ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
京都に伝わる稀覯本(きこうぼん)『黄母衣内記(きぼろないき)』。その所有者が謎の死を遂げた。事故か他殺か。そして継承を巡り兄弟争いが勃発。私的裁判・双龍会(そうりゅうえ)が開かれることに。その準備の中、瓶賀流(みかがみつる)は伝説の龍師「ささめきの山月(さんげつ)」から、一人の少女と行動を共にすることを依頼される。だがそれは仲間達との敵対を意味していた。(講談社文庫)
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
どうしてもこういうものの性として、1作目の特別な輝きと比べるとくすんでしまうものの、それでも負けず劣らず様々な企みが施された作品。徐々に龍樹以外の存在も明らかになり、ますます先が楽しみになる一作。
天才肌の登場人物たちの中で、唯一〝人間臭い〟キャラクター流(みつる)。このシリーズは論語、達也、撫子らそれぞれがみな主役の青春群像劇でもあるのだが、個人的にはこれから先「流」がどのように成長してゆくのかが楽しみでならない。おそらく読み手の多くも、(とりわけ双龍会の場面では)「流」のいかにも〝人間臭い...続きを読む〟視点からドラマを眺めているのではないだろうか。その意味で、重要な狂言回しの役割を担っているのがこの「流」なのである。 シリーズ第二弾であるこの『烏丸ルヴォワール』では、「流」がその人間臭さゆえ敵方の陰謀に翻弄されることになる。伝説の龍師「ささめきの山月」、「流」同様コンプレックスを抱えたまま姿を消していた「烏有」ら新たなキャラクターも登場。双龍会における容赦ない騙し合いのスリリングさは相変らず、息を詰めて読み切ってしまった。 今後「ささめきの山月」はどのようなかたちでストーリーに絡んでくるのか? はたして「黄昏卿」との直接対決はあるのか? ますます楽しみになってきた。
達也の過去とか気になる書き方してくるし、仕掛けもしっかりあって意表を突かれました。前作に比べると、双龍会自体の盛り上がりにやや欠けていたかな。
仮に真っ当な本格ミステリーとして読むとすれば、ド派手な飛び道具がバンバン撃ち込まれてくるので、決して読者から見てフェアな作品であるとは言えないが、各キャラクターがしっかり立っており、多彩な技が散りばめられた長編は純粋に読み物として面白い。 特に舞台が京都であるというだけで、私にとっては尚更。 2作目...続きを読むにして、レギュラーメンバーたちの素性も徐々に明らかになってきて、シリーズものとして広がりも感じさせる。
どんでん返しのような、急展開が多すぎて「おお…?今どういうことだった…?」となる。遠心力のような。一度目は結末が気になりすぎて途中で考えるのを放棄したまま読み終えてしまったので、現在そのまま二度目挑戦中。 急展開の中でも最後の場面の五文字はやられたなー。私が鈍感なだけかもしれないけど、一言でそれま...続きを読むでの自分の思い込みが崩れた。
法律の枠外に双龍会という私的裁判が千年も続いているという設定は、京都以外に成立するべくもない。 万城目氏や森見氏とラップする世界観は、各龍師の複雑な出自も相まって、シリーズの発展に期待を持たせます。
立体的。むしろ四次元的?油断するとパンチが飛んでくるんだもの。議論の応酬という感じは前作の方がよりあった。
ルヴォワールシリーズ二作目。 前作からのお馴染み面子、論語、達也、撫子ちゃん対なんと今回は流だと…? いつ仕掛けられてくるかわからないどんでん返し。油断ならねえ。 達也の過去が早く知りたい。 というか達也、そうなの?やっぱりそうなの? 双龍会から、黄昏卿、越天学園まで拡がりを魅せるシリーズだけ...続きを読むども、いつの間にかそれよりも彼らの行方を見守りたいくらいには愛着を持ってしまってることに自分でも驚き。 あと解説はルヴォワールを解説してるはずが完全に米澤穂信に終始しちゃってますよ綸太郎さん!
天才や超人ではない烏有と流が口にすることは、2人と同じように上ばかり見てため息をついている私には共感できるものが多々あった。 これから自分がどんな人間になるのか、また明日考えようと思う。
「ねえ、うゆうさんはどんな子供だったの?」 「明日起きたら大人になってたらいいって毎日思ってた」 「いつまで?」 「もう忘れたよ…けど今は毎日こう思ってる。大人になるのはまた明日ってな」 「あなた、本当に霊長目ヒト科ヒト属?」 「ホモ・サピエンスだよ!」 「だったら想像なさい。それが人間だけに許さ...続きを読むれた特権よ」 『世の中は不公平だ。最高はなかなか更新されないのに、最悪は何度だって塗り替えられる。』 「あたしの仕事はお前の願いを叶えることだ。ガキの嘘ぐらい本当にできなくて何が龍師だよ」 「やっとアンタの計算が狂ったな」 「生憎、四捨五入の範囲内だ」 「ところがどっこい、一桁の計算違いだよ」 「過去は過去だ。今を生きるあたしたちには必要ねえよな」 「たったらお嬢ちゃん、なりたい大人にはなれたかい?」 「烏有さんと同じさ…大人になるのはまた明日」
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
烏丸ルヴォワール
新刊情報をお知らせします。
円居挽
フォロー機能について
「講談社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
オーク探偵オーロック (1)
カイジ ファイナルゲーム 小説版
語り屋カタリの推理講戯
彼女。
京都なぞとき四季報 町を歩いて不思議なバーへ
キングレオの冒険
コクラセ
シャーロック・ノート―学園裁判と密室の謎―(新潮文庫nex)
「円居挽」のこれもおすすめ一覧へ
▲烏丸ルヴォワール ページトップヘ