モンゴメリのレビュー一覧

  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―
    シリーズ全作品読破しました。大きなイベントが起きるわけでもなく、あくまでアンの身の回りで起きる出来事が、感情豊かな彼女の心情を交えながら、三人称視点で語られていきます。アンが中学生くらいの年代から子供を持つ母親になるまでの半生が描かれていますが、後半は家族が戦争に巻き込まれていくなど前半の無邪気な展...続きを読む
  • アンの愛情―赤毛のアン・シリーズ3―
    何度目かの再読。

    アン・シリーズ3の読みどころは何といってもクライマックスで、アンが本当の自分の気持ち、というと陳腐な表現になるので、ここは思いきって言葉にしよう、「真実の愛」に気づくところでしょう。そうでしょう。

    そのクライマックスまでの、アンの華やかな大学生活は、時代が違う今でも羨ましいもの...続きを読む
  • 青い城
    赤毛のアンの作者モンゴメリの後期の作品。
    29歳独身で一族から虐げられているヒロイン、ヴァランシーは余命一年と宣告された事をきっかけに自由に生きる事を決意。
    ユーモアたっぷりに一族への反抗をし、言いなりだった自分を変えて心のままに行動する事で幸せをつかみにいく。
    現代にもあるあるな独身女の葛藤と、毒...続きを読む
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―
    疲れている時、ビタミン剤のように心に栄養を与えてくれるそんな本。子供にも読めるけど、大人になってまた読むと新たな発見があるし、子供時代のアンのかっとしやすい性質は自分に似てるようで、自分の成長とアンの成長を重ねて読んでしまった。
    こんな瑞々しく優しい世界に生きていたい。それが叶わなくとも、自分の心は...続きを読む
  • アンの友達―赤毛のアン・シリーズ4―
    どれも面白いけど「ロイド老淑女」「ルシンダついに語る」「隔離された家」が好き。とくにロイド老淑女の最後のあたりで泣いてしまった。
    感動する話とコメディタッチの話が半分ずつくらいなので短編集としてのバランスもいいと思う。
  • 青い城
    自分を軽んじる母をはじめとした親戚一同に怯えながら生きてきたオールドミスの主人公、ヴァランシー。そんな彼女が「心臓病で長くは生きられない」と宣告された所から物語が始まる。

    かなり絶望的な展開だが、そこから彼女の開き直りにも似た今までの人生への反撃がとても痛快。
    残りの人生をより良く生きようと...続きを読む
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―
    還暦過ぎて初読。「読書会すみれ」さんでの課題本となったので読んでみました。もっと早く読めば良かったというのと、人生が終わる前に読めて良かったというのが印象。機会をくれた主催者さんに感謝します。

    舞台はカナダのプリンス・エドワード島のアボンリー村。そこに住むカスパート老兄妹に引き取られた孤児アン。ア...続きを読む
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―
    きったかゆみえさんの訳で読んだから違うかもだけど
    マリラがツッコミ役で面白かった

    すごく印象的だった話は「アンのおわび」
    絶対に自分が悪くないことを謝るなんてこっちの屈辱じゃんって思うけど、目的を「完璧な演技をやり遂げる」にすり替えることで自分の心をちゃんと守ることができる。相手のことも好きになっ...続きを読む
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―
    すごくよかった。自然風景の描写は表現が洗練されていて癒されます。想像力豊かでおしゃべりなアンが勉強やマリラやマシューとの生活、学校生活などを通して、どこか物静かな雰囲気を感じさせる知的な女性に成長していく過程が見て取れました。人生の教訓とおもえる言葉もあって、年齢関係なく読みがいがある本だとおもいま...続きを読む
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―
    言葉が豊か。美しい。あたたかい気持ちになれる。
    何気ない日常の見え方が変わる。
    疲れた時こそ、読み返したくなるお話。
    大人こそ読むべき。
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―
    何回読んでも素晴らしい世界に連れて行ってくれる作品です!
    無邪気な可愛らしい子供から立派な女性になるまで、読んでいる私もマリラやマシューと同じ気持ちになりました。シリーズ2も読もうと思います!
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―
    数えきれないくらい読み返した本。
    出版社から何度も断られたというエピソードを読んだ時には、本当に出版されてよかった…!と。
    美しい季節の描写に、素朴だけれど自然とともにある豊かな生活、そして、どんな時も前向きで一生懸命なアンには憧れる。
  • アンの青春―赤毛のアン・シリーズ2―
    現在、アン・シリーズ全てを再読しようと試みているところ。しっかり読み進めるメインの読書ではなく、サブ的に(なんだ、それ)読み進めているので、一冊読み終わるのに相当時間がかかるけれど、あぁ、やっぱりアンはいいな~と思う。
    なんというか、自分にとって良質な、しっくりくる読書になるというか。

    この「アン...続きを読む
  • 青い城

    胸のすく展開

    一気に読んでしまいました、
    主人公の言葉に胸のすく思いで、
    幸せな気持ちになれました。
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―
    小学生の頃に読んだきり、なんとなく明るくて面白いお話だったな、という記憶だけを残していました。

    最近になってふと読みたいなと思い手に取ったのですが、こんなにも美しくて愉快で素朴で愛に溢れたお話だったとは思いもしませんでした。

    子どもの頃に読んだ際にはアンやダイアナのほうにばかり目がいって、周りを...続きを読む
  • アンの娘リラ―赤毛のアン・シリーズ10―
    アンの少女時代とアンの娘リラの少女時代の対比ですごく心を打たれた。最後にケネスと結ばれてよかった、、
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―
    朝が好きで、こどもの心が好きなのも、木や花や小川、自然のキラキラが好きなのも、きれいなひとやものが好きなのも、学齢期に読んだアンの影響です。腹心を欲していたことも、ギルバートのような人が現れると信じていたことも。自分の感情の起伏の激しさについても、どれだけ慰められたかわかりません。幼い時分は筋を追い...続きを読む
  • 青い城
    この物語はおそらく最も痛快な喜劇であり最もロマンティックな恋愛小説だと思います。
    あまりに硬直した超保守的なスターリング一族に対する皮肉めいたユーモアには思わず笑ってしまうし、ミスタウィスの自然についての描写は、文章それ自体が極めて美しく、青い城の幻想的な魅力に読者を没入させる。
    そして本書のあらす...続きを読む
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―
    何度目の再読になるだろう・・・
    といっても4~5回かなぁ。
    新潮文庫赤毛のアン・シリーズで読んでいないものが確か2冊あり、それはアンはあまり登場せず、アンの周りの登場人物の話、ということだったので、たくさん出てくる登場人物をもう一度よく確認しておこうと思って、シリーズの最初から読むことにした。

    ...続きを読む
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―
    小学生の時以来に読み返してみて…
    面白くて面白くて声を出して笑ってしまいました。多分昔読んだときは自分事として捉えていたから、些細すぎる自分の外見に悩んだり、友達との関係で絶望的になったり、共感しながら読んでいたのかも知れない。
    それも今となっては笑い話。
    大人になって改めて読んでみると、いちいち感...続きを読む