円居挽のレビュー一覧

  • 誰が死んでも同じこと
    ミステリー

    巨大グループ企業で起きた後継者連続殺人事件を、警察庁若手敏腕刑事と企業の美人社員が追う。その動機が個性的。
    凄惨な事件だが、二人の会話がテンポ良く、解決後お付き合いしたりしないかな、発展を期待したりする。
  • カイジ ファイナルゲーム 小説版
    大好きな「カイジ」映画版ファイナルゲームのノベライズです。

    活字のみで「カイジ」を味わったのは初めてでしたが、ある意味で活字の方がいろいろ想像出来て楽しいかも。

    毎度パターンは同じですが、それでもやっぱり楽しめる。

    ヒーローなのか、単なるクズなのか。

    命をかけたギャンブルで「カイジ」が得たも...続きを読む
  • その絆は対角線
    特に気が合うわけでもなく、通う学校も違うのに何となく同じカルチャーセンターでの交流を続ける女子中学生4人組。という設定は今の時代にはかなり無理があると思う。彼女たちの話題や行動力、周りの大人の対応も然り。
    だけど単なる青春コージーミステリーじゃなく、彼女たちをかなりシビアな状況に追い込み、かつ安易な...続きを読む
  • キングレオの冒険
    京都に本社をかまえる日本探偵公社。公社の探偵は公的に警察と連携し、犯罪捜査を行う。
    数いる探偵の中、断トツの才能をみせる美丈夫、天親獅子丸、通称・キングレオ。
    獅子丸の助手は従兄弟でもある、大河。
    大河は公社の広報活動を担う、脚本室で探偵の活躍を脚色してメディアに供給していたが、作家への夢も諦めきれ...続きを読む
  • 日曜は憧れの国
     カルチャーセンターを舞台として,性格も学校も違う暮志田千鶴,先崎桃,神原真紀,三方公子つという4人の女子中学生がちょっとした謎に遭遇する日常の謎系ミステリ。謎ときだけでなく,4人の少女がうちに秘める悩みなども描かれる青春ミステリとなっている。
     まずは5つの短編の内容を見て,全体を総括したい。
    ...続きを読む
  • 河原町ルヴォワール
    シリーズ最終作。
    衝撃の冒頭から始まり、何か違和感を含んだ中盤とどんでん返しの連続である後半という変化に富んだ構成でしたが、前作を読んでから時間が空きすぎて上手く世界観についていけなかった。
    もう一度一気読みしてみれば印象が変わるかも。
  • 京都なぞとき四季報 町を歩いて不思議なバーへ
    普通の人には解けない謎を解決する幻のバーが京大の中にあるという設定は面白い。
    だけど、青河さんとの恋の行方は中途半端だし、もっと活躍しそうなキャラクターである灰原さんの扱いも中途半端なので、何かと不完全燃焼です。
    シリーズ化を前提とした前振りなのでしょうが、それなら次作への期待感を煽る結末にして欲し...続きを読む
  • 丸太町ルヴォワール
    架空の私的法廷・双龍会を舞台にした法廷ミステリ。詭弁、捏造、騙し合い、その合間に伏線とロジック。解決を楽しみにするのではなく、それらが織りなす丁々発止の舞台を、傍聴席から眺めるのが醍醐味です。ただ、ラノベ文法に慣れてないと読み通すのは少々骨かも。
  • 京都なぞとき四季報 町を歩いて不思議なバーへ
    京都大学の中に時々現れるバーでカクテルを飲むと、
    なぜか頭の回転がよくなってミステリーが解けてしまう、
    という話だった。
    バーの人の正体こそが一番のミステリーで、それが最後に分かるのも面白い。
  • 烏丸ルヴォワール
    「ルヴォワール」シリーズ第2弾。

    「双龍会」にかけられることから免除されるという『黄母衣内記』(きぼろないき)を所有する綾織耕作(あやおり・こうさく)が死去し、『黄母衣内記』は娘の綾織繰子(あやおり・くりこ)に相続されることになります。繰子を引き取ることになった耕作の弟の綾織文郎(あやおり・ふみろ...続きを読む
  • 語り屋カタリの推理講戯
    ○ 総合評価  ★★★☆☆
    〇 サプライズ ★★★☆☆
    〇 熱中度   ★★★☆☆
    〇 インパクト ★★★☆☆
    〇 キャラクター★★★☆☆
    〇 読後感   ★★★☆☆

     いわゆるデスゲームを描いた小説。設定についての説明がなく,いきなりゲーム真っ最中というところから始まるので,何かのシリーズの1作...続きを読む
  • 語り屋カタリの推理講戯
    レクチャーミステリという触れ込みだったのでちょっと退屈な内容かもしれないと思っていたんだが想像より面白かった。それに「フーダニット」「ハウダニット」「ワイダニット」だけでなく「ウェアダニット」「ウェンダニット」「ワットダニット」を作中で謎と共にそれを解決させる方法を語ったところはミステリ初心者以外で...続きを読む
  • シャーロック・ノート―学園裁判と密室の謎―(新潮文庫nex)
    この作者の別作品のキングレオの世界観と繋がっており、その探偵の卵たちを養成する鷹司高校が主な舞台。とはいっても今回の話は第一章以外は過去の話と学園外が舞台なので、本格的な学園物は次回に持ち越しかな?でも第一章の謎解きは中々に良かった。主人公の活躍に今後も期待大。
  • シャーロック・ノートII―試験と古典と探偵殺し―(新潮文庫nex)
    第1弾より面白くなってきたけど、推理の根拠が前後の流れから分かりにくく、ミステリーとしてのおもしろさに欠けるかな。
  • 語り屋カタリの推理講戯
    【収録作品】フーダニット・クインテット/ハウダニット・プリンシプル/ワイダニット・カルテット/ウェアダニット・マリオネット/ウェンダニット・レクイエム/ワットダニット・デッドエンド
  • 京都なぞとき四季報 町を歩いて不思議なバーへ
    入学した大学には、謎と言う代金を持っていないと
    辿り着けないバーがある。

    連続短編で、謎を持ってバーに行くので
    カクテルが出てくるわ、作り方が題の下にあるわ。
    お酒好きな人は、そこも楽しいやもしれません?

    女の子に片思いをして、彼女の入ったサークルへ。
    よくある行動力ですが、先に入学していた
    ...続きを読む
  • 丸太町ルヴォワール
    「ルヴォワール」シリーズ第1弾。

    三年前に起こった一つの事件をめぐって、京都でひそかに開催された私的裁判「双龍会」での論戦と駆け引きを中心とする物語です。

    城坂論語(しろさか・ろんご)という少年に、祖父の城坂慈恩(しろさか・じおん)を殺害したのではないかという嫌疑がかけられます。その日、論語は屋...続きを読む
  • 今出川ルヴォワール
    ○ 総合評価  ★★★☆☆
    〇 サプライズ ★★☆☆☆
    〇 熱中度   ★★★★☆
    〇 インパクト ★★☆☆☆
    〇 キャラクター★★★★☆
    〇 読後感   ★★☆☆☆

     「ルヴォワール」シリーズの第3弾。この作品では,御堂龍也の大怨寺に対する復讐が描かれる。大きく分けて,御堂達也が殺人の容疑で双龍...続きを読む
  • 語り屋カタリの推理講戯
    謎を解き、6個の鍵を満たした者は願いがかなえられる。
    そんなゲームに挑戦している少女の話。

    プレイヤーはそこに隠された謎を解いていく、という
    巨大謎解きゲーム、みたいなものでしょうか?
    お金を集めて、知人の男の子を救いたい、という
    高尚な願いを持った少女が頑張っています。
    次の話では、どうしてそこ...続きを読む
  • 日曜は憧れの国
    中学生がひょんなことからカルチャースクールで知り合い、互いに刺激を受けながら成長するという内容ですが、自分が中学生の頃にはこんなに深く物事を考えていなかった気がする。
    でも、大人になって改めて純粋に何かを学びに行くというカルチャースクールに魅力を感じます、
    一度行ってみようかな。