柴田よしきのレビュー一覧
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相変わらず猫視点の文章は面白い!
この巻では正太郎や同居人、その周りの人たちに次々と転機が起こった。
最後のサスケの「あんさんが、東京行ってもわしらずっと一緒でっせ」ってセリフに涙がにじんだ。
東京に行くという展開になってもサスケとの関係性が変わらないといいな。
あと、同居人も結婚しないでほしいな。...続きを読むPosted by ブクログ -
女流作家、柴田よしきのデビュー作。RIKO(村上緑子)シリーズ警察小説のスタート。男性優位な警察組織の中で、女であることを主張し放埒に生きる刑事村上緑子。リコ刑事村上緑子役をかたせ梨乃さんでTVドラマ化されたのを、観た覚えがあるが原作を読むと川島なおみさんの方がしっくりかなぁ。竹内結子主演で公開され...続きを読むPosted by ブクログ
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ばんざい屋シリーズの2冊目です。
おかみさんは、立ち退きをきっかけに新しいスタートを切り、常連客の女性達も自分の道へ巣立っていく。
再生の話に感じました。Posted by ブクログ -
丸の内で“おばんざい”を出す小料理屋「ばんざい屋」を舞台とした連作短編集『ふたたびの虹』の続編。(『ふたたびの虹』は相田翔子主演・『七色のおばんざい』というタイトルで、NHKでドラマ化された)
柴田よしきの作品でもっとも好きな『ふたたびの虹』の続編なので、大きな期待を持って読んだ。ハートウォーミング...続きを読むPosted by ブクログ -
女将の優しさに癒されながら読みました。
出勤時のJRの中で読んでいて思わず涙ぐんだり・・・
心にしみます。
この本の中で一番共感したのは
篠田真由美さんの解説にある
「どこかにないのか、私のばんざい屋は!」
私もそう思いながら読んでた!!!と思い、うれしかったです。Posted by ブクログ -
久しぶりに、ハードカバーで読みたいと思った作品。(出てるのかな?)
装丁の鬱蒼と茂る木々、
引き込まれそうな緑。
地図に無い村。
そして、
蝶を模した舞。
まるで
お気に入りの映画の一つ、
「エコール」をみているようでした。Posted by ブクログ -
RIKOシリーズにハマるきっかけとなった一冊。
刑事の仕事がリアルに描かれていておもしろい!
他作品であまり見かけない、性に対して自由な緑子に、
戸惑いながらも惹きつけられる。
一点気になる点を敢えて挙げるならば、
シリーズを通して、ジェンダーの問題への作者の思い入れが強すぎる感がある。
そんな...続きを読むPosted by ブクログ -
花咲シリーズ3冊目。短編の連作物。
まさか練に子供が?!と吃驚しつつ、続きが気になって一気に読んだ。
花咲シリーズは聖なるとRIKOシリーズに比べて練が優しい気がする。やってることは普段通りなんだけど、子供たちに優しいのかな?って思える。やっぱり練は根本的に優しい人なんだよね。
花咲のこと気に入っ...続きを読むPosted by ブクログ