ykさんのレビュー一覧

佐藤さんと押尾さんの後日談。成績優秀者が選ばれるフィンランドへの社員旅行に一緒に行きたくて、お仕事を頑張る2人のお話です。ライバル社から同じ会社、同じ班になった2人の日常は、相変わらず押尾さんがかわいいし、佐藤さんは悩める押尾さんをサポートするデキる男です。
2人がフィンランドでなんかしてなんか食べてなんか言うところ、私も見たい…！

表紙が老人ぽいのでどれだけの歳の差？！と思ったのですが、大学生と50歳でした。見た目は年齢よりも枯れ感の強いキャラですが、上品な言葉や物腰が素敵なイケオジでした！先生の言葉でいいこいいこされたい。
作中のAIがもつ有機的な人間らしさはほとんど近未来SFのレベルで、リアリティにはちょっと欠けるかなーと思います。が、実体のないプログラムに嫉妬したりされたり、貶したり励ましたりするやりとりが可愛かったです。

初見だと分かりにくい部分も多かったのですが、ややこしくこじれた性格の2人が、お互いにちゃんと「好き」同士になるまでの話でした。

ぶっとんだ超合理主義の伊勢島くんは最初から最後までずーっと同じことを言っているのに、ラストで自覚して、その印象が変わる。逆に、一見気持ちにこだわる風の八雲は、見ないようにフタしていた自分の内面に向き合ってから、言葉の質が変わる。幸せを怖がらずに、2人で一緒にそこへ向かっていくのを応援したくなります。

…という解釈で合ってるんだろうか。ややこしい性格の人たちなので、まだよく分かっていない気もするんですが、だからこそ余韻があって読み返したくなるのかな。
どちらがスピン...続きを読むオフなのか分かりませんが、幾とミトさんの話も気になりすぎて購入不可避です…

あと、狼狽えるとブレる伊勢島くんの口の線が、じっくり見ると繊細でびっくりした。強がってた。

むかし濃い関係だった人とは、いろいろ経たあとでも、積み重ねた過去の時間が効いてくる時がある。というのが2組分読めて大変お得感のあるストーリーでした。
犬系主人公のお守りがわりに使われる先輩、ぶつぶつ言いながらも毎回付き合ってくれて優しい！
元相方に関してはどうも描写に含みがあるように思えて、あれは割り切った打算だけの行動だったの？本当に？？と勘繰っています。だとすると話がちょっと変わってくるぞ…ちょっと読み返してきます。
読み終えて表紙を見直すと、例の3ショットがあってニヤニヤしました。

Twitterで偶然お見かけし、続きが気になって購入しました。
攻めの王子様っぷりがすごくよくて、主人公とい一緒になって身悶えしながら読みました。
主人公もチョロ可愛い！照れ隠しに口やら手足が多少乱暴な動きを見せるも結局素直で、そのさじ加減がいいなーと思いました。

学生時代の3人のお話と、付き合い始めて数年後の八雲と伊勢島の小旅行のお話。内容は直接的にはさほどエロくないですが、色気はすごいです。こんなイケメンが3人揃って徒党組んでるなんて、どの世界の国立大なんだろうか。(余談ですが、未散先生の描く細くて長い人物が脳内でクリムトと結びついて以来、色気の相乗効果で大変幸せです。)

関連2作品を読了済みの方はもちろん、本編のあらすじ付きなので、未読の方でも導入として楽しめるのではと思います。

個人的には巻末のレシピ集が最高で、どれもおいしそうでおしゃれで、食べたいです。メモ書きがいかにも料理をする人っていう感じで、おいしい料理やお酒を食べるのも作るのも見る...続きを読むのも描くのも好きな方なんだろうなと思います。
とりあえずトマトを冷凍しています笑

八雲×伊勢島の作品からこちらへ。なんか軽薄なモヒカン男だなーと思っていた幾の印象がガラリと変わりました。八雲たちからはポエムと評されたクサい台詞回しも、ミト相手だとなんだかハマってて格好いい。それに影のあるイケメンは大好物ですありがとうございます！
幾もミトも心根がしっかりして強く優しいのがいい。守るだけ、守られるだけの関係じゃなく、足りない同士だけどきちんと与え合ってる感じ。
お色気シーンもなんだかエッチで萌えます。ミトかわいい。

ただ、最後の丸く収まった状態が…これ最強のヒモなのでは？！と感じてしまい…まぁユートピアだから…いいのかな…。

おいしいのに胃に優しいあっさり

製薬会社のやや天然MR・押尾さんと、外資系ライバル社の物腰柔らかMR・佐藤さんのお話。
出会い、再会、さらに東京での再会の流れがドラマチックで胸熱です。おいしいもの大好きな押尾さんが、おいしいもので懐柔されて会社の壁を越えて佐藤さんとだんだん仲良くなっちゃうのが可愛いです。
佐藤さんはスペック高いイケメン。丁寧語キャラで、恩を返し続けるツルであり、問題にぶち当たる押尾さんを上手に導く、デキる人です。
押尾さんは、抜けたところもありながら、自分の芯がきちんとあるいいヤツだなーと読んでて思いました。だから佐藤さんにも上の人にも可愛がられるんだろうなぁ。
いろいろ乗り越えて仲良しな2人もかわいい。絵...続きを読む柄のせいもあってか読後感はあっさりですが、何回も読みたくなります。

興味があるのはとにかく顔！

リーマンものを読み漁るなかで見つけ、あまり迷わずに買ったのですが、ちょっともの足りませんでした…。
全編に渡ってとにかく顔がいい！とお互いを内心で褒めちぎっているのですが、首から下や、内面にもそこまで興味がないみたい。ラブというより、アイドルを崇め推すオタクの挙動です。
後半にかかるとちょくちょく性欲っぽいことも言っていますが、ほぼ顔の話に終始するので、なんだかいまいち薄味な感じでした。
最後の書き下ろしではラブしてる風味なんだけど、ドルオタ風から恋人同士への変化の様子は描かれていなくて、唐突な感じすらあります。

あまあま集大成

三森さんと悠真のその後が見られて本当に嬉しいです！
一歩ずつ一歩ずつ、幸せな人生を2人でつくっていってる様子がめちゃくちゃいい。
悠真がずっと丁寧語混じりなのが好き。
誠さんはすっかり悠真にでれでれなのも好き。
えっちの最中に絡まる指とか、悠真の気持ちのこもったお辞儀とか、すみずみに悶えポイントが散りばめられていて、何回でも読み返したいです。
かっこいいおじさんになった2人の話も、いつか読みたい！！

さらにエロくかわいく

分冊版で持っていたのに、4巻が出たのを知って過去分も単行本で買い直してしまいました。そのくらい好きなお話です。何回も読み返してまだ飽きないのがすごい。
同棲からの、嫉妬やら当て馬係の乱入を乗り越えて大団円です。濃厚なエロもたっぷりでもちろんいいし、えっちじゃない普段の様子もいい感じです。最後の章は読んだらこっちも幸せで泣けちゃいます。
あとがきを読んでこのシリーズがデビュー作と知り、震えています。1巻から読み直すと、確かに絵が綺麗になっていく感じはあるのですが、末恐ろしすぎませんか！ほかの作品も揃えたいと思います。

アメリカ帰りの三森の同期登場で一波乱の2巻。悠真に恋して腑抜けちゃった三森さんの脇の甘さ、お人好しぶりにヤキモキすること請け合いです。

三森さんは受けですが、言葉遣いや仕草から察するに本来はかなり男らしい人なんだろうと思います。3年ぶりに三森さんに会ったらめちゃくちゃ可愛さアップしてて、そりゃあ辻さんもたまらなかっただろうなーとちょっと同情。(辻スピンオフも大変オススメです。)

丸くおさまった後の温泉デートで、三森さんが積極的になってたくさん赤面しちゃうのは、好きな人にはガツガツ行きたい本来の男性性の裏返しでもあるのかなーと思っています。1巻よりさらに可愛くエロく、さらに男前になっています...続きを読む！受けだけど肉食！みんな大好きえっちな受け、最高です！

ハマって何度も読み返しています。三森さんのエッチなところ、悠真の強引でSっ気のある攻めっぷりが魅力的でエロい。
さらに、心理描写も素晴らしくて、感じちゃうお口がコンプレックスで人と深い関係になれなかった三森さんの孤独感、ゲイの悠真がノンケに手を出すことへの不安もしっかり読み取れます。
最初はいろいろ悩んじゃう三森さんの可愛さがすごくいい〜！と思っていましたが、悠真のさりげない優しさや、すぐに謝ったり行動を直したりできる素直さがとてもカッコよく、お話のポイントでもあります。見た目かわいい系だけど実はすごく男前。
続編含めてオススメです！

ダメおじ、案外やさしい

ロン毛ダメおじ×健気世話焼きメガネ君。
女癖が悪すぎるダメおじが、酔った勢いでメガネ君にセクハラしちゃうところから2人の関係が変わっていきます。
ダメおじはノンケなのでちょっと葛藤しつつも、元来のタラシが発揮されてメガネ君に優しく甘くできるのはいいところ。

受けが濃い関係に臆病なことや、ダメおじのノンケなりの葛藤が、ストーリーとしてちょっとあっさりめで物足りなかったかも。
あと元先輩の言動がクズすぎて、フィクションだとしても引くレベルなのが気になりました。悪役として浅いというか…。

ダメおじもメガネ君も素敵なキャラなので、今後の作品に期待の星3です！

引き続きエロい、さらにエロい

虎谷を手懐けようとするライバルの登場、仕事のトラブルなどをを乗り越えながら相変わらずイチャイチャしてます。1巻では終始余裕の表情だった犀川、2巻ではたびたび頬が染まったり汗だくだったり…だんだん熱が上がっていく2人の関係にドキドキします。
2人とも仕事をすごく頑張ってて、職場でするのはキスまでなところ、さらにスーツが似合うのも良いです…！

14章が甘すぎる！

今巻最後で2人の関係も丸く収まり、最高の中締めでした！犀川の回想パートがもう意外で、あんたいつから虎谷見てたんや…こんなん純愛やんか…！となりました(大好物ですありがとうございます)。
ものすごい性欲がトラウマでもある虎谷、最高のパートナーに見つけてもらえてよかった。これからも犀川さんにべたべたに甘やかされてほしいです。
2人の今後に期待！

SはサービスのS！

ドS上司×隠れ性欲男子とありますが、上司のSっ気はどこまでも受けを気持ち良くさせるために発揮されてます！！意地悪で強引だけどベッドでは受けをこれでもかと甘やかす。受けも受けで普段はツンツンしてるのに、「エロスイッチ入ると素直」と作中で言われる通り、快楽に弱くてすぐ言いなりになるし何回でもいけちゃうしで可愛い。

爽やかないい話！

学生時代以来で再会した2人は、それぞれのトラウマから女とはHしたくない。けど付き合いたい！で意気投合。酔った勢いでなぜか付き合うことになり、そのまま居酒屋で派手にキスしまくってるのが笑えます。
男同士だけど、付き合ってるからエロいことしてもOK、ただしHはダメ。そんなスタートからの展開ですが、2人の気持ちの動きがしっかり描かれていて、最後まで気持ちよく読みすすめられます。絵もセリフもシンプルだけど、必要十分で無駄がない感じ。犬塚のキャラのおかげか、全編爽やかです。

弓岡の筋肉にも惚れ惚れですが、犬塚のスーツ姿と走るシーンが眼福すぎる。
結果もきっちり出してかっこいい犬塚に負けてられないと、仕...続きを読む事で腐り気味だった弓岡も環境を変えて再スタートするのがよいです。読後も幸せな気分です。