何となく気になった『メダリスト』(つるまいかだ)の2巻。
この巻では私にとってなかなか興味深いテーマが詰まってて、
読み終えた後、「ほーっ……」という息を吐いてました。
以下その内容4点です。
❶ 親の2人目の子供に対する視点
今回は主人公の姉は「何でもバランス良くこなすタイプ」。対して妹で
...続きを読むある主人公は「一点特化タイプ」。
その特化した部分をなかなか見つける事ができずにいたお母さんが「周りの声」を聞いて「この子はこういう子なのだ。いろんな事に自信がないのだ。」と判断してしまっていたのが、
今回の場合フィギュアスケートで大会出場及び優勝という形を目の当たりにした時、
「あの子の事、全然知らなかった。出来ないって言い続けてきたのは子の為なんかじゃなく、自分が傷つくのが怖かったからだった」という答えに至る。
【周りの声より、その子の声】という事の大事さがすごくわかるシーンだったし、
親の複雑だけど嬉しい気持ちってこんな感じなんだなぁとしみじみ思ってました。
❷自身もやってるからこそわかる難易度
何の知識も経験もなく、1つのイベントを見ても「何かすごい」だけで終わるけど……
自分でやってると「クオリティの高い技術がどれだけ難易度の高いものなのか」が見えたりする。(今回のお話の場合、【光ちゃんの演技を見た主人公と同じクラブの子達の反応】でした。)
だから「何でもやって、新しい視点になる」っていう事は重要だし楽しいんだろうな。
いろんな事に対して深い所で「なぁにあれぇーーーーーーーーーー!!!」ってなりたいわ。
❸ 人生2巡目
真剣に人生を送っている人にこそハッキリ現れるこの境目。
選手からコーチとしての人生を送る司先生見てるとそう思っちゃいます。
私にゃそれが曖昧だから「すっごいなぁ…」ってめちゃくちゃ思っちゃう。
反省だわ……。
❹自信とは??
この巻の中で1番心に響いた言葉が↓↓
「自信は人に貰うものじゃない。俺が…何度も俺自身を信用しないと。何でもかんでも武器だ強みだと思い込め。勝利への糧に変えていけ」
私自身が何かの勝負をしているわけではないのですが……
「仕事に対する姿勢においてもこれは言える事だよね」と思いました。
誰かに許可もらって自信をつけるんじゃないのよ。
「自分でこうなんだ!」って思わな意味ないのよ。
……………と1人熱くなっていたのでした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
……とまぁこんな感じでした。
今もなお「ほーー……」ってなってるわ。