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来るべき未来は半歩先から始まっている――。研究者、教育者、メディアアーティスト、経営者……。ジャンルの垣根を越え、新たな価値を生み出し続ける異才は、どう時代と対峙し、考えを深化させているのか? 混迷を極めるパンデミックの中で、将来への展望を開くために必要な思考プロセスを明かした、革新的「考える流儀」。
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Posted by ブクログ
落合陽一氏の著作の中でも内省が際立つ作品だと感じた。 ビフォアコロナの時期にそれが顕著で、「子供」に纏わる話は幼い子どもを持つ者としては心動かされるものだった。 ポスト・ウィズコロナの世界は、氏が提唱していたデジタルネイチャーと呼応する変化が多分にある。しかしそれ以上に、人の心に変化がおきており、そ...続きを読むこへの戸惑いも感じられた。 そういう点からも「人間・落合陽一」を感じられる一冊だ。
誰もが体験する日常を独自の観点で知覚して表現される、そんな日記。 時に数値でロジカルに考えるかたわら、うまくロジックで説明できない感覚的な言葉が入り混じる、いかにも人間だなぁと思う本だった。 本書には多くテクニカルタームが登場するので、スムーズに理解できない方や、諦めてさらっと読み流せない方には苦痛...続きを読むかもしれない。
正直かなり難しい内容の本。 ただ、理解して読めるようになると本当に面白い本だと思う。 落合さんの、人とは違う視点に魅力を感じた。
この本を読むと自分の知識の無さ、ボキャブラリの無さを痛感した。そしてまた言葉を調べながらの読書の楽しさも感じた。 コンテクスト・パラダイム・マネタイズ・エコシステム・リテラシー、etc。 そのうえで、自分の内からでは出てこない、物事のとらえ方・視座の違いに憧れをもった
落合さんのnoteを加筆修正してまとめた本。圧倒的に読みやすいのは小話として差し込まれている海外でケータイをUber に置いてきてなんとか乗り切る話です。 が、それ以外も全部が全部理解できるわけではないけれどなるべく平易に表現してくれていると感じます(注釈も多いですし、デジタルネイチャーについて色々...続きを読むなところで使用した説明を引用して説明してくれるところもあります) 1話1話も短いので、少しずつ噛み砕きながら読むことをお勧めします。 個人的には第6章、ウィズコロナで日常を生きている落合さんが考えていることを覗けたのは面白かったです。
落合氏の本の中で1番理解しやすいと思った。 私自身も自分が腐ってしまわぬように、何かをやめてみたり、知的好奇心に刺激を与える事を常に追い求めて社会貢献に結びつけたい。
落合陽一氏のことは、たまに WEEKLY OCHIAI をみるくらいで詳しくは知らない。変わった人だなとは思っていたが、それと同時に社会が良くなるためにを常に考えている姿勢に好感を持っていた。最近彼の著書(本書)が出版されたと知り、興味をもったので読んでみた。 独特の文章で少し読むのに苦労したが、情...続きを読む報の密度が非常に濃くこんな文章を書く人がいるのかと驚いた。著者がどんなことを考えて研究やメディアへの露出を行っているのか僅かながら理解できた気がする。しかし、より理解を深めるには他の著作も読んでみる必要があると感じている。 私は睡眠を充分にとらないとダメなので、真似をすることは出来ないが落合氏の研究に取り組む姿勢は参考になった。
理解するのが難しくて、サラッと読んだ。 子どもたちをどう見ているのか、 そういう親視点は共感できる部分もあった。 サンフランシスコで、Uberにスマホを忘れてしまったドタバタ劇がおもしろかった。
落合陽一氏の著書。流し読みしたが、興味深いフレーズがいくつか存在する。 メッセージを異なるレイヤーに発することを意識していたり、ワンフレーズで表現できない博論はダメ、といった言葉に代表される、他の領域でも共通して言える内容も書かれており、参考になる。
著者自身の思考整理というが、実際は奥深く考えているはず。読者に思考の断片を理解できる形で説いている。 才能が傑出しているだけに、一般人とは頭の回転が何倍も違うのだろう。 それを出来るだけ分かりやすく伝えようとしてくれている所で、著者の心根の優しさが文章から伝わってくる。 論理的に何かを伝えようという...続きを読むよりは、感情を伝えようとしてくれる点が嬉しい。 頭脳明晰な彼の言葉はどうしても論理的になりがちだし、使用する言葉自体が難しいので、解読するのは困難だが、一語一語丁寧に読み解けば思いが伝わってくる。 発したい主張を論理展開するよりも、この日々のエッセイ風な文章は、どちらかというと気の向くままだ。 だからこそ「こういう考え方もあるよな」「こう考えてきたか」などなど唸る部分が多かった。 著者は1987年生まれで、2023年時点では36歳になる年齢だ。 こんなに若いのに、自分自身が歳を重ねていくことを常に意識している。 私が若い時分は、自分が歳を取る未来なんて想像すら出来なかった。 氏は常に未来を意識して、若さ故の稚拙さも客観的に楽しみながら、老いて自分自身がレガシー化していくことを夢想している。 ついつい「人生何週目?」と思ってしまう。 50代の私よりも、充分な大人である。 氏も20代の頃は疲労困憊になりながら突っ走ってきたという。 何かに取り憑かれたようにも感じるくらい。 単純な「使命感」とも言い難い。とにかく全力で走り続けた。 誰でも若い時はそういう時期があるのだろうが、著者のそれは振り切れている。 「興味を持ち続ける」ということは、間違いなく才能なのだ。 研究者は当然にそういう部分を持ち合わせていないと、研究し続けること自体が難しいだろう。 モノになるか分からない研究なら尚更であるが、逆に言うとみんなが研究している分野については一番手柄を獲りづらいだろうから、戦略としては競合が少ない分野を研究することは正しいのかもしれない。 だからこそ、孤独でも戦い続ける精神力が必要だ。 そんな気持ちが所々で吐露されている本書は、読んでいて心地よい。 たまに出てくる図解も面白い。 これは頭に浮かんだ内容を、他人にも分かりやすいようにアウトプットしてくれているのだが、おそらく頭に浮かんだ内容のほんの一部分だけなのだろう。 図に描かれていない所で、著者がどれだけ思考を巡らせているか。 それでも読者に伝えようと、内容の全部ではなく、あくまで分かりやすいように図で記す。 文章で表現するよりも、図にした方が確かに分かりやすい。 図は情緒的ではなく、論理がハッキリしているから、思考の整理にはなる。 一方で氏の写真は極めて情緒的だし、芸術的だ。(そもそも彼はアーティストだ) 「ぬるぬるした表現が好き」という発言を聞いたことがあるが、その辺を狙っているのか、彼にとっては自然界自体がそう見えるのか。 物質は質量があるのに、写真や映像になるとそれはただの情報となり、質量は無くなってしまう。 その行為自体に儚さがあるという一方で、情報だけが転写された映像を見ても、人は何かを感じたり心が震える瞬間があったりする。 それが良い悪いの話ではなく、人間が作り出した人工物と自然界との行き来について、全体を通じてその心の動きだったりを表現し、それを見る人にも感じてほしいのかな、なんて思ってしまった。 天才の本意はどこまでいっても理解できないが、私自身ではそう感じたということだ。 「ワンセンテンスでオリジナリティを表現できない博論はダメ」とは氏の師匠の言葉か。 これは素敵な話だ。 論文に限らずに、様々なことに当てはまるのではないだろうか。 自分自身もだいぶ年齢を重ねたが、改めて自己のオリジナリティについて考える時がある。 これから未来をどうしていくかという戦略的なことを考える時もあれば、そもそも過去を改めて振り返ってみたりもある。 過去を悔いてもしょうがないことだが、単純に思い出してみるだけでも、心の浄化になったりもする。 わだかまりが吹っ切れていないと、反対にイライラするだけでもあるが、歳をとるとそういうことも減ってきた。 氏は忙し過ぎて忘れていることが多いため、写真など記録として残すのだそうだ。 これも一案ではある。 大体過去を思い出そうとしても、そんなに大したことを思い出せないものだ。 これは年齢を重ねるとつくづくそう感じてしまう。 逆に言うと、自分にとって大事でないことこそ忘れられずに覚えているというものかもしれない。 ふとした瞬間に過去のどうでもよい出来事を思い出した時に、そんなことを感じるのだ。 本書を読んで、自分自身を棚卸したり、断捨離したり、50代だからこそ必要なことがあるかもしれないと感じた。 そして、自分自身というアイデンティティというかオリジナリティについて考えてみる。 そういう時間こそが大事なのではないかと思う。 半歩先の未来はどうなるか分からないが、少なくとも前に歩き出しさえすれば、届く範囲なのは間違いない。 色々と考えてみながらも、その一歩一歩を大切に、歩みを踏み出し続けたいと思う。 (2023/7/19水)
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