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462円 (税込)

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広い世界を見るんだ――。僕は《在日朝鮮人》から《在日韓国人》に国籍を変え、民族学校ではなく都内の男子校に入学した。小さな円から脱け出て、『広い世界』へと飛び込む選択をしたのだ。でも、それはなかなか厳しい選択でもあったのだが。ある日、友人の誕生パーティーで一人の女の子と出会った。彼女はとても可愛かった――。感動の青春恋愛小説、第123回直木賞受賞作。

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GO のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月14日

    僕もお父さんも不器用だけど、情に厚くて、どこかキュートで、魅力的な人物だった。
    語り口がとても読みやすくて面白くてスイスイと進んでしまった…!

    今でこそ色々な場所と行き来が増えて、色んな人との繋がれるようになって、それはそれでまた新しい問題が出てきたりしているけど(問題がゼロになることなんてないん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月02日

    敢えて《若者》という幻像の如き言葉を使うが、私はいち若者として、本作から迸るような熱いエネルギーを貰った。
    在日問題云々に留まらない、もっと純粋で強烈なエネルギーだ。
    窪塚洋介主演の実写映画もとても良かった。
    この作品を薦めてくれた友人に感謝する。

    実写映画を観てから小説に移るのがいいかもしれない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月27日

    高校時代に擦り減るくらい読んだ。答えの出ない葛藤が、生きてることを実感させてくれる。この本の2人のように大人になってもそういう違和感にぶつかり続けたい。

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    Posted by ブクログ 2022年11月20日

    前半は何だかダラダラしてんなぁって思ったけど、それらはすべて伏線だった!

    後半の展開と伏線の回収の仕方が見事!
    切なさと甘酸っぱさがうまく調和された読後感爽快な青春ストーリー!

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    Posted by ブクログ 2022年02月23日

    この本の趣旨から外れるけど、日本人に足らないのは懐の深さかな。日本人はどうでもいい小さな事にこだわり、本質を見失い成長のチャンスをみすみす逃してきているように思える。国籍、移民問題も深い懐で受け止めれば、人種の違いなどこの本で記されている通りルーツを辿れば「大同小異」なのだから。

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    Posted by ブクログ 2022年02月22日

    ものすごく引き込まれた。
    集中力の欠片もない私が半日で読み切ってしまうほどだ。
    現実の社会を見ているようで虚構空間を見ているのような気分になった。
    国籍って一体何なんだ。何をもって、私は日本人であるという主張しているのだろうか。そんな確証もないものに人は惑わされているのかと思うと、とても情け無い気持...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月19日

    初めて読んだのは多分中学生の時かな。
    シェイクスピアを冒頭で引用するのが本当にもう。そのシーンも思い浮かべて泣けてきてしまう

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    Posted by ブクログ 2021年11月29日

     自分を拘束している様々な縛りが見え始めるときの辛さ。これに正面切って挑むヤツは本当に勇気がある。
     そういったヤツのおかげでいま俺たち人類は、“幸せ”を容易に描けるようになった。(本当の幸せを手にするのは難しいかもしれないけど)

    この小説に登場するヤツ等にはみんなそんな力があった。
    彼等は闘って...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月12日

    私は本当にこういう事に無知だから、日本ではない国籍の方たちが日本でどういう状況にあるか想像すらした事がない。

    そういえば学生の時に一緒に遊んでいた友達が僕と同じく朝鮮から韓国に国籍を変えていた。理由を聞かなかった事が良かったのか悪かったのか…一緒に遊ぶのに国籍なんか気にしなかったから。

    杉原と桜...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年09月09日

    黒人差別が問題視されているが、世界では黄色人種への差別の方が多いとの声もある。
    国籍はもちろん、人を容姿で判断してはいけないと改めて考えさせられた。

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