好きな男性のタイプは俳優 高倉健な幽霊肯定派の女子校生・綾瀬桃と、同級生の怪奇現象オタク・オカルン(本名 高倉健)。
互いに否定するUFOと怪異を信じさせるため、桃はUFOスポットの病院廃墟へ、オカルンは心霊スポットのトンネルへ行くことに。
なんとそこで桃は宇宙人と、オカルンは心霊のターボばばあと遭遇!!
宇宙人に襲われ必死になった桃は超能力を開花!そして、オカルンは…ターボばばあに呪われてしまい…。
ジャンプ+で連載が開始されてすぐに注目された今作ですが、注目すべき3つのポイントがあります。
1つ目は、画力と物語の勢いです!
キャラの生き生きとした表情や迫力のあるアクションシーンなど絵の勢いが凄く、物語のテンポもよく、とにかく“マンガ力”が高くてびっくりしました。
描いているのは龍幸伸先生。
なんと『チェンソーマン』の藤本タツキ先生や『地獄楽』の賀来ゆうじ先生の下でアシスタントをされていたそうなので、納得の実力です。
2つ目は、名作へのリスペクトです。
セルポ星人の真の姿が『ウルトラマン』に登場するダダを彷彿としたり、ターボババアに呪われたオカルンが壁に激突するシーンでは大友克洋先生の『童夢』の名シーンを感じさせたりと、色々な作品のオマージュが散りばめられており、龍幸伸先生のリスペクト心が窺えます。
3つ目は、桃とオカルンの人間性に注目いただきたいです。
自分のことを育ててくれたお婆ちゃんの事が大好きな桃ですが、素直になれずに反発してしまった事を悔いていたり、友達ができないからこそ宇宙人となら友達になれるのでは…と思ったオカルンなど、思春期に抱く悩みや思いにまっすぐ向かっていく姿は等身大の少年・少女感があります。
人間性から外れてしまいますが、太眉女子好きは必見です。桃の可愛さにハマること間違いなしです!
1話目を読んだ時にアダルト要素が強いのかな?と思ったのですが、ご安心ください。
少年マンガらしい展開でバランスのよいラブコメになっております。
幽霊、都市伝説、UFO、超能力、バトルアクション…様々な要素を織り込み、化物VS化物という究極バトルを繰り広げながらも、しっかりとしたラブコメを描いている今作。
今一番アツい『ダンダダン』の勢いに振り落とされないようにご注意ください!
感情タグBEST3
匿名
ジジ活躍の巻
4巻から登場するジジ(円城寺仁)が活躍する巻です。
ジジに取り憑いたブリーフ男の過去が泣ける巻です。ここくらいまでは、今度のアニメ化で描かれるかもしれません。
Posted by ブクログ
「憤怒!呪われしブリーフ男‼︎」というちゃらけたオビのアオリからは予想だにしないようなスーパーハードな展開が待ち受ける巻。
相変わらずの驚異的な画力は本当にスゴい。
「大蛇様」ことモンゴリアンデスワームが躍動。勝ち方が全く見えて来ないけれども大丈夫なのだろうか。
「邪視」はいわゆる都市伝説で言うくねくね・ヤマノケがモチーフ。見たらお終い。そして始まる’遊び’。
個人的な流行語大賞「ぢぇにふあ‼︎ろぺす 穴根打」。鬼頭家最強のババアは何者⁉︎
超電磁ヨーヨーのリュックサック欲しい。
1刷
2023.2.23
Posted by ブクログ
ジジ編?の続き。鬼頭家の方々がちょい古谷実を思わせるキモキャラで良い。
サンプリングとアレンジにセンスを感じる。藤本タツキとは真逆な感じがするのが面白い。
Posted by ブクログ
2023/7/1
大蛇(ミミズ)がいましたと。それに供物が必要ですよと。ほいで乗っ取られちゃった。邪視に。
番外編でいちゃついとる。
18:02
Posted by ブクログ
ジジが住む村の全貌がわかってきた。
ジジも覚醒し、面白くなると思いきや、ジジの覚醒は少しワケアリでむしろ、悪よりなのが怖い。
次巻でどういう結末を迎えるのか楽しみ。
Posted by ブクログ
ジジの家で起こった怪異の原因を探るために家庭訪問。一見しておかしなことが感じられなかったので、のんびり湯治と洒落込むモモの身を襲う危機。同じく留守番となった男子2人を襲う恐怖。
なんというか、古い集落に澱み固まった因習の気持ち悪さが出てる。自分達こそが、この土地の支配者であるという感覚で、長年暮らしてきてしまったゆえの気持ち悪さ。公共の温泉で女子高生襲ってなんとかなる、って考えが当たり前なのは異常だわ。
そういう人の怖さが、ジジの家の原因かと思ったら、彼ら鬼頭家はあくまで前座の存在。真の恐怖は、家の地下にありました。
なぜか地下に住み着いている超巨大モンゴリアンデスワームと、過去に生贄に捧げられた子供の怨念が生み出した邪視の存在。邪視という妖怪を生み出したのは過去の鬼頭家の所業なので、かの家はもうぶっ潰されてしまえばいい。
迷信が真理として崇められていた時代ならばともかく、その行為を今でも続け自分達の権威に利用しているというのは、もう害悪でしかないでしょう。自分たちが崇拝し制御できていたと信じていたものが、あちらの気まぐれで人間なんて滅びてしまうという事実の前にぶっ潰されればいい。
実際のところは、過去の権威によりかかっているだけの老害扱いされてそうですがね。
邪視の妖怪に肩入れしてしまって、体を乗っ取られてしまったジジ。ここからデスワームへの反撃が始まる、というところで5巻終了。
妖怪や怪異に対して理解を深める・共感することで人外の力を手にし、侵略してくるUMAたちと戦う、という展開はアクサラと同じなのですが、ジジと邪視の合体がどう転ぶのか予測不能といったところ。
悲しみのアクサラと比べて、悲しみよりも恨みが強そうな邪視にジジの心は届くのかどうか。ターボばばあが警告するのはそういった点なんでしょうね。
さて、どうなるジジの家のデスワームと邪視と鬼頭家にまつわる怪異。
鬼頭は、祈祷や亀頭もその意味に含んでいるということでいいんですよね。
Posted by ブクログ
5割くらいの理解でストーリー読んでるけど圧倒的画力で魅せられるから面白く感じる〜〜
前回登場したジジ、良い奴そうと思ったらほんとに良い奴だったし単純に顔もかっこいいし熱い男だし腹筋バキバキめっちゃ好きだーーキャラ立ちしてるのも読みやすい所以よね。
三つ巴
日本の伝承的な話とオカルトがうまく融合した少し切ない感じの話だった。まだ決着はついていないが、敵側も一人ではなく、別の経緯で別の利害関係を持った敵が複数同時に現れて大混乱に。これまでなかった精神攻撃などもあったり、どんでん返しもあって、今後の展開が読めない。