紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード
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紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード

704円 (税込)
352円 (税込) 5月23日まで

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編集者の母と二人暮らしの百花はある日、叔母に誘われた「紙こもの市」で紙雑貨の世界に魅了される。会場で紹介されたイケメンだが仏頂面の一成が、老舗企業「紙屋ふじさき」の親族でその記念館の館長と知るが、全くそりが合わない。しかし百花が作ったカードや紙小箱を一成の祖母薫子が気に入り、誘われて記念館のバイトをすることに。始めはそっけなかった一成との関係も、ある出来事で変わっていく。可愛くて優しい「紙雑貨」に、心もいやされる物語。

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紙屋ふじさき記念館 のシリーズ作品

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  • 紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード
    値引き
    704円 (税込)
    352円 (税込) 5月23日まで
    編集者の母と二人暮らしの百花はある日、叔母に誘われた「紙こもの市」で紙雑貨の世界に魅了される。会場で紹介されたイケメンだが仏頂面の一成が、老舗企業「紙屋ふじさき」の親族でその記念館の館長と知るが、全くそりが合わない。しかし百花が作ったカードや紙小箱を一成の祖母薫子が気に入り、誘われて記念館のバイトをすることに。始めはそっけなかった一成との関係も、ある出来事で変わっていく。可愛くて優しい「紙雑貨」に、心もいやされる物語。
  • 紙屋ふじさき記念館 物語ペーパー
    値引き
    704円 (税込)
    352円 (税込) 5月23日まで
    名古屋の紙こもの市に出店した帰り、手伝いの百花と莉子は紙の勉強のため、仕事で美濃和紙の産地である美濃市に立ち寄る一成に付いていくことに。そこでは和紙の紙すきを体験したりかつての職人たちの歴史を学ぶ。旅行中の会話で、一成は忙しかった両親に代わり、祖母で前社長夫人の薫子に預けられ面倒を見てもらったことで、彼が紙に対して誰よりも詳しくなり愛情を抱くようになったかを知る。大手製紙企業の藤崎産業は同族会社で、先代の祖父から変わって一成の叔父が現社長になっていた。その息子で一成のいとこ浩介は昔から何かにつけ一成をライバル視して、会社では営業課長として記念館の不要論を唱えていた。「記念館がなくなることをあきらめていたけど、残さなくてはいけないと思うようになった」という一成の言葉を受け、百花も奮起し応援する気持ちになる。
  • 紙屋ふじさき記念館 カラーインクと万年筆
    値引き
    704円 (税込)
    352円 (税込) 5月23日まで
    ふじさき記念館にインクメーカーとガラスペン作家によるコラボ企画が持ち込まれる。館長の一成は百花に協力を頼むが、「インク沼」と言われるほど人気のカラーインクに百花自身すっかり魅了されてしまう。商品のネーミングに悩む百花。ある夜、母の冬海から百花の父親の遺品である万年筆を渡される。作家だった父との会話を懐かしく思い出した百花は、自分の名前の由来が童謡「春の小川」だと知らされる。そして、企画会議で百花の出した童謡のタイトル案が採用され、カラーインク単独でも商品化され発売されることに! しかし、製造数が上がったことで藤崎の本社の営業部、一成の従兄弟浩介からの横やりがまたしても入り、企画が本社案件になってしまい……!? 紙に書く、思いを書く。そして、伝わる優しい絆。
  • 紙屋ふじさき記念館 故郷の色 海の色
    値引き
    704円 (税込)
    352円 (税込) 5月23日まで
    新入生オリエンテーションの準備で、今年も百花が所属する「小冊子研究会」も大忙し、そのかいもあり入部者も数人獲得できた。ある日、ひとりの新入生が百花を訪ねてくる。百花が記念館で作った「物語ペーパー」に惹かれて訪ねてきたという。物語ペーパーの話から活版印刷の話で盛りあがった小冊子研究会は、サークルの新歓を活版印刷所・三日月堂の見学を含めた川越への遠足に決める。当日、観光名所を回りながら印刷所に到着した一行は、活字棚の壮観に圧倒されつつ説明を受け、活版印刷を体験。百花は店主・弓子と挨拶を交わす。ウェブメディアで取り上げられるなど記念館の活動が徐々に広まっていく一方で、館の入るビルの取り壊しが正式に決まり、その存続が揺らぎ始めていた……。「紙屋ふじさき記念館」と「活版印刷三日月堂」が完全リンク! 一成の両親も登場し、目が離せない展開に!
  • 紙屋ふじさき記念館 春霞の小箱
    値引き
    726円 (税込)
    363円 (税込) 5月23日まで
    現記念館の閉館まであと半年と少し。大学卒業後の進路も見えてくる中で、百花は一成のもとで和紙の仕事をしたいと強く心に思う。記念館存続のためにも活動を続ける百花だったが、予想外の事態が起きて……。
  • 紙屋ふじさき記念館 結のアルバム
    値引き
    748円 (税込)
    374円 (税込) 5月23日まで
    未曾有の感染症が世界に広がり、記念館の閉館セレモニーは中止。百花もリモート環境で大学の卒論制作と就活が始まった。一成とも誰とも会えず不安な時を過ごす中、百花は改めて和紙の意義について考え……。
  • 紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所
    完結
    770円 (税込)
    大学を卒業し、晴れて念願の藤崎産業に入社した百花(ももか)。 感染症によっていまだ分断が続いている世の中に不安や孤独を感じながらも、自分なりにできることを模索していこうとする。 日本橋にあった「紙屋ふじさき記念館」は閉館してしまったが、一成(かずなり)は記念館の再オープンに向けてあたらしい候補地を探しており、川越の古い商家の建物を使うことが決まった。 百花は会社で「記念館準備室」に所属し、新記念館の開館に向けたプロジェクトに携わることに。 どのような記念館にすれば「和紙」を今の世の中に広めることができるのか、プレッシャーを感じつつも、新卒の同期数名とともに様々な課題に取り組んでいく。 それと同時に、百花の亡き父の作品『東京散歩』を復刊する動きが現れて……? 「紙」がつなぐ人々の想いとあたたかな絆の物語、感動のフィナーレ!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月25日

    初 ほしおさなえさん。素晴らしい。
    和紙のこと、日本橋のこと、へえ!!なことばかり。
    読んでいるとこちらまで優しい気持ちになれる。
    このあと速攻で2冊購入しました。

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月21日

    昔ながらの紙「和紙」
    その魅力を教えてくれる小説。
    実際に紙こもの市があったら行きたいなぁ
    私も散財してしまうこと間違いなし!

    連続物だけど、3巻目から読んでしまい、主人公 百花がバイトすることになったきっかけや、紙こもの市に出店した品物を作るきっかけが知りたくって、1巻目を探して読みました。
    2...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月19日

    ちょっと自分に自信のない百花が紙屋ふじさき記念館に出会い、アルバイトをすることになったお話。どの紙小物もステキすぎる。実物を見てみたい。百花のように器用だったら、いろんな紙を使って試したくなるかも。

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月07日

    和紙って惹かれます。
    とはいえ知識は殆どないという自分には、説明っぽさなくリズムよく読める文章とストーリーがちょうど良い。続刊にも期待大。

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月17日

    シリーズ一作目。日本橋にある「紙屋ふじさき記念館」が舞台。和紙のコーディネーターや記念館の館長でもある藤崎さんと、大学生の百花が主な登場人物。
    「菓子屋横丁 月光荘」シリーズの木谷先生もちょこっと登場する。

    記念館といいながら全く宣伝や案内・手入れ等をしていなかったものを、百花が拙いながらアイデア...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年01月22日

    百香は、叔母に誘われ「紙こもの市」へ行ってから紙の世界に魅了される。
    そこから自分で紙を使ってカードを作る。
    それがきっかけで、紙屋ふじさき記念館でバイトすることになる話。

    紙好き、文具好きにはたまらない。
    本屋にしろ文具店にしろ半日は潰せるのでわくわく感も半端ない。

    物語は、人見知りする女子大...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月29日

    ほしおさなえさんの、手仕事のシリーズ。今回は、和紙。
    廃れていく和紙産業をなんとかしたいと願う、藤崎薫子が作った紙の博物館。そこで働く孫の一成は、和紙には殊の外思い入れを持っているが、何しろ愛想がないので接客には向いていない。定期的に開かれる「紙こもの展」でもブースは賑わう事がない。そこに紙小物の好...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月15日

    活版印刷のほしおさんが、今度は和紙をとりあげる。
    とはいえ、三日月堂のシリーズでも、細川紙のことがでていたから、和紙に光が当たるのも、自然な流れか?

    主人公は吉野百花という大学生。
    日本文学専攻で、小冊子研究会というサークルに入っている。
    ちょっと内気なところがあるが、手先が器用で、紙を使った小物...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月14日

    ほしおさんって手仕事そのものを創る人じゃなくて
    それを文字にする人なんだな
    既刊の本を見てそう感じた
    取材するだけじゃ無くてどう表現するかっていうのも重要ですね

    さて今回のテーマは和紙です!
    今立と名塩を訪ねたことがあるので興味のあるジャンルです(^^)


    続けて続刊の「物語ペーパー」
    大学生の...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年11月07日

    「活版印刷」シリーズの作者が描く「和紙」をテーマにした新シリーズ。
    大学2年生の百花は、陶器のお店を営む叔母の紫乃に連れられて、「紙こもの市」を訪れる。
    紙製品の展示会にテンションの上がる百花。しかし、紫乃の仕事の取引相手である紙屋ふじさきのブースを最後に訪れ、やる気のない藤崎一成に出会い、一気にテ...続きを読む

    0

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