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「ハイ、救命センターの当直です」「24歳の女性なんですが、眠剤を多量に飲んで意識がないんです」「わかりました。すぐ搬送してください」消防署からの依頼である。救命救急センターの電話は、途切れることがない。死ぬか生きるか24時間態勢で取り組む救命救急センターの若き青年医師と、看護婦、そして患者が織りなす、心温まるドキュメンタリー。
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Posted by ブクログ
医療従事者によるユーモアたっぷりな現場ルポ。人生の教訓的アドバイスも散りばめられている。もし自分が緊急救命センターにお世話になることがあるとしたら、浜辺先生に診ていただきたい。
これは必読の書。プロ意識を持って仕事をしつつも自分を追い込まず、周りに温かい目を向けられるか。救命センターという過酷な職場で情熱を持ちつつ冷静に対処する外科医師の姿から得るものは多い。
ありがとうございました
医療従事者としてすごくメッセージ性の強いものでした。
看護や医療に興味があった。 常に生死に関わっていること。すごいストレスの世界だろうな。介護のことも考える。 看護師に対する考え方に共感した。こんな上司がいるといいな。
この本の何が面白いって、読み手としているのが一般人じゃないところ。 なんと相手は医療の専門関係者で、特にナース達。これって結構珍しいよなあ。だから心臓マッサージのABCDなんて 『今更だから説明は止めよう』 なんてすっ飛ばされる。会話も婦長さんや麻酔医等、救命センターで腕をふるう人たちとのやり...続きを読む取り。 お医者さんのエッセイに多い、患者さんたちとのやり取りはあくまでも医療関係者に伝えようとするエッセンスの手助けでしかない。 病院での主役は患者さんで、自分たちは脇役と言い切る作者の強い気持ちが伝わってくる。 ナースのたまごたちに向けたエールも清々しい。 重苦しさも少しはあるが、手にとって損はない一冊。
このシリーズ面白いです。 著者先生の前向きで素直で誠実な気持ちが盛り込まれていて、 読んでいてとても気持ちが良いです。 本来、しんどい内容のものなのですが、語り口調が軽やかで、 それを感じさせません。 人間が作る生の人間のドラマは、台本が無くて本当に面白いです。
浜辺祐一(1957年~)氏は、東大医学部卒、東大病院救急部、国立水戸病院外科勤務等を経て、1985年に救命救急センター開設と同時に都立墨東病院へ移り、現在、救命救急センター部長。 本書は、医療従事者向けの月刊誌「ナースコール」に連載されたエッセイをまとめて出版された『Dr.HAMABEの病棟こぼれ話...続きを読む 第一部』(1990年)、『同 第二部』(1991年)を一冊にして、1992年に改題の上文庫化されたもの。次作の『救命センターからの手紙』で日本エッセイスト・クラブ賞(1999年)を受賞し、その後も発表を続ける「救命センター」シリーズは累計で100万部を超えている。 内容は、浜辺医師の救命救急センターでの日々(前半には水戸病院の外科医だったときのものが含まれている)について、同僚の看護師や、患者とその家族らとのやり取りを中心に綴ったエッセイ(1篇は4~8ページ)であるが、「ナースコール」誌の主たる読者と思われる看護学校の学生や新人・若手看護師に向けたトーンで書かれている。 私はノンフィクション物が好きで、様々なノンフィクションやエッセイを物色している中で「救命センター」シリーズを知り、本書を手に取った。 そして、読み始めた当初は、浜辺医師の強い個性、ストレートな言動や記述に少々面食らったのだが、徐々に、それらが浜辺医師の実直さ、更には優しさなのだと感じられてきて、最後まで読み切った。 我々、医療を受ける側の人間は、医療従事者と接する場面の多くが、自分の健康を損ねているときであるため、彼らに身体的かつ精神的に支えて欲しいと思い、往々にして「聖人」のようなイメージを期待してしまうものである。そして、多くの医療従事者も、患者の期待にできる限り応えてくれようとする。 しかし、少し冷静になればわかる通り、医療従事者にしても、身体的にも精神的にも患者側と同じ人間であるし(稀には「聖人」もいるかもしれないが)、本書の中で敢えて浜辺医師が見せようとするのは、そうした表面的なものを取り払った生身の医師の姿である。読み始めた当初に私が抱いた違和感は、その生身の姿にあったのだが、読み進めるうちに、浜辺医師がこのエッセイを書いた目的が、看護学生や新人看護師へのアドバイスであるなら、これほど役に立つものはないだろうと感じるようになったし、それは医療を受ける側にとっても、知っておいてよいというか、寧ろ知っておくべきことであるように思われた。(私が現在幸いなことに健康だということもあろうが) 「贈る言葉」という一篇には次のような一節がある。 「そんなに肩に力を入れることはない。いい看護婦になろう、立派な看護婦になろうなんて目をつりあげることはない。力むことは何にもない。生身の人間の傍らにいることのできる条件、それはいつも自分らしく、生き生きとしていることだけだから。周りの人間に、自分らしさを生き生きと表現すればするほど、より多くのものが与えられ、より豊かなものを得ることができるのだから。自分らしくということ―これほどわかりにくいことはないかもしれない。でも本当の自分というものを一番よく知っているのは、ほかの誰でもない、自分自身である。看護学校を卒業し、臨床にたつ前の、この時にこそ、今までの自分を振りかえってほしい。君だけにしかわからない君だけの正解がきっとあるはずだから。」 救命センターの内側と医療従事者の生身の姿を垣間見られ、医療を受ける側としても役に立つエッセイ集である。 (2022年11月了)
救命センターで働くお医者さんの独り言みたいなコラムが看護師が読む月刊誌に載っていたようなところをまとめたものです。歯に衣着せぬ物言いが過激なので月刊紙にはかなりクレームが届いたようですがとっても面白いです。考えさせられる内容もあり読み応えがあります。
一編、一文が短くて読みやすい 時間も都合も問わず救命センターに運ばれてくる 多様な患者に対応するのは、精神的にも肉体的にも きつい仕事だが、語り口は飄々として軽やか その中でも、患者やその家族、医療スタッフ との関わりを持ち、気持ちに寄り添う余裕を 持っている 忙しさにかまけて省いても、 仕事...続きを読むの上で急に問題になることは少ないが 本当は大事にすべきことだと再認識させられた 読んでよかった
1時間ほどで読める短さ、軽妙な語り口。でも扱っている内容は重い。心に残ったのは、「おじいちゃん子」と「堂々巡り」。おじいちゃんが起こした奇跡だと信じたい。「自殺」と言っても末期がんの78歳のおじいちゃん、看取る家族もなく、痛みに耐えながらの闘病は辛い。
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