城アラキのレビュー一覧
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お酒にまつわるいろいろな言葉や想い。
古い映画を引用したり、故人の生き様を引用したり、
上手い具合に物語を紡いでまとめてきます。
ただ単にバーテンダーをして人を癒すことが物語の主軸ではなく、
主人公自身の過去とパリに来た目的が、少しずつ垣間見えて奥が深い感じがします。 -
タイトルの「6stp」は6ステップであり、バーのカウンターの長さを意味する。バーのカウンターは6ステップしかない狭い空間であるが、世界中を見て回った主人公でも知らない世界がある。茶室が四畳半という狭い空間であることと通じるものがある。Posted by ブクログ
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『バーテンダー a Tokyo』の続編。主人公が世界を放浪した20歳の青年・酒井俊に変わる。佐島蓮は彼のバーテンダーの師匠になる。佐々倉溜も佐島蓮も最初から有能なバーテンダーであった。未経験者から描かれることは酒井俊が初めてだろう。バーテンダーの守秘義務の重要性が語られる。Posted by ブクログ
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前半はある意味、城先生の筋トレ哲学。トレーニングそのものについて知りたい人には、これは苦行以外の何ものでもないのですが(笑)、自分にはこれがすごくおもしろかった!
後半はトレーニングの初歩が書かれていて(フォーム指南とかはないので注意)、心得としての入門書としては良書だと思います。後半はさらっと読め...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルからすると「シャンパーニュ」シャンパンにまつわる物語。
シャンパーニュにまつわるうんちく等が、物語の中で語られて、
登場人物たちのヒューマンドラマを作っている。
作画は、キャラデや背景、小物も綺麗で丁寧に描かれていて読みやすい。
ヒューマンドラマの中に、哲学的な話も盛り込まれているの...続きを読む -
シャンパン、もといシャンパーニュに詳しくなれそうなお話。
お酒にせよ絵画にせよ、人が気にするのは本質よりも名前、のくだりには考えさせられました。