黒輪篤嗣のレビュー一覧
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円高とインフレが現実味を帯びてきた今だからこそ読みたい。
ハイパーインフレの最中には、銀器よりも1キロのじゃがいものほうが、グランドピアノより豚の脇腹肉のほうが一部の人にとっては価値があった。Posted by ブクログ -
より良い答えを見つけるより、まずはより良い問いを設定することが重要。
問いの設定は生まれつきの能力ではなく、後から身につけることができる。それを鍛えるために、積極的に間違うこと、不快に思えるような環境に身を置くこと。
また、「自分の人生において要になる問い」を見つけることが重要と書かれていた。
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う〜ん、このタイトルはどうなんだろ。確かにベゾス(ブルーオリジン)とマスク(スペースX)のライバル関係がイノベーションを促している面はるだろうが、特段の交わりがあるようには見えない。それに、リチャード・ブランソン卿も重要なポジショニングをとっているはずで、なぜ軽んじた扱いになっているか納得感がない。Posted by ブクログ
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最新の事例を用いながら、SECIモデルをスパイラルさせて知識実践していくには?を論じた本。
JAL、シマノ、エーザイ、ファーストリテイリング、ホンダ、トヨタなど、ドキドキする話が多くて惹き込まれた。Posted by ブクログ -
SECIモデルの復習。
第1章 知識から知恵へ
藤野はプラグマティストに徹することで、ホンダジェットの夢を実現させた。藤野の仕事の仕方はいろいろな表現で言い表されている―粘り強い、実際的、現実的、行動志向、細部重視―が、それらすべてが指し示しているのは、「いま・ここ」での遂行力である。
第...続きを読むPosted by ブクログ -
SECIモデルの復習。
第1章 知識から知恵へ
藤野はプラグマティストに徹することで、ホンダジェットの夢を実現させた。藤野の仕事の仕方はいろいろな表現で言い表されている―粘り強い、実際的、現実的、行動志向、細部重視―が、それらすべてが指し示しているのは、「いま・ここ」での遂行力である。
第...続きを読むPosted by ブクログ -
【★:3.5】
「問こそが」問題解決、知的創造の「答えだ!」という内容の本。
本書のテーマは今まで読んできた本の中でも屈指の秀逸さだと思う。
ただ、内容があまりにも冗長すぎると感じた。余計な部分、テーマから離れてしまっている部分が多すぎるため、秀逸なテーマを見失ってしまいそうになる。
したがって...続きを読むPosted by ブクログ -
引っ張っていくのではなく、メンバを主体として後ろから後押しするイメージのリーダシップ。
メンバのモチベを引き出すこと、環境調整もリーダの仕事とはいえ、やはり激安でスキルないメンバしか集められないプロジェクトの場合について気になってしまう。この本のようにクリエイタがやる気ある場合はいいが、そもそも仕事...続きを読むPosted by ブクログ -
* グイグイ読めて読み物として面白かった。実際はマスクとベゾスだけでなくリチャードブランソンとかポールアレンとかも出てくるので、米国を代表する宇宙ベンチャーの挑戦が書いてありワクワクできる。(題名としてベゾスvsマスクとしたかった訳者の意図も分かるけど)
* ベゾスがBlue Originを本当にゼ...続きを読むPosted by ブクログ -
リーダーが先頭に立ち、瞬時に判断する、
部下はそれを固唾をのんで見守る、
鬼平的なリーダーシップは通用しないよ、
というお話。
複雑化した現代、一人の閃きでは完結せず
「集合的天才」(collective genius)が
求められる。
ピクサー、グーグルなどの事例は分かりやすい。
カールじいさ...続きを読むPosted by ブクログ -
正直、それができればこんなに悩まない、と思わないでもなかったが、そういうまっすぐでシンプルなことができるかできないかが大きな違いなのかなと思った。試してみる前に「それができれば....」と先のことを考えて突き放すのではなく、今できることを何かひとつでもやってみて、それでどうだったかはそのときに考えれ...続きを読むPosted by ブクログ
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イノベーションに対して求められるリーダーシップとは、自らイノベーションを起こすことや、ビジョンを描いて、メンバーを導くのではなく、メンバーがイノベーションを起こせる環境・空気・場・組織を作ることを説く。『イノベーションは日々の仕事のなかに――価値ある変化のしかけ方』(パディ・ミラー著)でも同じ主張に...続きを読むPosted by ブクログ
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レゴにそんな混迷の時代があったんだ。自分が買いたいがために、子どもがレゴ好きにならないかと願っているが、今のところその気配なし・・・Posted by ブクログ
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赤字国債の発行に国家財政を依存している日本。先進各国も、景気刺激策、周辺諸国救済のために紙幣を大量に刷る。歴史の教科書では僅かに触れられている程度のドイツの国家破綻の歴史からハイパーインフレについて考える。Posted by ブクログ
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珍しくビジネス書。やはり肌に合わない。しかし、単なる開発物語ではなく、1ページに10回以上「利益」という単語が出てくるところが本書の姿勢をよく表している。レゴって何十年も前からある基本ブロックを作ってデザイナーが適当に組み合わせて売っていると思ったけど、その組み合わせのパターンとブロックのセットを作...続きを読むPosted by ブクログ
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No.666
「ブロックはレゴから。アイデアはきみから」1992年のカタログのコピーが秀逸。
レゴの改革とブランド復権までの道のりが詳しく紹介されています。
レゴ1.0 コストダウン、ビジネスをシンプルに。小売店の利益を増やす。レゴランド売却、キャッシュの獲得を重視。2004年
レゴ2.0 ブ...続きを読むPosted by ブクログ -
「イノベーション7つの真理」というサブタイトルにあるように、およそイノベーションという言葉がこれでもかと登場する。そして、その7つの真理の実行の仕方で失敗してどん底におち、同じくうまくやって復活したレゴの話。
レゴは、あるときまでうまくいっていたので、経営はけっこう適当だったらしい。置かれてい...続きを読むPosted by ブクログ -
レゴはどのように失敗し、その失敗をどのように次の成功に役立ててきたのか、その経緯を経営理論に基づいて、というよりもどの流行の経営理論にぶら下がったために失敗したのか、分かりやすく説明。
ただ、残念ながら?(ビジネス書に求めるのは無理かもしれないが)登場人物に感情移入するような書かれ方ではない。Posted by ブクログ -
この本は、経営すらもオープンソースのごとくケーススタディされると言う驚きと、大企業病への処方箋である。
経営は古くは世襲制であり、ごく一部の人がノウハウを独占している秘術のようなものだったと考える。一方現代では、能力があるものが登用され腕をふるえる一方、その秘術を知らないが故に失敗することが多いので...続きを読むPosted by ブクログ