『テクノロジー』
・ARカメラや、360度撮影可能な全天球カメラを組み合わせた遠隔操縦自動運転車いす
・空間に映し出された文字のほうを向いて付属のボタンを押すと、音声として読み上げられるスマートグラス
・ヘアピンのように髪の毛に装着し、振動と光によって音の特徴を感じることができるインターフェイス
・
...続きを読む関節を動かすモーターやバッテリー、コンピューター、センサーを搭載しているサイボーグ義足
・途上国で使用されることが想定された、安価でクオリティの高い途上国向け義足
・障がい者アスリートの経済事情を改善する為作られたオーダーメイドの競技用の義足
・500円玉大のパッチ式センサーを上腕に貼るだけで、採血なしに血糖値を最長14日間連続測定できるデバイス
『近い将来介護はどうなっていくのか?どうなるべきだろうか?』
まず、介護職を「3Kきつい、汚い、危険」「低い賃金」といったネガティブなイメージから解き放ち、人手不足な現状を打破する。デジタルテクノロジーを導入し、働くうえでモチベーションや成長意識を維持できる環境をつくり、満足度をあげる必要がある。
介護現場に根強く残る根性論。「自分が頑張らなければ現場が回らないんだ」と強すぎる責任感を持っていることに敬意を感じるとともに問題も感じる。デジタル化により関節業務がどんどん代替えされ、介護職がトータルコーディネーター、ライフコーディネーターとして役割を果たすようになっていけば、現場にはびこる根性論は影を潜め、クオリティを上げるためにスキルを磨くほうへと、変化していくはず。
介護におけるスーパースターも誕生するはず。たとえば、歴代総理を看取った介護職の人がいれば、それはスタープレイヤーといえる。「総理大臣を看取った」その事実が大きな影響力を持ち、その人の発する言葉には重みがある。
ケアの現場では人間の「おもてなし」を当たり前に享受できる時代は終わり、「人間味のある」質の高いケアに価値を感じる人が金銭を払うサービスと、必要最低限のケアだが金銭の支払いは少なくなるサービスの選択肢が用意される状態になる。
「Uber Eats」のように、スマホ一つで手軽に介護テクノロジーを利用できる世界に。
『避けられない「老い」ポジティブに老いていくには』
よりよく生きていくために大切なのは「豊かさ」である。まず自分にとって豊かさとは何かを改めて考える必要がある。
「人間とAIやロボット、どちらにお世話してもらいたいですか?」そう聞くと、得体の知れない機械にお世話してもらうことへの恐怖心から、「人間に介護してもらいたい」と考える人は多いはず。しかしトイレの後にお尻を他人に拭かれるよりも、温水洗浄便座で綺麗にしてもらうほうを選ぶ人が多いはず。
プライベートゾーンや個人情報に含まれるプライバシーを扱う領域では、人の手よりもテクノロジーの介助を求める人は少なくないはず。
『豊かな人生をお送りください』