河合敦のレビュー一覧
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当初、芸人の文章が目障りと思ったが、頁数の関係と分かりやすさ追及の目的からは妥当な文体かもしれない。
分かりやすく、且新しいという帯は嘘ではないPosted by ブクログ -
『500藩全解剖』は大袈裟だが、一つ一つのエピソードが簡潔で読みやすかった。脱藩大名で有名な請西藩主・林忠崇の話が書かれていなかったのは残念!Posted by ブクログ
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いつも聞いているpodcastの番組に著者の河合敦さんがゲスト出演して紹介していました。
最近、以前教えられていた日本史の通説の見直しが話題になることが多く、そういった新たな史実を紹介している著作もよく見かけます。本書はそこまでインパクトを追及したものではありませんが、対象を「歴代の徳川将軍」に...続きを読むPosted by ブクログ -
p16.そもそも【藩】とは
一万石以上の大名の領地とその支配機構
★?一万石以下は→直参(旗本.御家人)例外も:
喜連川藩
しかし正式に公称されたのは明治時代はいってから
p26.参勤交代:ばくっと年間経費の2~4割
p33.三万石以下は城なし→陣屋
藩の改革例が多い。
薩摩はかなり強権的で、だ...続きを読むPosted by ブクログ -
260年以上続いた徳川の時代がどんな風に受け継がれていたのか、とても興味深く感じていました。
一人一人の話は、ざっくりとした感じで”こんな人だった”的に描かれて、歴史初心者には混乱する場面もありました。
他の歴史小説やドラマ等を見る時には、かなり参考になるのではないかと思います。
全員の話を知っ...続きを読むPosted by ブクログ -
ある地方新聞社の方に「日本の地方を理解するためには県を見ていちゃダメなんだ。その前の藩を見ないとわからないことがある。」と言われたことがあります。この夏、仙台育英の初優勝によって甲子園優勝旗が「白河の関を超えた」という表現が報道されていますが、その表現も関東と東北の境界を示すだけでなく「白河以北一山...続きを読むPosted by ブクログ
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慶喜の近代化構想
ここに記載された著名な元藩主、新政府側になり爵位を受けた人々は、大凡明治維新以降大きな屋敷で悠々自適、贅沢三昧生活だったと読める。だが、残念のだったのは最後の将軍慶喜だ。将軍になった直後の慶喜の政治・軍隊組織等含め近代化構想には驚愕する。と言うのも実は明治維新の諸外国からの近代化推...続きを読むPosted by ブクログ -
吉田松陰は、どんな罪人でも、身分が低くても、幼くても、女性でも、分け隔てなく接した。上からではなく、しっかり名前を呼んで、その人の良いところを見つけた。勉強熱心で、筆豆で、熱くて、魅力的な人物であったことが分かる。
今からたった190年前に生まれた。尊敬すべき人物である。Posted by ブクログ -
三菱グループの創業者、岩崎弥太郎から四代の歴史(幕末~終戦)を簡単にまとめた本。といっても内容のほとんどは初代弥太郎で占められている。
三菱は適時人を得たとはまさにその通りかもしれない。その適時人を得た弥太郎以降についてももっと書いてほしかったところですが。
それにしても帯の女と金でのし上がったみた...続きを読むPosted by ブクログ -
お殿様版よりも面白い。
それはお姫様が結婚を境にがらりと人生が変わっていくのが面白いのかもしれない。
不自由なく暮らしていたのに、政争や時代に巻き込まれ、貧しくなったり、朝敵となって命からがら逃げたり。
父や夫、息子に従うしかない女性達。
出産のために命を落とす女性達。
他の女性が産んだ子供を我が...続きを読むPosted by ブクログ -
日本史の教科書では全く見えてこない生々しい人物像が見える面白い本で、文章も平易なので歴史ファン初心者の入門に適した書籍の一つ。幕末関係は知ってる話ばかりなので特に驚きや発見は無かったけど、唯一、佐久間象山の息子の話は初見で面白かった!Posted by ブクログ
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ああ、殿様たちは官僚になったり、他府県の知事になったりしたんだね。琉球のひどさに私財を投じて改革をしようとした米沢藩上杉茂憲が、既得権益者に追放されてしまうところ、すごい話。
あんな激動の明治維新を経て、あんな雪国からあんな南国に行って、なおよき君主として米沢藩の素晴らしき治世を実現しようとしたの...続きを読むPosted by ブクログ -
飛鳥時代から近代の人まで出てくる。一人一人読み切り形式だが、沢山の関係者が出てくる割に説明はシンプルで、例えば系図が一切出てこない。なので、例えば「四条天皇と高倉天皇」と言われて、二者の血縁関係が既に頭に入っている読者か、頭に入ってなくてもネットで系図を探し出す程度の手間を惜しまない読者か、二者がど...続きを読むPosted by ブクログ
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昨年の大河ドラマで、渋沢栄一に対する勢力として出てきて興味を持っていたので手に取った1冊。
岩崎弥太郎の人生、それを引き継いだ弟の
弥之助、さらにその後を継いだ弥太郎の子・久弥、
最後の4代目、弥之助の子・小弥太の人生を
あますことなく書いててわかりわすい。
(さすが河合先生)
それぞれキャラクタ...続きを読むPosted by ブクログ -
「歴史のその後シリーズ」と自分で勝手に分類しているこういう本が好き。続きもあるようなので買ってみましょう。
内容とは関係ないですが、幕末の大名·武士の名前は読みにくいのがけっこう多いという印象が改めて思わされました。Posted by ブクログ -
江戸時代のオランダ人、祇園にいますけど何か?
という表紙の言葉に「ん?」
鎖国の頃って、外国人は出島から
出られないんだと思ってました!
オランダ商館長とか
将軍謁見に江戸まで来てたんですねぇ。
知らなかったことが
いろいろわかっておもしろかった。
ネットのない時代には
1枚の瓦版が世の中を動か...続きを読むPosted by ブクログ -
確かにイラストはいっぱいあるのだが、これならもっと本を大きくして図鑑として写真もいっぱい掲示してほしかった。
あと、やっぱり歴史をただ単に記載しているだけなので読み物としては退屈。
コラムコーナは興味深かった。Posted by ブクログ -
数々の日本を代表する企業の創立に関わった渋沢栄一の公益主義と三菱を日本を代表する企業に押し上げた岩崎弥太郎の私益主義を事業運営や後継者育成などの理念を比較説明している。才能のある人と言うものはどのような立場においてもその場その場で自分なりの価値を出し輝くと言う点で現代においても学ぶべきところがあると...続きを読むPosted by ブクログ