円居挽のレビュー一覧

  • 河原町ルヴォワール
    こんなSL大技は中々楽しいが..ネタとしては古っぽい。逆転裁判部分は爽快だった。二人最後のイチャイチャも痛いほど甘い!
  • 丸太町ルヴォワール
    いかにも「京大生」によるミステリーという印象。

    一言で言うと、「賢しら」で「自信過剰」で
    頭が良さなら誰にも負けないと思っている
    こましゃくれたガキっぽさが漂う本。

    ミステリーというのはフェアネスという土台があって
    はじめて成り立つものだけど
    この本で展開されているのは、
    いかに上手い屁理屈を捏...続きを読む
  • 丸太町ルヴォワール
    構成上仕方ないのは分かるけど、誰が喋ってるのかを一瞬考えないといけなくて、そのあたりのほんのわずかな負荷が、すいすい読む楽しみを阻害してる。
    ただ、面白いのは面白かった。
    あと、解説が解説として機能していると珍しくはっきりと感じた。
    151120
  • 丸太町ルヴォワール
    ミステリ?なのか。ただの嘘つき合戦のような推理。
    互いの矛盾をつくような展開が面白い。果たしてその真意は。
  • 烏丸ルヴォワール
    法律の枠外に双龍会という私的裁判が千年も続いているという設定は、京都以外に成立するべくもない。
    万城目氏や森見氏とラップする世界観は、各龍師の複雑な出自も相まって、シリーズの発展に期待を持たせます。
  • 烏丸ルヴォワール
    立体的。むしろ四次元的?油断するとパンチが飛んでくるんだもの。議論の応酬という感じは前作の方がよりあった。
  • シャーロック・ノート―学園裁判と密室の謎―(新潮文庫nex)
    政府による公式な探偵省庁、その下部組織となる探偵養成学校という設定が面白い。話は、3章から構成されていて、各章毎に別の顔を見せるので、いくつものタイプを楽しめる。この本は物語のつかみの部分と言う感じなので、題材の割にさらっとしている。これから明かされていくであろう謎が謎のまま散りばめられているところ...続きを読む
  • シャーロック・ノート―学園裁判と密室の謎―(新潮文庫nex)
    【収録作品】プロローグ/第一章 学園裁判と名探偵/第二章 暗号と名探偵/第三章 密室と名探偵/エピローグ
  • シャーロック・ノート―学園裁判と密室の謎―(新潮文庫nex)
    探偵を養成する高校、そこに集まるクセのある生徒たち、交わされる舌戦。これは面白いシリーズになりそうです。
  • シャーロック・ノート―学園裁判と密室の謎―(新潮文庫nex)
    この人の作品は初めて読んだけど、文章のテンポがよく、一気に読めた。シャーロックってのが今のところあまり関連を見出せないんだけど、謎はまだ残っているのでシリーズ化するなら続きを読みたいと思った一冊。主人公の性格とかが好みなのは間違いない。
  • 丸太町ルヴォワール
    後半の情勢が目まぐるしく入れ替わるのがすごく面白かったがその分読むのに疲れる。
    京都が舞台ってことで手に取ってみたけどやっぱり知ってる地名がでるのはいいなぁ。京都舞台の小説は数多いが愛知県舞台なのはやっぱり少ない
  • 今出川ルヴォワール
    心根までミステリー脳に染まり切っていない、あえて「一般人」と呼ぶが、その種の読者(私も含め)にとって本書は我孫子武丸による「あとがき」までが今出川ルヴォワールである。
    前作の書評で私は「極めて現実的なミステリーを望んでいたが中身はファンタジーであった」と書いたのだが、それこそ円居挽の術中に嵌まってし...続きを読む
  • 今出川ルヴォワール
    「さて、繊維が発見されるという前提でお話ししますが…」
    「発見されなかったら無駄骨になるが」
    「されますよ。そうでなければ面白くありませんから」
    「面白いから繊維が出てくる? ナンセンスだ」
    「面白くなければ双龍会じゃありませんよ」

    「実際、今日の夕食にはやや塩分が足りないですけどね。撫子さん、貴...続きを読む
  • 烏丸ルヴォワール
    ルヴォワールシリーズ二作目。
    前作からのお馴染み面子、論語、達也、撫子ちゃん対なんと今回は流だと…?

    いつ仕掛けられてくるかわからないどんでん返し。油断ならねえ。

    達也の過去が早く知りたい。
    というか達也、そうなの?やっぱりそうなの?

    双龍会から、黄昏卿、越天学園まで拡がりを魅せるシリーズだけ...続きを読む
  • 烏丸ルヴォワール
    天才や超人ではない烏有と流が口にすることは、2人と同じように上ばかり見てため息をついている私には共感できるものが多々あった。
    これから自分がどんな人間になるのか、また明日考えようと思う。
  • 烏丸ルヴォワール
    当たり前のことを大仰な言い回しで盛り上げるのは前作と同じだが、こちらが慣れたか作者が上手くなったのか、随分と楽しめた。人物像が固まってきて、叙述トリック…トリックというほどではなく、派手な叙述演出を落ち着いてキャラで読み分けられるようになったからだろうか。そうか、達也は流にそういう気持ちか、という青...続きを読む
  • 烏丸ルヴォワール
    「ねえ、うゆうさんはどんな子供だったの?」
    「明日起きたら大人になってたらいいって毎日思ってた」
    「いつまで?」
    「もう忘れたよ…けど今は毎日こう思ってる。大人になるのはまた明日ってな」

    「あなた、本当に霊長目ヒト科ヒト属?」
    「ホモ・サピエンスだよ!」
    「だったら想像なさい。それが人間だけに許さ...続きを読む
  • 彼女。
    好きだったやつだけ感想

    『恋澤姉妹/青崎有吾』
    唯一現代百合じゃない。何となくスチームパンクっぽいというかデカダンぽい印象。武器が靴べらって???

    『九百十七円は高すぎる/乾くるみ』
    ひたすら算数。先輩に対する思慕と友人に対する恋情が女子高百合っぽい。「先輩に飼われたい」って言ってる女子高生、な...続きを読む
  • シャーロック・ノート―学園裁判と密室の謎―(新潮文庫nex)
    探偵を養成する高校。事情があって進学した主人公は学生生活に馴染めずにいたが、毎年新入生と在校生が対抗して行われる学園裁判に参加することになる。
    面白かった。けど、みんな事情あり過ぎでは…。犯罪被害者か探偵の身内じゃないとこの学校来れないのかな?ぐらいに事情盛り盛りなのが少し気になった。
  • 京都なぞとき四季報 町を歩いて不思議なバーへ
    なかなかおもしろかったです☆
    でも後半の2つのお話は、確率…とかちょっとわたしには難しい。人体消失なんかのお話はワクワクしたし、突然現れる学内の幻のバー「三号館」も魅力的!と思ったのに。
    京都の四季を鮮やかに描写していてそこも良かったです☆
    結局、三号館はなんだったのか…幻か、で終わると思ったら現実...続きを読む