谷川史子のレビュー一覧

なんでもないことをわかちあえる人が隣にいるってなんて素敵なんだろう
目のくらみそうなしあわせ
だって忘れたことなんてなかった　きっと一生忘れられない　それでいい
忘れられないままで生きてく
あなたはいつも胸にいて　私を支え続ける　それに気付いたから

夏休みの間に仲良くなった小学生(とそのママ)と翻訳家の33歳の女性。
その小学生のパパが漫画的偶然で元彼だったっていう凄い話。
夢を追いたいからって別れたけど、2人共が幸せになれて、こっちまでやさしくなれる気がする。
こんなに優しさで溢れた世界ならいいのになあ。

矢野家には泣くけど、その後に高橋家を読むとちょっと悔しい。
生きて幸せでいてくれるのが1番だけど、思い出される時間が減っていくかと思うと悔しい。
結婚っていいものだなと思わせてくれる。
早春のシグナルは、切ない。

教授のやさしさとあたたかさに触れて、自分も幸せになる気持ち、よくわかります。
教授みたいな人、大好きです。
「奥ゆかしいのも、たいがいにしてください…」という幸せの涙と想いが美しい。

失恋から歩き出していく話。
「きみと出逢いたい たとえ永遠に結ばれなくても」
亡くなった人を死んだと認識するのが怖くて喚くシーンには、共感した。
泣いた。

お母さんのやさしさ。
不安や不満は山のようにあるけれど、やさしさに気付けたらいいね。
ぽんたろうの話はかなしいけど、ファンタジーな優しい話。

ひとりの切なさとかに泣く話が多い。共感するけど、こんな風になりたくないなとか思ったりもする。でもやっぱり谷川史子は切なさと暖かさの名手。

お嬢様女子校に一般から入る女の子が主人公の話。
校長先生が素敵過ぎて泣いた。
「おっしゃられるりら」は名言。

いつもの谷川史子！って漫画に少しファンタジーというか不思議要素が足されていた。
やさしい気持ちになる。

少女マンガから大人のマンガへ移動するのはなかなか難しいと思うけれど、谷川史子は大人になっても谷川史子だなあと冒頭の作品を読んで思った。そしてワタクシは何故にこれほど恋の始まりの話がスキかと（笑）久々にときめきました、やられた！

さすが谷川作品。はずれなしです。
「昔のことは忘れなさい」なんて言葉をよく聞くけれど、忘れられないものや思いがあったっていいじゃないと思わせてくれる表題作。忘れられないものや思いと上手に一緒に生きていけたら素敵だなと思いました。

個人的にすきな収録作品は「つまさきで踊る」。主人公の森の宮も白井さん...続きを読むもほんわか可愛らしい。

さすが谷川さん！！と言いたくなる一冊。

爽やかで、ほろりと泣けて、ほっとする漫画です。

将来の不安、夢って何？恋って何？
未来に向かって、今を一生懸命に生きる少女たちが眩しくて、
自分も明日から頑張ろうと思えました。

個人的には東郷先生の話が1番好き。

素敵なお母さん、素敵な家族。
思い出を大切にしてるけど、とらわれすぎない。忘れないけど、今を生きる。忘れられないなら、無理に忘れなくていいのだな。と感じるお話でした。

かなり久しぶりに買ったコミックス。（正直、タイトル買いでした。ビートルズの名曲です。）

…当たりでした！

特に２０代後半の働く女性にグッとくる内容では。共感できる部分ばかりです。あたたかくてまっすぐで、じんわりとした優しさのある作風。

見ていて幸せな様子が伝わってくる笑顔を描ける作者が好きです。
谷川史子氏も間違いなくその一人です。

そしてその笑顔を活かせる物語を紡げるので、
読んでいて柔らかな気持ちにさせられるのでしょう。

とある女子高に入学したばかりの主人公・清。
主人公でありながらその周りにある人達にも照明が移...続きを読むされ、
世界が整えられていきます。

笑顔が1話毎に波紋が広がるように伝播していく様子を
温かく見守っていたくなる、そういう話です。

なかなかうまくいかないもんだなあ
でもドンマイ　過剰な期待をしなければ大丈夫よ
違う人間なんだから　なんでもぴったりなんてありえないんだから
互いを思いやる心と言葉があればＯＫ

思ったことは言う　これが人生後悔しないヒケツです
特にこの３つは言える時に言うべし！
“ありがとう”と“ごめんなさい”
それから相手の都合も考えなきゃだけど３つ目の“好きだ”

ただ会いたいそれだけで会いにいってもいいかなあ？
この気持ちを恋とよんではいけないのなら　あたしは恋なんてしらなくていい
えげつないスリッパできみを打つ

見たまえこの漆黒の闇を
ずっと先まで一緒にいて　ケンカしても泣くことがあっても
おなかが出ようがハゲになろうが　それだってすごく楽しみよ