歌う家 菓子屋横丁月光荘
  • 完結

歌う家 菓子屋横丁月光荘

704円 (税込)

3pt

家の声が聞こえる──幼い頃から不思議な力を持つ大学院生・遠野守人。縁あって、川越は菓子屋横丁の一角に建つ築七十年の古民家で、住みこみの管理人をすることになった。早くに両親を亡くし、人知れず心に抱くものがある守人だったが、情緒あふれる町の古きよきもの、そこに集う人々の物語にふれ、自分の過去にむきあっていく。人もものも、記憶を抱いて生まれ変わることができる。心のいちばんやわらかな場所にやさしく沁みる新シリーズ、第一作。

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菓子屋横丁月光荘 のシリーズ作品

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1~6件目 / 6件
  • 歌う家 菓子屋横丁月光荘
    完結
    704円 (税込)
    家の声が聞こえる──幼い頃から不思議な力を持つ大学院生・遠野守人。縁あって、川越は菓子屋横丁の一角に建つ築七十年の古民家で、住みこみの管理人をすることになった。早くに両親を亡くし、人知れず心に抱くものがある守人だったが、情緒あふれる町の古きよきもの、そこに集う人々の物語にふれ、自分の過去にむきあっていく。人もものも、記憶を抱いて生まれ変わることができる。心のいちばんやわらかな場所にやさしく沁みる新シリーズ、第一作。
  • 菓子屋横丁月光荘 浮草の灯
    完結
    748円 (税込)
    築七十年の古民家〈月光荘〉で住みこみの管理人となって数ヶ月。家の声が聞こえる大学院生・遠野守人は、月光荘の声に包まれて、穏やかな日々を過ごしている。知り合いや馴染みの店もでき、川越の町にも慣れてきた。そんなある日、お気に入りの古書店「浮草」の店主が入院中だと知る。バイトの女子大生・安西は店主から、自分が逝ったあともここで働いてほしいと言われているといい……。川越の町で、人と人とが結びついていく。何かと何かが繋がっていく。やさしさと温かさが心に沁みる、シリーズ第二作。
  • 菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿
    完結
    748円 (税込)
    同じ造りの二軒の家の片方が焼失して十余年。残された〈二軒家〉は川越の「町づくりの会」によって、昭和の生活を紹介する資料館として改修されることに。片付けのボランティアに参加した守人は、家の声の導きで、天袋に収められた七段飾りのお雛さまを見つける。しかしなぜか、三人官女のひとつが欠けていた。雛飾りの持ち主を探す守人たちは、二軒の家に暮らした家族の想いに寄りそってゆく。過去を知り、未来に向き合う力へと変えつつある守人の歩みを描く。シリーズ第三作。
  • 菓子屋横丁月光荘 丸窓
    完結
    770円 (税込)
    大学時代のゼミの仲間たちと、隣町の農園を訪ねた大学院生・遠野守人は、その晩、友人・田辺の母の実家に泊まって、自分と同じく家の声が聞こえる田辺の祖母・喜代との再会を果たす。古民家〈月光荘〉の管理人となり、早一年。古い町並みの温もりに包まれ、人と繋がる楽しさを知った守人は、このまま川越の地で働きたいと考えるようになっていた。その矢先、守人はすべての縁に導かれるように、自分の曽祖父が家の修繕を得意とする大工だったと知り……。感涙必至のシリーズ第四作。
  • 菓子屋横丁月光荘 金色姫
    完結
    770円 (税込)
    古民家〈月光荘〉のイベントスペースとしての運営を任されることになった遠野守人。修士論文提出後の小正月、「庭の宿・新井」で開かれる繭玉飾り作りを取材しつつ、イベント開催の段取りを学ぶ。そこに、守人と同じく家の声が聞こえ、かつて養蚕を営む家で育った喜代も参加することになった。将来に向けて動き出した仲間たち、思いがけない再会、大切な人との別れ──。土地と記憶をめぐる四世代にわたる物語、感動のシリーズ第五作。
  • 菓子屋横丁月光荘 光の糸
    完結
    792円 (税込)
    家の声が聞こえるという力を持つ遠野守人は、月光荘二階をイベントスペースとしてオープンした後、管理人として慌ただしい日々を過ごしていた。そんな折、月光荘オーナーの島田から「社会人としての門出を祝おう」と狭山市の古民家を改修した蕎麦懐石店「とんからり」に誘われる。大学の恩師・木谷と三人で店を訪ねた守人を待っていたのは、自分が目指すべき道へとつながっていく、不思議な音との出会いだった。大切な過去、つながる縁、そして未来。感動のシリーズ完結!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

歌う家 菓子屋横丁月光荘 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月28日

    ほしおさなえの菓子屋横丁月光荘 歌う家を読みました。
    主人公は、幼い頃から家の声が聞こえると言う不思議な力がありました。
    大学院生になり、通学に片道2時間かかっていたのですが、教授から川越の築70年の家の管理人の話があり、川越に住むことになりました
    川越は蔵造りの古い建物がたくさんあり、改築するにあ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月23日

    またまた川越が舞台
    男子学生が語る物語ってほしおさんには新しいパターンですね

    梨木香歩「家守綺譚」や内田善美「草迷宮・草空間」のようなテイストで自分はとっても好きです!
    一章ごとに違う家が登場する連作のようですね
    安心して読めそう

    MZTさんの布教本(^^)
    まとめて貸してくれたのでしばらくはこ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年08月04日

    家の声が聞こえる守人。怖い話ではなく、ほんのり温かい話。川越は行ったことがないけれど、古い町並みがとてもいいところということが伝わってくる。孤独な守人は、川越の家と人々に触れて変わっていくことだろう。たわいのない話だとは思うけれども、でもいい話だった。真夏の中の一陣の爽やかな風のようだ。

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月10日

    シリーズ一作目。
    「活版印刷三日月堂」シリーズと同じ、川越が舞台。
    古い建物の声が聞こえるという大学院生の遠野が主人公。
    川越のそのような建物を改修して、住んだりお店にしたりといった中でストーリーが展開する。ほっこりなごみ系。

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月22日

    悪い人が出てこなくて良い。ファンタジー要素がほんの少しなのも良い。古い町と建物、コーヒー香る場所を感じながら穏やかに読める。

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月07日

    川越を舞台にした、やさしく懐かしい感じのする物語。
    出てくる登場人物がみんな素直で一生懸命で、こんなふうに生きられたらいいのにな、と思わせる。哀しい部分はあっても凄惨さやダークな感じはなく、安心して読むことができる。

    0

    Posted by ブクログ 2022年03月07日

    家の声が聞こえる大学院生の守人。 川越の古民家で管理人としての暮らしをはじめる。 家の声はかつて暮らしていた人や建物の思いなのか。 誰かに見守られているように、暖かくなるお話。 同じ川越を舞台にした、活版印刷三日月堂のシリーズに出てきた喫茶店の名前が出てきて、繋がってるんだなと。

    0

    Posted by ブクログ 2021年06月04日

    川崎、菓子屋横丁という言葉に惹かれて購入。
    仙人みたいな主人公が、縁あって川越の菓子屋横丁で月光荘の管理人に。家と家族の物語。
    三日月堂に出てきた桐一葉が登場して、にんまりした。

    0

    Posted by ブクログ 2021年04月29日

    ほしおさんの作品は、ここ数年たくさん読んできた方だと思う。
    読む前は、主人公が家の声を聴くことができる力を持っているという設定に引いた。
    が、読み終わってみると、主人公遠野守人の生い立ちが丁寧に描かれ、ファンタジー設定が浮いていない。
    そこはさすがだなあ、と思った。

    三日月堂シリーズと同様に川越の...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年08月17日

    主要人物のポテンシャル(魅力?能力?)がこれからもっと発揮されそうな気がするという意味で、本作はプロローグ的な印象を受けました。
    続きがとても楽しみ。
    三日月堂とのリンクもさらに増える?

    川越、行ってみたいなぁ。

    0

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