河合敦のレビュー一覧

  • 異説で読み解く明治維新 「あの謎」がすっきり解ける10の物語
    帯の『本当は幕府を倒す必要はなかった!?』に魅かれて購入。
    私もそう思っていたの。
    慶喜は元々尊皇派筆頭の水戸家出身なのだから、「大政を奉還せよ」と天皇に言われたら、お返しするでしょう。実際したでしょう?
    おとなしくしていた幕府軍を煽って煽って煽って戦いに持ちこんだのは西郷隆盛率いる薩摩軍。

    会津...続きを読む
  • 岩崎弥太郎と三菱四代
    現在でも存続する巨大企業グループ、三菱。その発端は幕末の志士で、坂本竜馬の右腕として活躍した岩崎弥太郎が海運会社を起こしたことだった。弥太郎は持ち前の豪快さと強気で新政府への協力と対立を繰り返し、時代の混乱期に商業界でのし上がる。

    そんな弥太郎のあとを継いだのは実弟の岩崎弥之助。彼は兄とは対照的に...続きを読む
  • 大久保利通 西郷どんを屠った男
    NHK大河ドラマ「西郷どん」で描かれる西郷隆盛の盟友であり明治国家の始まりでの支柱となった大久保利通は何故、西郷隆盛を屠らなければならなかったか。この本はそんな大久保の深い精神状態を詳細に探し出す。
  • 真田幸村 家康をもっとも追いつめた男(小学館新書)
    真田幸村という不世出の武将について丹念に綴った一冊。

    著者曰く、歴史上で影響力のない武将でありながら、その愛情が感じ取れて面白かった。
  • ニュースがよくわかる 教養としての日本近現代史
    日本史と言っても時代も焦点もバラバラだが、これくらい飛んでる方が印象に残るしわかりやすい。また、知っておくべきポイントを押さえており評価できると思った。
  • 後白河法皇 平家を滅亡させた黒幕
    激動の平安末期を生きた立役者でありながら、これまであまり語られることのなかった後白河法皇についての一冊。

    保元・平治の乱、平家との蜜月とそれからの脱却、源義仲や義経・頼朝との距離、あと今様に狂ってたことなど断片的な知識はあったが、それらについて初めて系統だって知ることができた。
  • 岩崎弥太郎と三菱四代
    岩崎弥太郎の生い立ちからはじまって三菱商会の創設、そのご四代目までの伝記。
    大河ドラマで一癖ある人物として描かれた弥太郎だが、実際、そうだったようで。幼い頃へ勉強がまるで駄目、しかし詩作が褒められて学問に励み、江戸に遊学。父親の負傷事件で入牢、藩の重鎮学者につくも暗殺される。坂本龍馬の海援隊に関わっ...続きを読む
  • 岩崎弥太郎と三菱四代
    岩崎弥太郎が三菱を創設するまでの経緯のほか、それを継いだ岩崎家3代が三菱を発展させていった経緯も学べるお得な本。明治時代の経営者が、利益よりも国家の発展を重視したことも描かれていて、日本の資本主義黎明期の様子も伝わってくる。

    弥太郎は、1834年に藩士の身分を失った武士の家に生まれた。20歳のとき...続きを読む
  • 岩崎弥太郎と三菱四代
     三菱と言えば、丸ビルをはじめとする丸の内のオフィス街が浮かんでくる。そんな三菱だが、三井や住友と言った旧財閥と違って、江戸末期化明治維新にかけての混とんとした時期に一気に今の三菱グループの基礎を築いたのだから驚きだ。

     創業者の岩崎弥太郎、弟の弥之助、弥太郎の息子久弥、いとこ(弥之助の長男)の小...続きを読む
  • 岩崎弥太郎と三菱四代
    1,弥太郎
    土佐藩-三菱商会 企業
    2,弥之助
    16歳下の弟 体質は弱い 後藤象二郎の娘と結婚共同運輸(政府)との合併を決める⇒日本郵船  好物がメザシ
    3,久弥
    弥太郎の長男  寡黙な3代目  アメリカ留学  真面目一辺倒
    52歳で、社長を小弥太に譲る。
    4.小弥太
    弥之助の長男  英国留学 東...続きを読む
  • [新訳]日暮硯(ひぐらしすずり) 藩政改革のバイブルに学ぶ人の動かし方
    恩田木工はこういう手腕をどこで身に付けたのだろうか。その考え方や執政方法はいまでも十分に通用すると思う。
  • 岩崎弥太郎と三菱四代
     この本は、幕末・明治をメインに書かれていて、その頃の歴史が好きな人におすすめだ。
    周りの意見に負けず、夢に向かって追いかけている人にも読んでもらいたい。
    弥太郎を始め、三菱四代の経営理念は、経営者に参考になると思う。
     
     この本を読み始める時、きっと難しそうな話で途中で読まなくなるかもと思ってい...続きを読む
  • 岩崎弥太郎と三菱四代
    三菱創始者である岩崎弥太郎と四代に渡る三菱物語。酷く劣悪な状況をも物ともしない弥太郎の強烈な好戦的性格と上昇志向には只々頭がさがる。加えて米相場で破産一歩手前まで追い込んだり、遊郭に溺れたり、聖人君子でないことも弥太郎の魅力を構成している要素だろう。

    政商と揶揄されることもあるが決して官に委ねたの...続きを読む
  • 岩崎弥太郎と三菱四代
    知人に勧められたのですがさくさく読めて面白かったです。明治維新から戦前戦後の動乱期を一族4代で財閥にまで成り上がった岩崎家の物語として、経営・政治という観点から見ることができて非常に興味深かったです。明治維新あたりの話って、尊王攘夷・佐幕だとか欧米との関係性だとか政治のあたりにフォーカスした話はこれ...続きを読む
  • 岩崎弥太郎と三菱四代
    三菱を作ったのは三菱さんじゃないの?というほど何も知らずに、偉人、特に経営者の人生や人柄を知りたくて読みました。
    創業から財閥解体まで、岩崎家4代で三菱を成長させますが、グループが大きくなり、世襲であっても、三菱を成長させ続けることができるリーダーを育てることができた点がすごいと思いました。4代それ...続きを読む
  • 遷都1300年 人物で読む 平城京の歴史[奈良の都を彩った主役・脇役・悪役]
    最近、時代小説よりも史実に基づいて丁寧に解説してくれる本のほうが面白くって!

    この本は人物を切り口に奈良時代の解説をしているものなのだけど、意外にも奈良時代全体を網羅してる気がします。
    だって、この人忘れてるよ!と言う人物が思いつかない。
    しいていえば薬子?でもこれは平安時代でしょうね・・・ ...続きを読む
  • 岩崎弥太郎と三菱四代
    旅行で長崎に行った際に、岩崎弥太郎と三菱に興味をもったので拝読。

    タイトル通り、内容の半分くらいは創始者・岩崎弥太郎の半生についての記述。
    以下、岩崎弥之助→久弥→小弥太が三菱をどのように舵取っていったかが書かれている。
    まあまあ期待通りの内容だった。

    岩崎家という面では、歴史の動乱に立ち向かう...続きを読む
  • 岩崎弥太郎と三菱四代
    もう一つの幕末、明治の物語として読んでもめっぽう面白い三菱創業者、岩崎弥太郎の史話。弥太郎はもちろん、四人が四人とも個性的で魅力的。
  • 河合敦 逆転の日本史
    最近はテレビの歴史バラエティを解説しながら
    見ているkitanoです
    河合先生はテレビでも見たことがある
  • 読めばすっきり!よくわかる日本史  -旧石器時代から21世紀まで-
    大人が「歴史の復習」としてサラ~っと古代から近世までをおさらいするには悪くないけれど、それ以上でも以下でもないかな・・・・と。  でもやっぱり学生時代の歴史の授業で使った副教材と同じような「年表」とか「図版」とかがないとつまんないかなぁ・・・・・。  高校時代のああいう副教材って今にして思うとものす...続きを読む