柴田よしきのレビュー一覧

  • 猫は引っ越しで顔あらう~猫探偵 正太郎の冒険4~
    正太郎シリーズ6作目(角川から数えて)。短編4編中、3編が正太郎目線で嬉しい。東京に引っ越す羽目になってしまった正太郎。新たな仲間‘フルハタ・ニンザブロー(笑)’もでき、一緒に事件の謎を解く♪
  • 猫はこたつで丸くなる~猫探偵 正太郎の冒険3~
    正太郎シリーズでは角川文庫から含め5冊目。正太郎編と、正太郎・愛しのトマシーナ編の短編7編。猫が関わるからか、本当はどろっとした話もさらっとさわやかな感じでいい。
  • 猫は密室でジャンプする~猫探偵 正太郎の冒険1~
    クロと呼ばれることもあるくらい黒い部分が多いブチ猫の正太郎が活躍するミステリ6編。
    正太郎の一人称で書かれたものと、人間の視点から書かれたものがある。
  • 猫は聖夜に推理する~猫探偵 正太郎の冒険2~
    正太郎の冒険シリーズ2で、正太郎ものとしては4冊目。短編6編。気軽に読めて、今回はほんわか心温まる感じの話が多くて良かった! 次作も期待♪
  • R‐0 Bete noire
    長編ホラー4巻目。
    ゆびのレビューで炎都系と書きましたが、炎都シリーズとやっぱり似てるなぁ〜という印象です。
  • 少女達がいた街
    政治の季節の終焉を示す火花とロックの熱狂が交錯する一九七五年、16歳のノンノにとって、渋谷は青春の街だった。しかしそこに不可解な事件が起こり、2つの焼死体と記憶をなくした少女が発見される……。


    子供の頃読んでお気に入りになった本なので、初見が大人になってからだったら印象が違ったのかもしれません...続きを読む
  • 紫のアリス
    不思議の国のアリスが好きで世界観に惹かれて手に取りました。

    精神的に不安定で幻覚を見る体質という信用出来ない語り手の主人公が、真実に近付くほど精神が崩壊していく。

    全てが分かってみても「そのためにここまでするかなぁ」という動機の弱さはあるものの、サクサク読めるし世界観は良かった。

    ただ主人公が...続きを読む
  • おいしい旅 しあわせ編
    旅と食をテーマにしたアンソロジー。
    行先は伊勢、松本、石垣島、ヴェネツィア、三沢、東京、レイキャビク。

    「初めて編」「想い出編」は既に読み終えていて、今回は「しあわせ編」です。
    やっぱり旅行と食べ物の話は読んでいてウキウキします。
    非日常の中で自分を見つめ直したり出会いがあったり、特別な時間を過ご...続きを読む
  • 聖なる黒夜(下)
    長編なのに全くそれを感じさせないほどのストーリーで一瞬で読み終わった。犯人のところはさすがに都合良すぎではと思うものの、登場人物の人間関係や過去の事件の真相等複雑に絡み合っていて面白かった。
  • 聖なる黒夜(上)
    暴力団の幹部が殺される事件と過去の冤罪かもしれない暴行事件、登場人物が多く過去と現在で複雑に絡み合っているが、スピード感ある展開で手が止まらない。麻生と山内の関係性がなかなかもどかしい。
  • おいしい旅 しあわせ編
    ちょうど今年は伊勢に行こうと決めていたので、初めのお話はとても参考になった。行き方や伊勢うどんの由来、参拝の仕方など物語にちりばめられていたし、少年達の冒険を見守っている感じの話で、一番この中で楽しかった。どの作品も終わりに少しほっと出来てしあわせ編とはその通りたど思った。

    他5作
    ・失われた甘い...続きを読む
  • ふたたびの虹
    ほのぼのとした中に 凛とした芯の強さを感じる作品。ちょっとしたミステリー短編集であり、ラブストーリーとしては長編という感じで楽しめた。
  • おいしい旅 初めて編
    旅と、食の思い出にまつわるエトセトラ。”初めて”と副題にあるだけあって、非日常。旅に出るきっかけもひとそれぞれ。
    下田に行ってみたくなった。
    台湾へは派遣で働いている彼女が一人旅、のはずが会社のお使いもする羽目に。
    函館はカフェめぐり。函館の話の内容は重たかったけれど、カフェには行ってみたいな。NH...続きを読む
  • おいしい旅 想い出編
    秋川さんや大崎さん、柴田さんというラインナップ!
    好きな作家さんの話は読みやすい。

    大﨑さんの横浜話はテッパンだな。
    小谷村のロッジの真相に、果たして彼は気づくのだろうか。
  • おいしい旅 初めて編
    「アミの会」のアンソロジー。
    『初めて編』ということで、七編のストーリーは、初めて訪れる旅先での初めての食べ物が登場する。

    料理が美味しそうだったのは、乗り鉄・食べ鉄にも嬉しい「下田にいるか」坂木司さん。なんと言っても下田なら行けそう!と思えるのが嬉しい。観光も楽しそう。

    もうひとつは、サハリン...続きを読む
  • 桜さがし
    中学を卒業して9年。新聞部のメンバーが当時の教師と交流する物語。教師は推理小説を書く事で、小説家になって教師を辞めている。
    8編の短編だが、推理小説家、新聞部という事もあり各編毎のミステリー仕立てとなっているが、各編とも短いのであっさりとした内容となっている。
    新聞部メンバーの中で、特に元教師と交流...続きを読む
  • 風のベーコンサンド 高原カフェ日誌
    おいしい!読んでて美味しい!食べ物のおいしさをそのまま表現してしまう文章力にハマった。でもそれだけじゃなくて、結婚とか田舎の生活とかそう言った部分にもちゃんとストーリーがあって面白かった。読みやすい。特に結婚生活の話では、心情の変化とかがちゃんと描写されてて感情移入してしまった。田舎でカフェを開いた...続きを読む
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ
    大好きなアミの会(仮)のアンソロジー。ラストメッセージという副題でなんとなく遺書を思い浮かべたけど、そうかぁこんなに色んな最後のメッセージてのがあるもんだ、としみじみしてしまった。近藤史恵さんの久々にゾワッとする怖い話も、福田和代さんのカッコいい刑事さんの話も、楽しんで読めた本。
  • おいしい旅 しあわせ編
    読みに行くいものは飛ばして。
    海外の内容も多かった。
    個人的には国内の短編が読みやすい。
    食べ物はハンバーグ、サンドイッチとか
    挟まれる系が多かったかも
  • おいしい旅 しあわせ編
    全体的に少しビターテイストなアンソロジーでした。

    お気に入りは柴田さんの「夕日と奥さんのお話」

    突然旦那さんが実家の田舎に早期退職して終の住処としたいと言い出した。反対すると、自分に有利な条件で離婚を言い渡されて…

    浮気をされたわけでもなく、価値観の違いが生じてしまったけれど、石垣島への旅で和...続きを読む