金城一紀のレビュー一覧
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「とにかく、俺は自分の頭で考えて、目で確かめて、まえに進んだんだ。~要は、信号が変わるまで待っているほうが、めんどくさくなくて楽なんだよ」
が、とても印象に残った。
私は、どちらかというと、最初の佳奈子。
面倒くさくて、楽じゃない方を選択していく様な人間になりたい。Posted by ブクログ -
底辺男子高校生”ザ・ゾンビーズ”のどこまでも純粋な友情の話。学園モノによくある打算的だったり利己的だったりが一切なく、とにかくみんな強さ弱さ良さ悪さ含め友達の全てを真っ直ぐに愛している。三話一貫して語り手を担う「僕」も、常に直接的な言葉で彼らに対する愛を伝えている。舜臣の強靭さと差別意識をしっかり認...続きを読むPosted by ブクログ
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ビビるくらい面白かった。
オチは何も変わらないよ、父が娘のために仇を討つだけ。
それでも特訓の成果がでたり、周りの人たちがみんないい人なんだ。
神社でお供えする老人たち、いつものバスの乗客たちと運転手。みんなが鈴木の変化に感動している。
震えるな!
高校生とおっさんのやりとりがめちゃくちゃい...続きを読むPosted by ブクログ -
主人公たちの「熱」が文字から滲み出ている。
やっていることはたいしたことではないんだけど、自分で考えて、自分で決めて、自分で行動する姿はアツく美しい。
"しょうがないよね、世の中なんてこんなもんだから、と諦めてしまうか。"
"ふざけんな、絶対に許さねぇ、と世界に牙を剥くか。"
さあ、どっちを選ぶ...続きを読むPosted by ブクログ -
逃げたしたくなるときに読む本。
読んだ後は体中から力が溢れてきて、やってやる!と思える。
舜臣たちザ・ゾンビーズの前に現れたのは、包丁を手にしたサラリーマンの男性、鈴木さん。
娘を襲った理不尽と闘うために一ヶ月半のトレーニングを行って、力をつける。
果たして、鈴木さんの運命は…?
そんなお話。
...続きを読むPosted by ブクログ -
「愛してるぞ」なんて、仲間に面と向かって言える奴らの物語。
登場人物はバカばっか。
市場最悪のヒキを持っていたり、シュショーになろうとしていたり、抜群なルックスとでかいアレが武器だったり。
バカだらけだから、やることも頭が悪い。
とりあえず仲間内で喧嘩したり、外の奴らと集団で殴りあったり、集団で...続きを読むPosted by ブクログ -
新宿随一の「オチコボレ」男子高校。
近くにあるお嬢様女子高の学園祭に突入すべく
毎年策を練る
集まった仲間が「ザ・ゾンビーズ」
愛すべきおバカたちの青春譚
「餃子大好き!」には笑いました(笑)
これ、シリーズなのね
他のも読んでみよーっとPosted by ブクログ -
孫子「ピータン大嫌い!」諸葛孔明「フカヒレ食べたい!」毛沢東「ギョウザ大好き!」いいなぁ、こういうの。気の合う仲間たちと、どデカい馬鹿なことをしでかして大笑いするって。大人や世間に笑われよーが関係なし。やりたいことに一直線に突っ込めるって、青春の醍醐味だねぇ。Posted by ブクログ
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大切な人を傷つけられた男が、修行の末に仇敵を討ち果たす。劇中で実際『燃えよドラゴン』が言及されるように、これはクンフー映画のストーリー展開を、現代に置き換えた物語。Posted by ブクログ
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娘を思うお父さんの奮闘具合が半端なく格好良かった。
役者が揃いすぎ、なんてそんな邪念が一瞬頭をよぎったけれど
がむしゃらに突っ走る姿は真っ直ぐで応援せずにはいられない。バスと競争して勝利をもぎ取るあたりは真骨頂。妻と娘にも力を与えたはず。世界一格好いいお父さんに拍手。Posted by ブクログ