新たなる「Fate」、そしてTYPE-MOONワールドが登場!
時計塔の現代魔術科の君主にして名物講師、ロード・エルメロイ二世。彼には、ある目標があった。
一つには、借金を返済すること。もう一つには、かつて敗れたとある「戦争」にリベンジすること。
皆さま、「Fate」シリーズと言えば聞いたことはあるのではないでしょうか?この小説は、そんなFateシリーズと世界観を共有した上で、新しい物語を紡いでいるシリーズになっています。
登場人物と言えば、あの少年の面影はどこに行った!?というロード・エルメロイ二世もさることながら、その弟子たちが本当に個性豊か。個人的には、フラットの自由奔放さにはちょっと憧れすら抱きます。
内弟子・グレイと様々な事件を解決していく、この「事件簿」。ソシャゲしかやっていない人にも、昔からのファンの方にもおすすめしたい、至極の一品となっております!
感情タグBEST3
やってくれた!!!
正直、2巻、それも上下巻に分かれてるので「片方はだれたりつまらんかったりするだろ」と思っていたところがあったのですが、想像以上にガチで魔術にとっての美、根源としての美、魔術師にとっての美、人間にとっての美、知性生命体にとっての美を突き詰めて解釈して書かれていて本当に良かったです。この緻密さに厄介オタクたる私は救われました。この辺りの解釈を読むのが好きな人は全員読んでほしいレベルです。