浜辺祐一のレビュー一覧

  • 救命センター カンファレンス・ノート
    命を救う最前線の現場の状況が分かる内容です。
    作中には医療分野でよく聞く表現が使われていますが、その表現について分かりやすい解説がされているため、医療分野で働いていない方でもイメージが付きやすいかと思います。

    また、現場の状況だけでなく現在直面している救命医療の問題に言及しているようにも捉えられま...続きを読む
  • 救命センター カンファレンス・ノート
    救命救急センターの医師視点による、救急患者やその救命のための医療に関する物語。救命救急センターでの朝の申し送り風景を切り取った形式で書かれている。
    ただ、救急医療と聞いて想像するような、ドラマのような医療現場の描写とは一線を画している。本の紹介文には緊迫の医療現場を描いたなどと書かれているけれど、ち...続きを読む
  • こちら救命センター 病棟こぼれ話
    医療従事者によるユーモアたっぷりな現場ルポ。人生の教訓的アドバイスも散りばめられている。もし自分が緊急救命センターにお世話になることがあるとしたら、浜辺先生に診ていただきたい。
  • 救命センター「カルテの真実」
    浜辺先生のシリーズは、今まで読んだどの本も
    引き込まれるし、深い洞察があり考えさせられる

    終末期医療と救急を分けること
    救急車を、軽症者が呼ばないこと

    目の前で、老親が苦しめば助けたいと思うのは人情

    しかし助かるはずの若い命をみすみす無駄にしないために、社会全体の利益も考えたい
  • 救命センター カルテの向こう側
    この本は、救命センター「カルテの真実」に収録されているとのこと

    この本に、「虐待」の項を追加したもの。
  • 救命センターからの手紙 ドクター・ファイルから
    自宅近くで交通事故に遭った小学生の男の子の話は
    自分にも同じ歳の頃の息子がいるので
    読み進めるのが辛かった

    でも全体としては、他の作品同様
    救命の中心である医療行為に留まらず、
    患者の救命が果たしてその患者の幸せなのか、や
    家族への配慮が描かれており
    激務の中でも人の気持ちに配慮する姿勢に
    感銘を...続きを読む
  • 救命センター「カルテの真実」
    下町の救急救命センターの部長さんが書いたおそらくリアルな体験をもとにしたお話です。日本は平均寿命が伸びて長寿国になりましたが、どういう死に方をするのかと言う難しい問題についても考えさせられます。文章力があって内容も面白く、とても読みやすいのですがこの方お医者様でした。下町なのでなぜか江戸っ子口調です...続きを読む
  • 救命センター当直日誌
    予習無しで多様な重症患者が運び込まれ、
    その場で即判断を下していく迫力を感じた。

    自分の判断は正しかったか
    ーそれは治療そのものだけではなく、治療をやめる判断も含むー
    それを問い続けなくてはならず、
    人の生き死にを左右する究極の判断には
    常にわかりやすい正解があるわけでもなく、
    人によっては考える...続きを読む
  • 救命センター部長ファイル
    著者の他作品と似てるようで、それぞれのケースに特色があり、医師の葛藤、本音を垣間見ることができた。高校生の時に読んでいたら医師を目指していただろう。
  • 救命センター当直日誌
    救命センターでの激務をこなすには情熱と冷静な目の両方が求められる。医師であっても万能感を持つことなく悩みながら難しい判断を重ねる姿に感銘を受けた。
  • こちら救命センター 病棟こぼれ話
    これは必読の書。プロ意識を持って仕事をしつつも自分を追い込まず、周りに温かい目を向けられるか。救命センターという過酷な職場で情熱を持ちつつ冷静に対処する外科医師の姿から得るものは多い。
  • こちら救命センター 病棟こぼれ話

    ありがとうございました

    医療従事者としてすごくメッセージ性の強いものでした。
  • 救命センター「カルテの真実」
    東京下町の救命救急センターの現役医師が書いたエッセイ。時代とともに、そこに運び込まれる患者さんも変化していく。
    最近は、病気の高齢者の方が増加しているという現実。
    とても読みやすい文章で、毎回、一回完結の病院ものドラマを観ているかのような感覚になる。
    そこには患者の様々な人間ドラマがあり、また...続きを読む
  • こちら救命センター 病棟こぼれ話
    看護や医療に興味があった。

    常に生死に関わっていること。すごいストレスの世界だろうな。介護のことも考える。

    看護師に対する考え方に共感した。こんな上司がいるといいな。
  • 救命センター部長ファイル
    集英社文庫のナツイチ、2008夏の一冊に選ばれていました。
    集英社のWEBには、BOOKNAVI 書籍試し読みのサイトがあり、
    見出しの1ページ程度の本文が掲載されています。
    救急医療は、交通事故の死亡件数を減らすのに貢献しているとお聞きしています。
    そういう現場の雰囲気が分かる小説で、興味...続きを読む
  • こちら救命センター 病棟こぼれ話
     この本の何が面白いって、読み手としているのが一般人じゃないところ。
     なんと相手は医療の専門関係者で、特にナース達。これって結構珍しいよなあ。だから心臓マッサージのABCDなんて
    『今更だから説明は止めよう』
     なんてすっ飛ばされる。会話も婦長さんや麻酔医等、救命センターで腕をふるう人たちとのやり...続きを読む
  • 救命センター部長ファイル
    職場は戦場で扱っているのは人の死といったハードな職場に身を置いている
    著者だからこその視点が読んでいて心地よいです。

    やっぱり現場主義の人っていいね。って思ったりいたします。

    続編を期待していますが、やっぱりかなり先なんだろーなー
    でも待っています。著者名で買う本の一つです。
  • 救命センター当直日誌
    素人でも医療の現場が分かり、非常に読みやすいです。
    著者の人柄が文章に出ていて面白くもあり、考えさせられます。
  • 救命センターからの手紙 ドクター・ファイルから
    昔から医療ドラマは人気高ですが…


    この本には『リアル』が描かれている。
    ドラマで表されるような奇跡なんて、皆無なんだなぁ~っと痛感させられました。


    うん、まさしく『リアル』。
    人間の生も、死も、『リアル』なんです。
  • こちら救命センター 病棟こぼれ話
    このシリーズ面白いです。

    著者先生の前向きで素直で誠実な気持ちが盛り込まれていて、
    読んでいてとても気持ちが良いです。

    本来、しんどい内容のものなのですが、語り口調が軽やかで、
    それを感じさせません。

    人間が作る生の人間のドラマは、台本が無くて本当に面白いです。