結城浩のレビュー一覧

  • 数学ガールの秘密ノート/複素数の広がり
     数学ガール秘密ノートで自分にとっての最後の1冊を読み終わりました。今回は「複素数の広がり」という副題となっています。複素数は高校の数学で習いましたが、「2乗すると-1になる」というそれまでなかった概念が導入されたということは理解していたと思うのですが、それで何が便利になるのか、どういったことに使わ...続きを読む
  • 数学ガールの秘密ノート/ビットとバイナリー
     0,1のビットはせいぜいコンピューターが処理するときに使う基本的な仕組みという程度の話で、一体どんな物語をかけるのかなと思いながら読み始めました。

     まずわかりやすい例としてスキャンとプリントの話が出てきて、「F」という文字をスキャンするとき、プリントするとき、ビットのデータを使って行ったり、あ...続きを読む
  • 数学ガールの秘密ノート/確率の冒険
     数学ガールの秘密ノート場合の数の本と並行して読み進めて、確率の冒険も読み終わりました。コインを投げて表・裏のどちらが出るか?というシンプルな試行についてよくよく考えると確率の難しさと面白さがわかってきます。あまり深く考えずにいるときの確率と、「全体は何か」をしっかり把握した状態での確率は全く違うも...続きを読む
  • 数学ガールの秘密ノート/場合の数
     場合の数の難しさは今、求めようとする場合の数がどういう条件下において求める必要があるのか、どういう制限が隠れているのか、洗い出すことの困難さにあると思います。今回の数学ガールではテトラちゃんが数人集まった人達が、握手をするときに何パターンあるのかという不思議な問題について考えていた時に、単に握手す...続きを読む
  • 数学ガールの秘密ノート/やさしい統計
     平均、偏差値という言葉について、日本人の多くはその数値が持つ意味を理解していると思います。特に平均についてはその意味は正確に理解しているはずです。一方偏差値については教育の現場で使われていたし、自分のテストに対して「国語のテストの偏差値は60でした。数学のテストの偏差値は65でした。」といったよう...続きを読む
  • 数学ガール/乱択アルゴリズム
    数学ガール4作目。難しいことを簡単に説明しようしてくれています。この本では基本的な部分がくわしく説明があります。最終章の「乱択アルゴリズム」の解説や評価までとても、丁寧に説明されており、実際にステップ数を計算しているので、アルゴリズムのオーダーなどについて理解できるでしょう。数式意味していることをイ...続きを読む
  • Java言語プログラミングレッスン 第3版(上) Java言語を始めよう
    Javaを基礎から学びたい人向け。書いていくと基礎が覚えられる。巻末付録にAppletの解説があるがブラウザ側のサポートが軒並み終了していて時間の流れを感じた。
  • 数学ガールの秘密ノート/積分を見つめて
     前に読んだ数学ガールのニュートン力学の最終章で積分が出てきてわからなくなったため、こちらの数学ガールの秘密ノート積分を見つめて、で積分を先に学ぼうと思い読み始めました。

     自分は高校生のとき微分だけを中途半端に学び、積分は全く学ばなかったので、微分と積分は互いに逆の関係が成り立つ、という程度の知...続きを読む
  • 数学ガールの物理ノート/ニュートン力学
    数学ガールのニュートン力学という中二心をくすぐる数学と物理の組み合わせにとても期待して読みました。

    この本ではユーリと僕が「ボールを投げるとなぜ放物線になるのか」という疑問から、投げたボールは水平方向には等速直線運動、垂直方向には投下速度直線運動をしていることを式で表していく。

    ただ、なぜ投げた...続きを読む
  • 数学ガールの物理ノート/ニュートン力学
    ニュートン力学の基本から、運動方程式と積分を使った速度や位置の導出、万有引力の法則など、高校で習う力学の基本的な部分を非常に丁寧に説明しています。

    特に、力学的エネルギー保存則は、私にとって初めてきちんと理解できたように思っています。

    また、登場人物のセリフの中で最も印象的なのは「物理では、数や...続きを読む
  • 数学文章作法 基礎編
    具体的な例が多くすぐに読める.

    第1章 読者:読者の知識・意欲・目的をよく考える
    第2章 基本:形式(構造,語句など)を意識,文を短く
    第3章 順序と階層:ここまで読んで読者は何を知っているか(順序),期待通りの場所に書く(階層)
    第4章 数式と命題:(第3章までを踏まえて)数式を使った文章の悪い...続きを読む
  • 数学文章作法 推敲編
    第1章 読者の迷い:一本道の文章の流れを作る
    第2章 推敲の基本:読者として読み返す,ずれを探して直す作業を繰り返す
    第3章 語句:意味が明確に一つに定まる語句を選ぶ
    第4章 文の推敲:文を短く明確にする
    第5章 文章全体のバランス:分量と品質のバランスを整える
    第6章 レビュー:レビューの流れや注...続きを読む
  • 数学ガールの物理ノート/ニュートン力学
    力学の基本を本質から捉えられる本。高校物理で公式自体は多くの人が暗記してそれなりに問題を解くこともできる単元だが、意外ときちんと理解できていない所はあるのではないか。
    そういう僕も高校時代は意味をよく理解せずに多くの公式を使っていたが、この本を読めば力学の基礎の部分について理解しているか確認できるし...続きを読む
  • 数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話
    数学や、そもそも勉強自体に苦手意識を持つ子って、ノナちゃんみたいな子がけっこういるのかも。
    もちろん色んなパターンの子がいるんだろうけど、一部の子はこういうところで引っかかるのかあ、と非常に参考になった。
    それはノナちゃんみたいな子が頭悪いとかではなく、考え方や視点が違ったり、立ち止まって考えること...続きを読む
  • 再発見の発想法
    エンジニアが使う用語の説明から「日常生活に置き換えるとどういうことか」という流れで終わる短い項で構成されている本。スラスラと読めるので、そもそもエンジニアが使う用語の意味を知らなかったり、理解が浅い場合に日常生活でのケースに置き換えて説明されているのでわかりやすい。おすすめ。
  • 再発見の発想法
    システム開発やソフトウェア開発に関わる用語・考え方を身近な事例に当てはめて考える本。

    移動中やリラックスタイムの読み物としてとても良かった。

    出てくる用語の意味を元々知っている人にとっても、こういう考え方もできるな、という気づきが1-2個あるのではないかと思う。
  • 再発見の発想法
    著者のメルマガにたまに添付されている文章で、いつも楽しく読んでおり、書籍版を買ってみた。

    私の仕事が情報システムの設計・構築であり、この本でテーマになっている用語は8割方知っていて、仕事の中でも日常的に使う言葉である。

    用語の意味は知っていることもあり、「日常生活と○○」(○○はテーマとなる用語...続きを読む
  • Java言語プログラミングレッスン 第3版(下) オブジェクト指向を始めよう
    javaについて何も知らない状態で、とりあえずこの本を読むように大学の教授に勧められて手に取ったが、プログラミングって意外と簡単なのでは?と思わせてくれた一冊。

    説明は非常に丁寧で、プログラミング特有の小難しい概念もたとえばなしを用いてうまく説明されている。
  • 数学文章作法 基礎編
    文章を書くたびに読み直したい本。
    形式や、例題、箇条書きなどを見直す時の観点で、迷うことがなくなりそう。
  • 暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス
    現代コンピュータで使われている暗号技術について網羅的に、また入門としては十分な粒度で知ることができた。
    個人的には公開鍵暗号や共通鍵暗号など重要かつ概要は知っているけど詳細がよくわかっていなかった技術について、アルゴリズムレベルで理解できたことはよかった。
    解説が非常に丁寧で読みやすいので、した知識...続きを読む