三田誠のレビュー一覧
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ウェイバーに厳しい小説版ですが、私は心底良かったと思います。事件簿のせいで「可哀想な男が心底頑張って星に手を伸ばす」という癖が新しくできてしまいました。fgoで平安京が刺さったオタクは全員好きです。そして常に「成長できたのか」と苦悩する姿は最早愉悦すら覚えるほどウェイバーという男の姿になっています。...続きを読む
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サブタイトルでわかるようにアトラス院が出てきますが、ここで事件簿の世界線がどうなのかが少しわかります。そして事件簿は過去1番で優しいので本当にわかりやすく魔術師とは、アトラス院とはを説明してくれます。そして2世とグレイの関係がどうなるかが目が離せません。物凄く良いです。
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正直、上巻のラストがコレなのは続きを買わざるを得ない処か続きが得られなかったら心が死ぬレベルなのでリアルで追ってた人は凄いと思います。
私は耐えきれないので即続きを読みましたが、2世がどう動くのか、何を思うのかを考えるだけでかわいそうに……と親目線になってしまいます。 -
常に展開が目まぐるしく、それでいて今までの縁を繋いだ話となっていて、シリーズの最後として相応しい話となっています。
下巻を読むまで死ねないと強く思うレベルで続きが気になってしまうので上中下は一気に揃えるのがお勧めです。 -
正直、二世とグレイの関係がわからなくなるような感情を浴びてしまった気分です。何が起こった?と思いながら毎秒読んでました。Fateシリーズの中で1番まともな親子関係もみれるので、初心者にも優しい作品です。
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「当然。魔法使いに正気があるとでも?」
静かに燃えさかる炎の前、印を結び、呪文を紡ぐ男ーーーその名は猫屋敷蓮。執り行う儀式は最悪の魔術“呪詛“。己の目的のために人を呪う禁忌に手を染めた猫屋敷の前に、〈協会〉の「魔法使いを罰する魔法使い」が現れる。ーーーーー
小説単品で12冊目。
短編集。数冊お...続きを読むPosted by ブクログ -
「……オルくんなんか、役に立たないもん」
〈アストラル〉のメンバーは〈協会〉の審査を受けるため、英国・倫敦にいた。巨漢の錬金術師の手による魔法使い殺人を合図のように〈オピオン〉が〈協会〉本部を襲撃、最強と呼ばれていた魔法使いたちが次々と倒されていく。ーーーーー
11冊目。
やっぱり魔法使い物に...続きを読むPosted by ブクログ -
これは遺言ですが、私の最推しの遠坂凛が遠坂凛として出てきます。fgoをやってる方は知ってるかと思いますが、イシュタルやエレシュキガルのガワの見た目の子です。
何が最高かといえば「stay night」で見た遠坂凛がどのルートを辿ったとしても得られるであろう経験からの学びを吸収し成長した姿ででます。
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Fateというでかい箱の中の作品の一つとしてこの本を私は読み始めましたが、読んでみてとても驚きました。
わかりやすかったのです。
Fateに触れたことのある人なら共感していただけると思いますが、Fateというのは実に難しい(理解をきちんとすることが困難である)作品だと思っています。
しかしこのロード...続きを読む -
アニメで先に見ていた魔眼列車ですが、小説を読んでもラストがわかってるからつまらないかもと思っていました。杞憂です。最高でした。
小説には小説にしかない呼吸、息遣いがあります。
私はこれを愛していたんだと再確認できる良作でした、私は文字が好きだった。
アニメで異変されてたところを認識して読むのも凄く楽...続きを読む -
正直、2巻、それも上下巻に分かれてるので「片方はだれたりつまらんかったりするだろ」と思っていたところがあったのですが、想像以上にガチで魔術にとっての美、根源としての美、魔術師にとっての美、人間にとっての美、知性生命体にとっての美を突き詰めて解釈して書かれていて本当に良かったです。この緻密さに厄介オタ...続きを読む
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上巻でばら撒いた伏線を鮮やかに拾い上げつむぎあげ繋いで一つの糸にする、そんな推理をしてくれるので物凄く気持ちいいです。
伏線をいかに鮮やかに回収するかはミステリーを読む上で重視するところの一つだと思います。少なくとも私はそうですが、もう本当に素敵です。読んでください。 -
魔術師らしい動機で魔術師らしくトリックが組まれてるだけでも素敵なのに、ホワイダニットを突き詰めて解決するロードエルメロイ2世の推理が爽快感がある。
魔術師らしい動機に柄にもなくテンションが上がり、これが見たかったと膝を打つレベルだったので全人類見てほしい。 -
「自然の摂理だろ、そんなん」
2年生きなったいつきの前にひとりの少年が現れる。彼はルーン魔術を使い、いつきを追い込んでいく。時を同じくして〈アストラル〉を襲うのは不死の生物と謳われる『吸血鬼』ーーーーー
10冊目。
また新キャラが2人も登場した。少年オルトヴィーンと姉さん師匠ツェツィーリエ。
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「にゃあにゃあ!」
小学2年生にして〈アストラル〉神道課の巫女・葛城みかん。彼女が猫屋敷とともに里帰りしたまま消息を絶った。彼女の身を案じたいつきたちは葛城家に向かうが、そこで待ち受けていたのは無数に出現する「鬼」ーーーーー
7冊目。上下巻の上。この後刊行されている本の厚みを見るに、少しずつ物...続きを読むPosted by ブクログ -
「何が……嬉しいんですか?」
ーーーーー〈アストラル〉の天才陰陽師・猫屋敷蓮は、かつて苦楽を共にした弟弟子の圭からフェーデを叩きつけられる。陰陽道vs陰陽道ーーー。血で血を洗う決闘を前に、いつきの瞳は二人の悲しい過去を映し出した。
シリーズ5巻目。2巻目の短編集。今回はいつきと黒羽、アディと穂...続きを読むPosted by ブクログ -
「「「「にゃあにゃあにゃあにゃあ」」」」
全てを視ることができるが故に、視たモノ全てを喚ぶ〈妖精眼〉。強すぎるいつきのその力に〈協会〉は禁忌の力という疑いをかけ監視役フィンを派遣する。ーーーーー
4冊目。異種魔術格闘戦、という文句に初めて気づく。新キャラとしてフィン、隻蓮さんが登場。フィン、とい...続きを読むPosted by ブクログ -
「そうじゃないけど……アディリシアさんは女の子でしょ?」
審神者を貸して欲しい。魔法使い派遣会社〈アストラル〉に舞い込んだ依頼はある神社から。その神社では十年前、審神者の儀式に失敗し術者は未だ意識不明だという。ーーーーー
3巻、といいつつ1、2巻の間の短編。本編はまだ従業員のみんなの話が薄いの...続きを読むPosted by ブクログ -
FGOでのイベントコラボから気になっていたシリーズで、漫画判を少し読んだが細かいところが解らないので小説の方を今回読んでみました。漫画の方もよかったけれど小説でないと分かりにくいところがあるので続きも活字の方で楽しみたいと思います。Ⅱ世はカッコいいしグレイはかわいい。ルヴィアの堂々とした振る舞いはさ...続きを読む