オリヒカさんのレビュー一覧
レビュアー
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詩織が父の不倫を知る事に
前巻の最後で南雲のイジメの証拠が露見した事により、南雲母が娘の未来の為にも、報道しないで欲しいとマスコミに泣き言を言いだしたのが何とも...イジメは許さないと断言してたのに、この手のひら返し(汗)
マスコミ呼んでここまで大事にしたのが裏目になり南雲家は、住所、南雲父の店名までもが晒されて悲惨な事に。海外留学でトンズラしようと考えてた南雲でしたが、父母の収入が途絶え、家計が火の車でそんな余裕がない事を知って、最後は泣き崩れてるのが、見ててスッキリしました。
そして詩織が父の不倫を写真付きで南雲から教えられる事になり、自分のイジメも母親の自殺未遂も全部原因が父だった事を知ることに。
詩織 -
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由美と南雲の母親が対極過ぎる
前巻でイジメっ子の南雲達がSNSで詩織をイジメる姿を晒されたのでしたが、それによりイジメっ子達は、社会的信用を失うことに。
詩織の親友だった由美も頑張ってた高校受験の勉強が無駄になった事に泣き言を言うシーンとかSNSの怖さを物語ってます。更にイジメのことが、由美の母親にもバレて、すれ違いから由美が母親に言っては、いけないことを言ってしまうシーンなど、イジメはやった方も発覚したあと、どんどん色んなものを失うのだというのが痛感しました。
ここで教育評論家であり、PTAでもある南雲母が、相沢が娘を脅してイジメさせたと騒ぐあたり、典型的なモンスターペアレントだなってのがよく分かりました。
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イジメられる側の反撃
この巻では、詩織の母が自殺未遂を起こします。
原因は、鈴木父の不倫相手の矢崎に、不倫の事や夫が自分をどう思っていたかなどを聞かされたからでした。病院に運ばれた母親に憔悴する詩織。
そんな精神状態ボロボロの詩織に南雲が追い討ちのように詩織母の首吊りイラストをプレゼントするのとか、本当に怒りが込み上げてきましたね。
更に南雲は、詩織の卑猥な保健室動画をSNSで拡散しようと企むのでしたが、ここで相沢先生の活躍により、逆に南雲達のイジメ動画がSNSに上げられたのは、スッキリしましたね。
まだ相沢先生がなにを考えているのか?など謎は、残っていますが、少なくともイジメっ子を許さない姿勢は、 -
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詩織のイジメが本格的に
この巻では、詩織への嫌がらせが本格的なイジメへとエスカレートしていきます。詩織と幼馴染の親友だった子までが一緒になって詩織を取り囲んでイジメてるのが本当に胸糞悪かったです。
ただ、ここで新たな疑問が。相沢先生は、そのいじめを当然知っていて、見て見ぬフリまでしているにも関わらず、詩織がイジメられてるのを隠れて見ていた時、明らかに動揺したようなそぶりを見せていた事です。
また詩織をイジメている主犯の女子が詩織の盗撮画像について楽しそうに話していた時、相沢先生、不機嫌な顔で「ゴミが」とつぶやいていたことから、詩織へのイジメを不愉快に思っているのも印象的です。
相沢が詩織へのイジメを止めよう -
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単なる復讐ではなさそう
主人公の相沢は、20年前に体に傷が残るほどの壮絶なイジメを受けていました。そして同窓会で20年ぶりに会ったイジメの主犯である鈴木は、当時のことをまったく反省せずにイジメられる奴にも原因がある、とまで言う最低な人間でした。
しかし相沢にも、秘密があります。
それは、鈴木が溺愛する娘の詩織が通っている中学校の担任教師が何と相沢だったのでした。(もちろん鈴木は、その事を知りません)
また詩織は、最近下駄箱を荒らされたり、体操服を捨てられるなど誰かからあきらかに嫌がらせを受けていたのでした。
ここまで読むとイジメられっ子の相沢が大人になって、イジメてた鈴木の娘に仕返ししてるみたいに -
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待ちに待った宮王子蓮が可愛い
今回は、1巻から名前だけなら何度も出てきてた噂の彼女、この7巻の表紙にもなってる宮王子蓮がようやく登場。意外だったのは、主人公がゲーム制作初期の短い期間にボスの名前を『九内伯斗』でなく『大野晶』に設定してたことですね。
晶にとって蓮は、特に目を掛けて愛情を注いできたキャラなのもあって、蓮だけが晶の名前を覚えていて、ちゃんと晶と九内の見分けが出来るあたり、他の側近たちよりも更に近しい関係なんだと感じました。
蓮が晶に対しては、好感度MAX状態なのに対し、本来の『九内泊斗』のことは、『あの人』呼ばわりの温度差も新鮮でしたwww蓮という思わぬ伏兵で魔王に想いを寄せる、ルナ、ホワイト、オルガン -
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とうとう女神は、気が付いた
最近、佐城といることに幸せを感じ、もっと近づきたい、もっと関係を深めたい、と考えていた夏川でしたが、中学時代の旧友と再会した佐城から思いもよらない言葉が...
「――俺たちはそういうの、もう終わってるから」
夏川とは、友達でそれ以上の関係になることは、もう無いと断言する佐城に、ショックをうける夏川。同時にかつて、佐城を虫でも払うように邪険に扱っていたこと、告白を振ったことを思い出し、蒼白になっていく夏川の嘆きと後悔のような独白が切なく胸に突き刺さりました。
文化祭準備にも異変が...
文化祭実行委員でもある夏川のピンチに目の色を変える佐城の挿絵が、決意に満ちた顔で素晴らしか -
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毎回続きが気になる幕引き
今回は、世界中の詠唱魔法を発動させている、隠された装置が登場したり、初期に通った迷宮の5層に実は魔族が隠れる階層に通じる隠された通路があったりと、初期から登場してる詠唱魔法と第二学園の地下迷宮にもスポットが当たります。
それにともなって、一般の第二学園生たちが15層あたりで龍脈観測のレポート作成してたり、グレヴィル生生が、課題の提出期限に厳しかったり(笑)近況の第二学園が暫く見ないうちに頼もしくなっていってるのが見れて面白かったですね。
ただ敵と戦う時に、マティが説明しながら戦うの少し長く感じて読むのが少ししんどかったです。勿論、詳細に説明してくれるのが面白く感心できる部分もあって良い -
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過保護な兄に隠れてお付き合い
小学校時代の友人が妹に過保護過ぎて、ウンザリした妹が進学先を兄とは別の学校にしたことで、その友人が妹ちゃんの進学先に通う主人公の太一へ妹に変な男が付かないよう監視するのを頼むところから物語が始まります。
早速、太一が顔も知らない妹ちゃんのクラスへ様子見に行きますが、実際に話しをしてそのまま妹ちゃんに一目惚れしてしまい、翌日も会いに行くようになるのですが...
実は妹ちゃんがこの学校に選んだ理由が太一のいる高校だったからというのが驚きでした。太一が妹ちゃんに一目惚れした時点で2人とも両思いだったのは、ほっこりです(*´-`)
太一視点でお話進むこともあれば、妹の真衣ちゃんの視点でも物語 -
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アシュトンの意外な才能
これまではオリビアに自家製の特製マスタードを食べさせてあげるくらいしか目立った活躍が無かったアシュトンですが、ここで軍師として活躍することに。料理上手そうで武力が無い代わりに知略面で力を発揮するあたり、他の作品だったらヒロインのポジションやれそうですねww
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オリビア無双は続く
今回は、王国と帝国の戦いを主軸に敵側、帝国内の人たちの話が多かったです。猪突猛進で周りを悩ませてばかりの中将のおっさんや王の親戚だからとワガママ暴言ばかり言う嫌な少将の男など問題児ばかりがいる中で、部下から慕われ人格もマトモそうな帝国総司令のおじさんが部下共々オリビアと戦い討ち死にして、その首は帝国の士気を下げるためにオリビアの命令のもと槍の穂先に付けて帝国兵に見せて回るというのが、悪辣残酷でありますが理にかなったやり方でした。人によっては、引くような展開もありますがオリビアが強いだけでなく戦略面でも優れているシーンがあちこちで見られるので、改めてオリビアを見直すことも出来ます。(この巻を見る
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残酷シーンもありつつコメディも
主役のオリビアは、無敵で可憐な女の子...けれど世間の一般常識が欠落しているせいで、第三者から見た彼女の印象は、ニッコリ笑顔で敵対する人間を、有無も言わさずスプラッタにしていく恐ろしい怪物扱いなのが...かと思えば、食い意地があったり周りを呆れさせるようなこと言ったり、絵も可愛いく面白いのですが同じくらいスプラッタなシーンも多いので血とか苦手な人は、少し抵抗あるかも。
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ほのぼのの青春劇
佐藤さんのモノの見方が素晴らしいですね。人によっては、ネガティブな感想しか出ないモノをいつの間にかポジティブな見方に変えてしまってるのが凄いです。山口くんが文化祭であれだけ嫌がってたあるモノがお話進むとキーアイテム&なくてはならないモノに変わってくのとかも面白かったです。
最後、この本限定の佐藤さん視点での2人のやりとりも、原点を振り返りながら2人で母校の桜を見ながら語らうのがまさに青春といった感じで感無量でした。
残念な点として、目次のタイトルが2つしかないことですね。所々に小さなサブタイトルならあるのですが、それが目次ページからは省略されてるので、読みたいお話のページに -
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大きな戦いの前の準備期間
魔王様が4巻で擬似天使、5巻でベルフェゴールと立て続けに巨大な敵を倒して大いに盛り上がったのもあって、この6巻では次に敵となる人たち・国の思惑や魔王サイドの近況エピソードなどに重点をおいた下準備・冷却期間となっていました。嵐の前の静けさのなか、次の戦いへのフラグがあちこちで見受けられたので、次の7巻では、また大いに盛り上がることを期待できそうです。
あとは、魔王への想いを自覚したルナが可愛く、堕天使に変装して現れた魔王の姿に舞い上がるホワイトも可愛く、裸の魔王からBL的なことを求められてると勘違いして慌てて露天風呂から上がろうとする青ざめたアーツ爺さんも面白可愛?(笑)くて良かったですね -
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マンガで虚構推理スリーピング・マーダー読んで次回まで解決編待てそうになかったので思い切って買いました。
感想は、成る程そういうことか!と納得できる内容で買って良かったと満足しています。マンガでわからなかった細かい部分なども知ることが出来たのでもう1度読み直しているところです。
結果として音無家の人逹の心にやるせなさと暗い影を落とすことになりましたが、ちょっとした救いもあったのでこの結果も個人的には満足しています。
あとは主人公の岩永琴子の公正さと冷酷さを見ていて、『スパイラル外伝』に出てきた鳴海清隆を思い出しました。あの作品で『ワンダフル・ハート』の時の鳴海清隆が今回の岩永琴 -