ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
同じ造りの二軒の家の片方が焼失して十余年。残された〈二軒家〉は川越の「町づくりの会」によって、昭和の生活を紹介する資料館として改修されることに。片付けのボランティアに参加した守人は、家の声の導きで、天袋に収められた七段飾りのお雛さまを見つける。しかしなぜか、三人官女のひとつが欠けていた。雛飾りの持ち主を探す守人たちは、二軒の家に暮らした家族の想いに寄りそってゆく。過去を知り、未来に向き合う力へと変えつつある守人の歩みを描く。シリーズ第三作。
アプリ試し読みはこちら
1~6件目 / 6件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
「この町でできることを探す。 その土地に住む人、その土地の歴史、そうしたものに触れて根づいてゆく。 たしかに、生きていくていうのはそういうことなのかもしれない」 私はどこに根づいていくのか、 私が根づく場所はどこなのか。 自分が育った町のことも、全然知らない。 高校時代を過ごした川越の町がこ...続きを読むんなにも魅力的だったなんて、全然知らなかった。 結婚して移り住んだ町のことも、働いていた町のことも全く知らない。 今頃になって、近所を歩き回ったりしているのは「自分の居場所」求めているからなのか。 よくわからない。 でも心が動いているのは確か。 心の声に素直に耳を傾け行動していこう。
適度にこじんまり繋がってきましたね~。 言葉(文章)も美しくて。 川越にとどまらず、川島までほらほら来てごらん!って誘って来てるよねぇ? ようやく本年初登録(^_^; 今年はあんまり読めないかも...その分一冊一冊をかみしめて読みたいね。
前巻の「二軒家」で焼け残った家は、昭和の生活資料館として保存されることになった。片付けボランティアをしていた、守人やべんてんちゃんたちが天袋から見つけたのは、段飾りの雛人形。しかも三人官女の一人がなくなっていた・・・(「雛の家」)というミステリーから始まった3冊目。「オカイコサマ」で守人は、家の声を...続きを読む聞く重要な人と出会う。 そして、「文鳥の宿」では守人にある決心が・・・。 今回も、桐一葉や、三日月堂とのエピソードが出てきて、ますます嬉しい展開に。守人のこれからを、もっと見ていたいシリーズです。
ほしおさなえの菓子屋横丁月光荘文鳥の宿を読みました。 今回は雛の家、オカイコサマ、文鳥の宿の三部作です。 雛の家は前回片方が家事で焼け落ちた二軒家続きで、残った片方の天袋からお雛様がでてきた。 そして三人官女の一人が足りない。 その謎がわかってきます。 オカイコサマは主人公遠野の友人のお祖母さんが昔...続きを読むは多くの農家がやっていた養蚕にまつわる話です。 文鳥の宿は、廃業した料亭を孫娘が朝飯だけの宿としてリフォームして始めるのですが、そのリーフレットを作りたいと古書店浮き草に依頼してきます。 どれも温かい話です。 全部で何作あるのかなと思って調べたら6作でした。 あと三作も読まないと
第二話オカイコサマで、ついに守人が自分以外の「家と話せる」人、田辺君のおばあちゃんに出会えた。そしてその家は自分の曽祖父(彼も家と話せたようだ)に建てられたものだった、と色々なものに導かれ、守人が抱えてきたものが軽くなるような優しいお話だった。田辺君も懐深い感じで良い人だ。
シリーズ3作目。 実は2作目はまだ入手していない。 先にこちらを読んでしまった。 が、全く問題なくお話に入っていける。 波乱万丈なストーリーではないせいもあるけれど、最近の書き手のみなさんは、いい加減な読書行動にもやさしい気がする。 読みながら、第一作の「歌う家」を思い出した。 ああ、そういえば...続きを読む、守人くんの「家の声が聞こえる」というファンタジー設定に、やや抵抗感があったんだっけ、と。 が、この巻には、同じような力を持つ老女、喜代さんが登場する。 守人の同期、田辺の祖母だ。 人生の終わりに近づいた彼女が、家に住んでいたいろいろなものが混ざって家の声になるのではないか、と守人に語る。 そんな世界観が見えてきて、ようやく自分もこの設定に折り合いがつけられるようになった。 さて、守人は月光荘を起点に、だんだん人や土地とのつながりを広げていっている。 三月堂シリーズに出てくる人たちも登場する。 修士論文の構想はまだ混沌としているようだけれど、進むべき道をつかみつつあるようだ。 読んでいるこちらも、広々とした気持ちになって、読むのが楽しくなってくる。 いつか、作品世界が仮想空間になったりするのかな? 現実の川越をベースにした空間に、月光荘、三月堂や古本屋の浮草、コーヒー豆専門店の豆の家、元料亭の宿新井なんかが並んでいる。 守人やべんてんちゃんなんかはAIかもしれないが、その空間でイベントをやったり、リーフレットを作ったりしている。 読者はARでそれを体験しに行く、なんてことになるのだろうか? まあ、桐一葉のコーヒーを飲むことはできないわけだけど。 出版社が将来、そういうビジネスに発展するのかな、なんて思ったりした。
地域の人たちとのつながりや、同級生達とのつながり。 遠野くんが未来に向かって一歩進んだ感じ。 彼がどんな道を選ぶのか楽しみ。
ほしおさんの本は読後のほっこりするので好きです。家との会話も3巻目にもなるとかわいくてたまりません。モノが喋る系は結構あるように思いますが、優しい優しいお話です。 横丁の街並みやお家の様子とかワークショップの様子とかリアルで読みながら想像がふくらみます。 ほんとにワークショップ、私も参加したーい!!...続きを読む(笑)
家の声が聞こえる守人。今回はどんな声が聞こえるのだろうか。 二軒家を資料館にするため、川越の人たちがボランティアで作業にあたる。三日月堂の柚原さんが仕切ってる! 田辺さんのおばあさまとの対面で、ようやく守人にも理解者が!文鳥に導かれてたどり着いた先には・・
家の声が聞こえる、不思議な能力を持つ守人を主人公にしたシリーズ第3弾。 2作目で登場した「二軒家」を街づくりの為、改修するところから始まる。 改修しようと、「二軒家」の中を片付けるボランティアに参加した守人は、天袋に隠されていたひな人形を発見する。 以前、住んでいた家族には女の子の子供はおらず、しか...続きを読むも三人官女の一人が欠けていた。 そんな謎だらけのひな人形を、せっかくだからと月光荘に飾ることに。その飾りを観つつ、昔ながらの遊び「貝合わせ」を作るワークショップを開催することにした守人たち。 「貝合わせ」自体は記憶にないが、自分が子供の頃は、毎年近所の家でお雛様の飾りつけをしたことを思い出す。お雛様や鯉のぼりを飾る習慣はいつから無くなってしまったのかと、感慨にふけりながら、読んだ。 2作目では、守人の同級生・田辺の祖父母にまつわるエピソード。3作目では以前は料亭だった「新井」と言うお店をリノベーションして、旅館にするに当たり、リーフレットを作成すると言うエピソードが語られる。 ここまでで、守人が川越に来て、約1年。 自分が何がしたいか、悩んでいた守人だったが、川越に来て、様々な人に出会い、様々な経験をして、自分の道を見つける。 と、ここできっとこの作者さんのことなので、このシリーズは終了なのだろう。 最後のエピソードでは思い切り「三日月堂」や「桐一葉」も登場し、「活版印刷」から読んでいるファンには嬉しい限り。 そして、今シリーズでも川越と言う街を舞台に、人と人との繋がりの大切さ、温かさを考えさせられた。 古くからの友人とでさえ、簡単に会えない時間が続き、ふさぎ込んでいた私の心にも「文鳥」がふらっと飛んできた。そんな感じのするラストだった。 コロナが終息したら、川越に行って、この作品と「活版印刷」を堪能しよう。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
菓子屋横丁月光荘
新刊情報をお知らせします。
ほしおさなえ
フォロー機能について
「ハルキ文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
言葉の園のお菓子番 未来への手紙
空き家課まぼろし譚
あの日、あの駅で。 駅小説アンソロジー
うせものがかり なくしたもの、見つけます。
活版印刷三日月堂 星たちの栞
紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード
金継ぎの家 あたたかなしずくたち
銀塩写真探偵 一九八五年の光
「ほしおさなえ」のこれもおすすめ一覧へ
▲菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿 ページトップヘ