澤村伊智のレビュー一覧
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めちゃ面白かった。上手い。
1話1話ドラマを見ているように鮮やか
好きな順番
1.怪談怪談 子どもたちも先生も大学生アルバイトも全員死んでいた、作文や語りは全て霊能者が霊の魂を引き受けて生み出したもの
…ダントツに好き。男の子の作文で世界に入り込んだ。
生き延びた子が成長して霊能者の付き人をやって...続きを読むPosted by ブクログ -
現代ホラー小説傑作集。これまた全部再読なのだけれど、傑作揃いというほかのないセレクションです。
かるかやシリーズの「芙蓉忌」、実はシリーズ他の作品に較べると印象が薄かったのですが。再読してみると、なかなかに怖いしひっそりとした切なさも感じる名作でした。なによりこのアンソロジーがこの一編で幕を開け、そ...続きを読むPosted by ブクログ -
現代ホラーの傑作が揃った短編集。全編おすすめといえる高い完成度の1冊です。「芙蓉忌」は古い家屋の隙間から見える女に魅入られた話。女が誰か探る途中、警告を受けるも男はもはや止まる事が出来なくなり…
謎の猿を追う「シュマシラ」も良い。
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ホラー短編集。短編ごとに解説が入っていて、すぐ次に切り替わらず、ホラー特有の余韻が楽しめてよかった。「世にも奇妙な物語」のタモリさんと同じ現象。
一話一話ちょうどいい文量でジャンルもバラバラなので、好きなホラージャンルを探すのにぴったりの本。Posted by ブクログ -
巻末まで読んで驚きました。
まさか、あの水城優臣シリーズで有名になりながらも、非業の死を遂げてしまった大作家であらせられる鮎井郁介さんのお名前があるとは。
とても楽しく読ませていただきました(笑) -
空き時間の暇つぶしにかるい気持ちで読み始めたのですが、スワイプする指が止まらず、一気に最後まで読んでしまいました。
章が進む毎の読み手への情報の開示がとても巧みで、物語の全体図が徐々に明かされていく様が読んでいて気持ちよかったです。 -
「ぼぎわんが、来る」に続いて読みました。
ホラーとしても恐ろしいのはもちろんだけれども、それだけではなく、人間の執念、恨み、つらみの恐ろしさもしっかり描かれていて、そちらの方がより恐ろしかった気がします…。
真実に近づいていく過程は、ドキドキしっぱなしでした…。
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軽いの読みたいなと思って読んだ。どれも面白かった。
特に好きなのは「さきのばし」
ホラーとコメディーは紙一重というのがわかる。なんでそうなるんだ?なっとるやろがい!の連続で笑える。いや笑えない。最後のオチも良い。彼氏殺したのかと思ってたら子供か。そうか。親にはなれないなあ。なれても続けられないなあ...続きを読むPosted by ブクログ -
気鋭のホラー小説家達による、オムニバスホラー短編集。
ジャンル特化型ホラーということで、各話が5W1Hにジャンル分けされ収録。
・Who「みてるよ」心霊ホラー
学校に出現する、不気味な男子の幽霊。彼に見られた者は恐ろしい目に遭う。
・What「終わった町」オカルトホラー
土地神の怒りを買った主人公...続きを読むPosted by ブクログ