結城浩のレビュー一覧
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プログラミングの入門書を多数執筆されている著者による,数学の文章を書くときに気をつけることをまとめた本.
著者のいいたいことはただひとつ
「読者のことを考える」
これは数学に限らずHPでも説明書でもパワーポイントでも,ほとんどすべての書き事にとってもっとも大切なことだと,改めて思いました.
粒...続きを読むPosted by ブクログ -
「読者のことを考える」とは、よく言われるが、どのように考えればよいのかが具体的に書かれている。
変数の説明や数式混じりの文章の書き方について、細かに丁寧に述べられている。『理科系の作文技術』は定番だが、「数学的な文章の書き方」にまでは踏み入っていなかったはず。合わせて読むのが良いと思う。
理系なら...続きを読むPosted by ブクログ -
テクニカルライティングに必要とされることが網羅され、しかも簡潔にして、読みやすい。例はタイトル通り数学の問題が多いのだが、下手な例文より、よっぽどわかりやすいです。
テクニカルライティングの本は読んでて面白いものは殆ど無いのですが、これはテクニカルライティングの本として、テクニカルライティングに興味...続きを読むPosted by ブクログ -
数学文章とあるが、論文にも適用できる文章術。内容自身も簡潔に書かれており、文章の良い例悪い例と比較して、大変わかりやすく書かれていた。卒論生などには特にお勧め。Posted by ブクログ
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本書はわかりやすい文章書く方法がかいてあります。特に数式を含んでいる場合に視点が置かれています。
けれども、文章書く人々に役に立つと思います。それだけでなく、誰かに伝えたいことがある人に読んで欲しい一冊です。
本書は一貫して、「読者のことを考える」ことを伝えています。どんなときでも読者のことを考え...続きを読むPosted by ブクログ -
Javaで読んだ二冊目.
何に使えるのか,何故使うのかを中心に語られていて,
必要性が分かりやすいです.
プログラムでいきなり知識を広範に広げようとすると,
実際に使えるようになるまで時間が掛かることもあるので,
上巻セットで買って試されると良いかもしれません.Posted by ブクログ -
あみだくじを使った平易な例からガロアの第一論文まで、徐々に難しくなっていくから、何となくわかったような気にさせてくれる。前々からガロア理論のことは知りたかったので、このレベルで書いてくれるのは嬉しい。
やっぱりガロアの人生は壮絶すぎる。20歳で、人生の半ばでその生涯を終えた天才。本当に心打たれる。...続きを読むPosted by ブクログ -
"5次方程式の解の公式は存在しない。そしてその事実は、角の3等分の作図不可能性ととても似ている。" "角の3等分について考えるのは、そもそも<作図とは何か>を明確にする必要がある。ここでいう作図は<定規とコンパスのみを有限回実行する作図(=有理数から加減乗除と開平を有限回実行する作図:引用者加筆)>...続きを読むPosted by ブクログ
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「さっきの乱数表の話。<乱数表の数字を一つ書き換えても乱数表か?>」「うん?・・・別解?」「こういう答えはどう?<そもそも、乱数表というものは存在しない>」「ほう」「あるいはまた・・・<乱数表かどうか>という二者択一の問いがまちがっているのかも。<どの程度の乱数表か>というランダムさの度合いを評価す...続きを読むPosted by ブクログ
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数学に対する心構えを教えてくれる本です。
後半の9,10章はアルゴリズム系で手を出していないですが、その前章の行列や固有値、固有ベクトルの考えた方は、すごく基本的なことですが、
対話形式で話している分、話の内容にも、のめり込めました。
この本は買います。
確実に乱択アルゴリズムは勉強しておいた方が...続きを読むPosted by ブクログ -
数学ガールもやっと3巻まで読めたァ(^-^)
今回の定理も難しかったけど、みんなと一緒に理解できたのでちょっとは分かったかな?
4巻も楽しみです(*^。^*)Posted by ブクログ -
面白い!数学が好きな人、苦手な人、楽しく感じるけどあまり得意って訳じゃない人…どんな人でも楽しめる逸品。数字の奥深さを体感出来る。出来れば小学生の頃に出会いたかった。Posted by ブクログ
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冬休み、予定以上に本が読めてる(^^)
相変わらず読みやすいです。
数学は、こうせつめいするっていうヒントをもらっています。こういう「ライトな理工学書」は大好きですね。Posted by ブクログ -
最終的に乱択アルゴリズムを理解するために必要な知識を学生の対話形式にてわかり易く解説しています。
450ページくらいありますが、物語風で書かれていることもあり、思ったほどのボリュームは感じずに一通り読むことが出来ました。
(もっとも、出てくる数式を一つ一つ自分で手書きで書き起こして検証しようと思った...続きを読むPosted by ブクログ -
暗号について簡単に網羅している本。
結城さんの本らしく、読者のためにわかりやすい言い換えなどが散りばめられてた。夏の短期講座で学んだ暗号の補足にぴったりでした。Posted by ブクログ -
シリーズ五作目。方程式が代数的に解けるための必要十分条件を見出したガロアの理論を,ガロアの第一論文に沿って見ていく。といっても本書の大部分は体の拡大とか群論といった準備に充てられている。
理系の大学に行っても,数学をしっかりやらないとガロア理論なんてかすりもしないけど(自分がそうだった),そこに...続きを読むPosted by ブクログ -
ミルカさんのクーデレっぷりを堪能する巻。
じっくり考えると、書いている内容はわかる(最後のヒルベルト計画とか肝心のゲーデルの不完全性定理は端折りすぎてわからんが)のだが、本当にこれでいいのか?と疑問に思う。
数学も高度になると国語になってくるからむずいorz
ちゃんと理解するには原作を読むべきか。Posted by ブクログ