そうか、私の問題解決の仕方って、「先送り」なのかもしれへんな…
と、思った。
今更やけど著者の本ってどのシリーズも基本パターンは似てるのに、それでもやっぱり面白いので、もうこれは著者が好きなんやろうなあ…。
今回登場したトモさんのお友だちって、もちろん「いい加減な夜食」でおなじみの佳乃ちゃんだよね
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実際「いい加減な夜食」で「ぼったくり」に行くシーンもあったので、今度は「ぼったくり」サイドからのリンクやね。
こういうのは面白くて好きなんやけど、ただ、このトモちゃんのくだりから要さんが自身の家族が美音に対して何らかの対策を高じてくるんじゃないかと危惧するきっかけになったところが、わからんかった…。(;^ω^)
要さんと美音が一線を越えちゃってからはなんでか斜め読みをしてるからな(笑)。
面白くないわけではないけど、第二ステージにいったな、って具合で。
そもそも要さんが佐島一族やのに現場に出てるのかとか、長兄や祖父との確執なんかが、若干わからん…(笑)。
父親は他界してるらしいというところはわかったけれど…。
いっそ、要さんは愛人の息子なのかとすら思ったけど(すいません)それはそうでもないみたいやし。
まあまあまあまあ、ええわ。
あんまりオカネモチ一族の話になっちゃうと、「いい加減な夜食」と似てくるので、あくまで「ぼったくり」は「ぼったくり」でお願いしたい。
今回、冒頭のノリくんの介護問題みたいな、そういうネタ欲しい。
商店街のご意見番たちの意見は、フィクションとはいえ読んでて面白いもの。
どこか、有川浩氏に通じるものがあるな。
ほんで、冒頭に戻る。
そこで出た、ノリくんの解決方法が、「自分が犠牲になればいいという一番楽な解決方法」と、ウメさんに斬られていて、
「ああ…、そうなのかもな…」
と、思った。
実際私はこれまで
「自分が我慢すればいいわ」
と、先送りにした問題は、結局全部頓挫してる。
その瞬間その瞬間にもっと向き合っていれば、違う結果になったんやろうなあと頭では思うけど、まあ、当時にそんなことはできないわな。
ほんで、先送りにした結果どうしようもなくなったこともあれば、まあ、これはこれで…、っていうこともあるので、そこは今更後悔はしないにしても、今後同じような形で解決をしないでいきたいなとは思う。
それだけの信頼関係を築くのって、難しいけどなあ。
「なにもできないなら知らないほうがいい」
と、いうのも、果たしてどうなんやろう。
その「知らない事実」を、墓場まで持っていけるならともかく、いずれどこかで知ることになるのなら、それこそ先送りではあるよね。
知らされずにいた人にすると、悲しいし、やりきれないし、裏切られた気分にすらなりそう。
難しいなあ。
なんでもかでも報告するのもベストかといえばそうでもないし、イヤァ、人間関係って、ほんま、難しいね!
(今更)
そのあたりを踏まえて、頭では理解できることも感情がついていかない、ちゅうようなことを、ぶつける前に違う形で消化できる要さんと美音は本当にかっこいいわ…。
お互いがこういうタイプやから惹かれるんやろうね…。
「私は大丈夫」
の、
「大丈夫」
は、要さんがくれた、っていうのにもしびれたもの…。
自分で自分に大丈夫と唱えることは多々あれど、それがだれかのおかげかなんてなかなか、口にできひん。
そもそもそういう考えにも至らない。だって自分で大丈夫大丈夫って唱え続けなおられへんほど切羽詰まってるときに、他人に感謝するとか、できひんわ…。
時間が経てば、あのときに立っていられたのはあの人のおかげやったな、なんて考えられるけど、最中は難しいなあ。
でも、結局、支えてくれるのも他人なら勇気を出すきっかけをくれるのも他人やと思ってる。
だから、どん底から上を見るときは、大切な誰かのためだけに手をのばしても、いいのかもしれへんな。
難しい他人との距離感を、著者は難しく、でも、なかなかない視点で書いてくれはると思う。
そこがまた、著者のシリーズの面白いところかな。
人生は一通りじゃないらしい。
苦いもよし甘いもよし。できれば私は、甘いほうがいいな。笑
それにしても、要さんの「淫靡な表情」か…。
なんか、すごいな。ほんでそこいらじゅうで発情しないところも、大人で、ええな…。笑
(普段何読んでるん)
(いや、最近また二次創作をよく読んでるため、つい…)