見れば、習慣を守らない...続きを読む
  • Q.E.D.iff ―証明終了―(15)
     15(+50)巻なので基本構造は割愛。
    ☆その世界
     遺産相続殺人モノ。
     ハウダニットより、構造で喜ばせてくれるタイプのミステリ。
     テーマはユークリッド幾何学。
    ☆人がまだ見ることができない
     以前にもあった、ちょいと未来の話。
     ヒロインが弁護士になっていて、システムエンジニアの主人公と謎を...続きを読む
  • Q.E.D.iff ―証明終了―(15)

    相変わらずおもしろい

    難しい話や訳わかんない未来のことを書いていてそういうものの世の中になるかもって思える回です
  • Q.E.D.iff ―証明終了―(15)
    別の宇宙燈馬くんと可奈ちゃん再び。
    AIの意識問題の取り扱いとしてはなかなか面白い着地で。
    哲学的な議論をすっ飛ばしたのも良い感じ。

    ユークリッドの5公理のほうは、ンナ無茶な感のあるトリックで良い感じ。
  • Q.E.D.iff ―証明終了―(14)
    「1億円と旅する男」、「メモリ」収録。

    「1億円と旅する男」の結末のどんでん返しと狂気的執念が面白かった。