菓子屋横丁月光荘 光の糸
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菓子屋横丁月光荘 光の糸

792円 (税込)

3pt

家の声が聞こえるという力を持つ遠野守人は、月光荘二階をイベントスペースとしてオープンした後、管理人として慌ただしい日々を過ごしていた。そんな折、月光荘オーナーの島田から「社会人としての門出を祝おう」と狭山市の古民家を改修した蕎麦懐石店「とんからり」に誘われる。大学の恩師・木谷と三人で店を訪ねた守人を待っていたのは、自分が目指すべき道へとつながっていく、不思議な音との出会いだった。大切な過去、つながる縁、そして未来。感動のシリーズ完結!

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菓子屋横丁月光荘 のシリーズ作品

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1~6件目 / 6件
  • 歌う家 菓子屋横丁月光荘
    完結
    704円 (税込)
    家の声が聞こえる──幼い頃から不思議な力を持つ大学院生・遠野守人。縁あって、川越は菓子屋横丁の一角に建つ築七十年の古民家で、住みこみの管理人をすることになった。早くに両親を亡くし、人知れず心に抱くものがある守人だったが、情緒あふれる町の古きよきもの、そこに集う人々の物語にふれ、自分の過去にむきあっていく。人もものも、記憶を抱いて生まれ変わることができる。心のいちばんやわらかな場所にやさしく沁みる新シリーズ、第一作。
  • 菓子屋横丁月光荘 浮草の灯
    完結
    748円 (税込)
    築七十年の古民家〈月光荘〉で住みこみの管理人となって数ヶ月。家の声が聞こえる大学院生・遠野守人は、月光荘の声に包まれて、穏やかな日々を過ごしている。知り合いや馴染みの店もでき、川越の町にも慣れてきた。そんなある日、お気に入りの古書店「浮草」の店主が入院中だと知る。バイトの女子大生・安西は店主から、自分が逝ったあともここで働いてほしいと言われているといい……。川越の町で、人と人とが結びついていく。何かと何かが繋がっていく。やさしさと温かさが心に沁みる、シリーズ第二作。
  • 菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿
    完結
    748円 (税込)
    同じ造りの二軒の家の片方が焼失して十余年。残された〈二軒家〉は川越の「町づくりの会」によって、昭和の生活を紹介する資料館として改修されることに。片付けのボランティアに参加した守人は、家の声の導きで、天袋に収められた七段飾りのお雛さまを見つける。しかしなぜか、三人官女のひとつが欠けていた。雛飾りの持ち主を探す守人たちは、二軒の家に暮らした家族の想いに寄りそってゆく。過去を知り、未来に向き合う力へと変えつつある守人の歩みを描く。シリーズ第三作。
  • 菓子屋横丁月光荘 丸窓
    完結
    770円 (税込)
    大学時代のゼミの仲間たちと、隣町の農園を訪ねた大学院生・遠野守人は、その晩、友人・田辺の母の実家に泊まって、自分と同じく家の声が聞こえる田辺の祖母・喜代との再会を果たす。古民家〈月光荘〉の管理人となり、早一年。古い町並みの温もりに包まれ、人と繋がる楽しさを知った守人は、このまま川越の地で働きたいと考えるようになっていた。その矢先、守人はすべての縁に導かれるように、自分の曽祖父が家の修繕を得意とする大工だったと知り……。感涙必至のシリーズ第四作。
  • 菓子屋横丁月光荘 金色姫
    完結
    770円 (税込)
    古民家〈月光荘〉のイベントスペースとしての運営を任されることになった遠野守人。修士論文提出後の小正月、「庭の宿・新井」で開かれる繭玉飾り作りを取材しつつ、イベント開催の段取りを学ぶ。そこに、守人と同じく家の声が聞こえ、かつて養蚕を営む家で育った喜代も参加することになった。将来に向けて動き出した仲間たち、思いがけない再会、大切な人との別れ──。土地と記憶をめぐる四世代にわたる物語、感動のシリーズ第五作。
  • 菓子屋横丁月光荘 光の糸
    完結
    792円 (税込)
    家の声が聞こえるという力を持つ遠野守人は、月光荘二階をイベントスペースとしてオープンした後、管理人として慌ただしい日々を過ごしていた。そんな折、月光荘オーナーの島田から「社会人としての門出を祝おう」と狭山市の古民家を改修した蕎麦懐石店「とんからり」に誘われる。大学の恩師・木谷と三人で店を訪ねた守人を待っていたのは、自分が目指すべき道へとつながっていく、不思議な音との出会いだった。大切な過去、つながる縁、そして未来。感動のシリーズ完結!

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菓子屋横丁月光荘 光の糸 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「菓子屋横丁月光荘」の6冊目。こちらもシリーズ完結のようね。

    2つのお話の最初は、守人が木谷先生らとともに訪れた蕎麦懐石の店にまつわる、昔その地に栄えていた織物・広瀬斜子と、その店が改装して入る前の古民家が中心の話。
    これまでもそういうところがあったシリーズだが、今回はとりわけ、そうしたかつてあっ

    0
    2024年03月03日

    Posted by ブクログ

    「ジュウブン、イキロ」
    ひとも、家も、いつの日にかその身体を失う日が来る。
    「失う(喪う)」ことへの葛藤。

    失うまでには嬉しいこと、楽しいこと、悲しいこと、辛いことがいくつも起きる。
    それは身体あってのこと。
    だから、生きる。
    体があるうちはじゅうぶんに生きる。

    守人はこれから未来へと踏み出して

    0
    2023年11月07日

    Posted by ブクログ

    シリーズ完結編。
    …と知らずに読んだ。

    そうか、終わってしまったのか。淋しい。
    それでも、彼らの未来は続いていく。
    「ジュウブン、イキロ」
    「ドコニイテモ、イツモイッショ」
    いつかどこかの作品で、彼らとまた会えることを楽しみに。

    0
    2023年10月29日

    Posted by ブクログ

    生きること、働くこと、人と繋がること。そういったことを考えさせられる話って、顎を摑まれて「ほら、見ろ、目を背けるな。」と圧を掛けられるような痛みを感じるものが多いけれど、このシリーズは、隣を並んで歩きながら「こんなことあってさ。」「そういうこともあるよね。」なんて話しているような小さな旅路のようでし

    0
    2023年09月25日

    Posted by ブクログ

    完結したと思ってた月光荘に続きがあった!
    大きな変化はなく流れるようにまとまっていく
    落ち着いていって、またいつか旅立っていく
    終わりのようにみえるけど、つながっていく
    かたちがなくなっても、きっと何処かにある

    手放したりなくなってしまうものがあっても
    何処かに白い世界があって楽しそうにしている

    0
    2023年09月05日

    Posted by ブクログ

    大好きなシリーズでしたが、今回で完結編。
    守人の今後も他のメンバーの今後ももっと読みたい。

    ジュウブン、イキロ。
    心に滲みます。

    0
    2023年08月20日

    Posted by ブクログ

    あー、私の大好きなシリーズがとうとう終わってしまったーという感じ。
    肉親の縁薄く、内へ内へとこもりがちな守人が、川越の月光荘に住み始めたことをきっかけに、いろいろな人と親しくなり、自分の能力も認めることができ、自分の人生を生き始める様が読んでいて、胸に染み入るようであった。
    家とは何か。入れ物として

    0
    2023年08月04日

    Posted by ブクログ

    遂に月光荘シリーズ完結です。
    なんとなくこの先どうなるのか気になる事柄が多いまま完結となりましたが、その先は読者が自由に夢想してかまわないということなのでしょう。

    0
    2024年05月07日

    Posted by ブクログ

    ほしおさなえさんをきっかけに去年の9月に川越を訪れた。菓子屋横丁や蔵の町並み、氷川神社、、川越城本丸御殿などを巡った。たくさんの観光客で、とにかく暑かった。
    今回は月光荘より田辺家がメイン。とんとんからーの蕎麦会席の古民家が切なかった。守人と豊島さんの今後が気になる。

    0
    2024年01月13日

    Posted by ブクログ

    「カラダガアルウチシカ、デキナイコト、タクサンアル。ダカラ、イキロ」

    わたしたちも蚕も、暗いところからやってきて、少しのあいだあかるい場所にとどまって、また暗いところに帰る。あかるいところにいるときだけ、身体という形を持つの。でも、ただそれだけなのよ。

    -----------------

    代々

    0
    2023年10月28日

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