菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿
  • 完結

菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿

748円 (税込)

3pt

同じ造りの二軒の家の片方が焼失して十余年。残された〈二軒家〉は川越の「町づくりの会」によって、昭和の生活を紹介する資料館として改修されることに。片付けのボランティアに参加した守人は、家の声の導きで、天袋に収められた七段飾りのお雛さまを見つける。しかしなぜか、三人官女のひとつが欠けていた。雛飾りの持ち主を探す守人たちは、二軒の家に暮らした家族の想いに寄りそってゆく。過去を知り、未来に向き合う力へと変えつつある守人の歩みを描く。シリーズ第三作。

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菓子屋横丁月光荘 のシリーズ作品

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1~6件目 / 6件
  • 歌う家 菓子屋横丁月光荘
    完結
    704円 (税込)
    家の声が聞こえる──幼い頃から不思議な力を持つ大学院生・遠野守人。縁あって、川越は菓子屋横丁の一角に建つ築七十年の古民家で、住みこみの管理人をすることになった。早くに両親を亡くし、人知れず心に抱くものがある守人だったが、情緒あふれる町の古きよきもの、そこに集う人々の物語にふれ、自分の過去にむきあっていく。人もものも、記憶を抱いて生まれ変わることができる。心のいちばんやわらかな場所にやさしく沁みる新シリーズ、第一作。
  • 菓子屋横丁月光荘 浮草の灯
    完結
    748円 (税込)
    築七十年の古民家〈月光荘〉で住みこみの管理人となって数ヶ月。家の声が聞こえる大学院生・遠野守人は、月光荘の声に包まれて、穏やかな日々を過ごしている。知り合いや馴染みの店もでき、川越の町にも慣れてきた。そんなある日、お気に入りの古書店「浮草」の店主が入院中だと知る。バイトの女子大生・安西は店主から、自分が逝ったあともここで働いてほしいと言われているといい……。川越の町で、人と人とが結びついていく。何かと何かが繋がっていく。やさしさと温かさが心に沁みる、シリーズ第二作。
  • 菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿
    完結
    748円 (税込)
    同じ造りの二軒の家の片方が焼失して十余年。残された〈二軒家〉は川越の「町づくりの会」によって、昭和の生活を紹介する資料館として改修されることに。片付けのボランティアに参加した守人は、家の声の導きで、天袋に収められた七段飾りのお雛さまを見つける。しかしなぜか、三人官女のひとつが欠けていた。雛飾りの持ち主を探す守人たちは、二軒の家に暮らした家族の想いに寄りそってゆく。過去を知り、未来に向き合う力へと変えつつある守人の歩みを描く。シリーズ第三作。
  • 菓子屋横丁月光荘 丸窓
    完結
    770円 (税込)
    大学時代のゼミの仲間たちと、隣町の農園を訪ねた大学院生・遠野守人は、その晩、友人・田辺の母の実家に泊まって、自分と同じく家の声が聞こえる田辺の祖母・喜代との再会を果たす。古民家〈月光荘〉の管理人となり、早一年。古い町並みの温もりに包まれ、人と繋がる楽しさを知った守人は、このまま川越の地で働きたいと考えるようになっていた。その矢先、守人はすべての縁に導かれるように、自分の曽祖父が家の修繕を得意とする大工だったと知り……。感涙必至のシリーズ第四作。
  • 菓子屋横丁月光荘 金色姫
    完結
    770円 (税込)
    古民家〈月光荘〉のイベントスペースとしての運営を任されることになった遠野守人。修士論文提出後の小正月、「庭の宿・新井」で開かれる繭玉飾り作りを取材しつつ、イベント開催の段取りを学ぶ。そこに、守人と同じく家の声が聞こえ、かつて養蚕を営む家で育った喜代も参加することになった。将来に向けて動き出した仲間たち、思いがけない再会、大切な人との別れ──。土地と記憶をめぐる四世代にわたる物語、感動のシリーズ第五作。
  • 菓子屋横丁月光荘 光の糸
    完結
    792円 (税込)
    家の声が聞こえるという力を持つ遠野守人は、月光荘二階をイベントスペースとしてオープンした後、管理人として慌ただしい日々を過ごしていた。そんな折、月光荘オーナーの島田から「社会人としての門出を祝おう」と狭山市の古民家を改修した蕎麦懐石店「とんからり」に誘われる。大学の恩師・木谷と三人で店を訪ねた守人を待っていたのは、自分が目指すべき道へとつながっていく、不思議な音との出会いだった。大切な過去、つながる縁、そして未来。感動のシリーズ完結!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「この町でできることを探す。
     その土地に住む人、その土地の歴史、そうしたものに触れて根づいてゆく。
     たしかに、生きていくていうのはそういうことなのかもしれない」

    私はどこに根づいていくのか、
    私が根づく場所はどこなのか。

    自分が育った町のことも、全然知らない。
    高校時代を過ごした川越の町がこ

    0
    2023年05月01日

    Posted by ブクログ

    適度にこじんまり繋がってきましたね~。
    言葉(文章)も美しくて。

    川越にとどまらず、川島までほらほら来てごらん!って誘って来てるよねぇ?

    ようやく本年初登録(^_^;
    今年はあんまり読めないかも...その分一冊一冊をかみしめて読みたいね。

    0
    2023年01月13日

    Posted by ブクログ

    前巻の「二軒家」で焼け残った家は、昭和の生活資料館として保存されることになった。片付けボランティアをしていた、守人やべんてんちゃんたちが天袋から見つけたのは、段飾りの雛人形。しかも三人官女の一人がなくなっていた・・・(「雛の家」)というミステリーから始まった3冊目。「オカイコサマ」で守人は、家の声を

    0
    2020年11月22日

    Posted by ブクログ

    ほしおさなえの菓子屋横丁月光荘文鳥の宿を読みました。
    今回は雛の家、オカイコサマ、文鳥の宿の三部作です。
    雛の家は前回片方が家事で焼け落ちた二軒家続きで、残った片方の天袋からお雛様がでてきた。
    そして三人官女の一人が足りない。
    その謎がわかってきます。
    オカイコサマは主人公遠野の友人のお祖母さんが昔

    0
    2023年08月18日

    Posted by ブクログ

     第二話オカイコサマで、ついに守人が自分以外の「家と話せる」人、田辺君のおばあちゃんに出会えた。そしてその家は自分の曽祖父(彼も家と話せたようだ)に建てられたものだった、と色々なものに導かれ、守人が抱えてきたものが軽くなるような優しいお話だった。田辺君も懐深い感じで良い人だ。

    0
    2023年01月05日

    Posted by ブクログ

    シリーズ3作目。

    実は2作目はまだ入手していない。
    先にこちらを読んでしまった。
    が、全く問題なくお話に入っていける。
    波乱万丈なストーリーではないせいもあるけれど、最近の書き手のみなさんは、いい加減な読書行動にもやさしい気がする。

    読みながら、第一作の「歌う家」を思い出した。
    ああ、そういえば

    0
    2022年05月01日

    Posted by ブクログ

    地域の人たちとのつながりや、同級生達とのつながり。
    遠野くんが未来に向かって一歩進んだ感じ。
    彼がどんな道を選ぶのか楽しみ。

    0
    2022年03月15日

    Posted by ブクログ

    ほしおさんの本は読後のほっこりするので好きです。家との会話も3巻目にもなるとかわいくてたまりません。モノが喋る系は結構あるように思いますが、優しい優しいお話です。
    横丁の街並みやお家の様子とかワークショップの様子とかリアルで読みながら想像がふくらみます。
    ほんとにワークショップ、私も参加したーい!!

    0
    2021年10月11日

    Posted by ブクログ

    家の声が聞こえる守人。今回はどんな声が聞こえるのだろうか。
    二軒家を資料館にするため、川越の人たちがボランティアで作業にあたる。三日月堂の柚原さんが仕切ってる!
    田辺さんのおばあさまとの対面で、ようやく守人にも理解者が!文鳥に導かれてたどり着いた先には・・

    0
    2021年07月31日

    Posted by ブクログ

    家の声が聞こえる、不思議な能力を持つ守人を主人公にしたシリーズ第3弾。
    2作目で登場した「二軒家」を街づくりの為、改修するところから始まる。
    改修しようと、「二軒家」の中を片付けるボランティアに参加した守人は、天袋に隠されていたひな人形を発見する。
    以前、住んでいた家族には女の子の子供はおらず、しか

    0
    2021年02月12日

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