感情タグBEST3
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単行本を何年か前に読んで、雪哉がすごい恐ろしいことやるようになってるぞ...雪哉変わっちまったよ...の印象が強かった。
最後の雪斎の一言にえ、どういうこと?と疑問を持つ終わり方。
20年の間に何があったかは次の巻を早く読んで確かめたい。
いったい何が
昭和の日本の風景から始まるこの作品に「またしても二冊で一つの物語なのかな」と読み進めると、年齢を重ね出世した雪哉や数名のなじみの名前がある。が、足りない、、。これ、弥栄の鳥の後のストーリーだよな?と確認してしまったほど大事な部分が飛ばされているのだ。ここでは読者が知りたい部分は一切描かれることなく、一貫して雪哉に対する批判ばかりが綴られる。雪哉、いったい何があったの?
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はじめさんの家族いいな。
諍いのない気持ちのいい遺産相続。
今上陛下は誰か。奈月彦を若いとは言われんでしょう。
出てこない人の安否がこんなに不安になるとは。
千早は勁草院時代に雪哉が裏で手を回していた結ちゃんの件を知ってしまったんですね。
千早が太刀を取り上げられた時の経緯が気になるけど知るのが怖い。
最初、猿に生き残りがいたのかと驚いたけど偽装だと分かって安心。
けど何とも言えないこの感じ。
合理的。
雪哉の政策に諸手を挙げて賛成は出来ないけど、合理的ではあると思ってるから表立って反対はしない。
しないというか出来ないといいますか。
朔王が外界に家族をつくっていたとは。
はじめさん、朔さん。
凄い。
目を引くあの金のネックレスにはそんな意味があったのか。
朔王に助けられ、ある意味朔王に引っ掻き回されてる山内。
果たしてどうなるのか。
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第2部開始
冒頭からグイグイ引き込まれます
流石、阿部智里さんの作品ですね
(この本の前に読んだ本が、イマイチな作品だったので尚更この作品の良さが際立ちました)
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八咫烏シリーズの第二部の第一巻。
主人公は道楽でたばこ屋を営む若者。義父から相続した山が八咫烏たちが住む山であったという始まり。幽霊を名乗る女性に導かれて彼も八咫烏がすむ山内へ。
山内では雪哉がトップの権力者に。しかも、絶滅させた猿を騙り異端者を排除したり工作したりするとい非道っぷり。さらには、金烏は出てこないという謎も。勁草院時代の治真や千早が再登場したのは嬉しかったが、他の人物たちはどうなったのか。
主人公と共に行動する頼人も雪哉に裏切られて絶望を感じているのか、真実を知ってなお、彼を信頼しているのか、がよくわからなくなる描写ばっかりで続きが気になる。
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八咫烏シリーズ第二部第一作。
第一部から20年後の世界。
山内では雪哉改め雪斎が黄烏となり政をおさめている。
日本では安原はじめという男性が、7年前に失踪した養父から山内を内包する荒山を相続した。
「幽霊」と名乗る謎の美女に導かれて山内に入る。
面白かった。
皆、口々に山内の八咫烏は楽園だと言うけれど、実際は山内は楽園では決してなかった。
はじめはどんな相手に山を譲渡することになるのか、気になる。
既刊で雪哉は少しずる賢いところがあるとは思っていたけど、今の雪斎の悪辣さに驚きを隠せない。この20年間に一体何が起きたのだろう。(今の金烏が若いようなので、代替わりしていると推察される。)
なんとか安原はじめは日本に戻ることが出来たようだが、同行することになった頼斗は山内衆を完全離脱したのかと思いきや、長期の潜入に入るとの符牒を残したのにまたびっくり。
続きが気になるし、過去も気になる。
続編の『追憶の烏』を早く読みたいけど、今までずっと文庫本で読んできたので、文庫化を待つか単行本を読むか、悩ましい。
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冷徹で狡猾な者ばかりで、読んでいて一瞬たりとも、気が抜けないです。ここまで疑って安心して読めない話もそうそうないです(笑)。
お話的には、別世界への交流手段があって、異世界ファンタジー的なのに、干渉の仕方が、土地やら金やらで、夢や希望なんて甘いこと考えてると、生きてはいけないよと、すっぱり切り捨てられてる感が潔くて好きです。
前作から20年後の世界ということで、懐かしい顔ぶれも出てきますが、まったく郷愁を感じないのは、雪哉の所為ですね。この20年で何があったんだ雪哉!とも、いやこんな奴なってしまったんだなという思いもあって、次巻を読むのは辛そうだなと思います。
前シリーズを読んだのがだいぶ前なので、物語を十分に楽しむのに知識不足が否めないです。細かいところ全然覚えてない……。だからと言って、読み返すのには躊躇します。「弥栄の烏」の自分の感想を読んで、ちょっとビビってて。重苦しいのは苦手です。
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今までは一冊ずつでも
どこから読んでも
解りやすく
読む順番も読者が選べるような
感じが楽しかったけど
今回のような
絶対に続きあるでしょ!
みたいな終わり方も
期待感をそそり
今後が楽しみ
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本作品の見どころは雪哉の豹変ぶりだ。
第一部の八咫烏シリーズの中で、一番緻密かつ複雑に何度も描写された雪哉。
幼少期の雪哉(シリーズ2)と雪哉の成長する生活(シリーズ4)を読んで、雪哉を好きになるしかないほど、雪哉は魅力的なキャラクターである。
そんな雪哉を投影したまま本作品を読み進めると、「かわいかった雪哉がそんなことするはずない」と叫びたくなるほど別人だった。
果たして雪哉改め雪斎は、八咫烏の民に生きやすさと、不満の矛先を宮中(金烏)に向かせないために、捏造した猿を作り出したのだろうか?
雪哉がそんな誰でも思いつく理由で、虚構の猿を作ったのか。
本作の主人公はじめは、「楽園に必要なもの」を雪哉が持ってくれば権利を渡すと言った。本作の後半で、はじめは、答えは「人、そして、人との関わりは喜びだ」と明らかにした。
この言葉を噛み締めているうちに私は、雪哉が茂丸の遺体に絶叫し、炭になった体に縋り付く姿がよぎった。
唯一対等に話し合えるかけがいのない友人を奪った、山神・大猿に復讐心が感じとれ、ゾッとしてしまった。
杞憂で終わればいいなと、現段階読み進めてきて、切に願う。
引き込まれる世界観を作り出す著者様に感謝である。
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この作家は本当にすごい。
続編を、時系列無視して出してくる。
前回の終わりが気になる~と思って最新刊を読むのに、全く時間をすっ飛ばして入ってくる。
謎がまた増えていく。
それが、きっと次の伏線になる。
もう続編は発売されてるんだけど、文庫になるまで待つ。
待てるかな(笑)
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八咫烏シリーズの第2部開幕とあって、ファンの期待を背負った形での発売だ。1部の登場人物がこぞって現れ前作から20年後の世界が描かれる。山内と人間界との関わりが明かになり、烏と猿、人間、天狗、そして新たな登場人物たちの思惑が交差して事件が起きる。
八咫烏シリーズはファンタジーという形を成した政治の話だも思う。そんなこと考えていたのかお前は!!と話が進むにつれて明かされるこの20年の出来事と、さらにこれから。
ここは本当に楽園なのか?、何をもって楽園なのか。
あっという間に読みきってしまう面白さはさすがだ。
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知った名前が全然出てこない中、千早大活躍でちょっと安心するというか嬉しい。20年の間に何があったのか、次を読めば分かるんですよねきっと。分からなきゃ困る。
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数年ぶりの烏
すっかり内容忘れてたけど過去作を読み返さずに読んでみました。
なるほどそうきたか。
大どんでん返しはいいぞ。もっとやれ。
烏を読む時はいつも雪哉が脳内CV 二宮和也なんですが、いいおじさんになった彼も相変わらずニノで再生されました。
わっるい感じになっちゃって。ふふふ。
次作も楽しみですね。
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新章の幕開けを感じさせられた!
すべて博陸侯の手の上かと思っていたらまさかの大どんでん返しに最高に痺れました。
このシリーズは本当に毎回面白い。
そして読み進めるたびに雪哉の雰囲気がガラリと変わってしまう。彼への評価はバラバラだし、今回の非道な言動含めてますます彼がわからなくなりました。
山内を守るため、が真意なのか、あえて悪役じみたことをしているのか。
そこも含めて続きが楽しみです。
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久しぶりだから思い出せずにいたことも多かったけど、面白かった!!解説でようやくシリーズのおさらいができたので、いよいよ続きが気になってしょうがない。なんて所で終わるんだ!早く文庫落ちしないかな〜!!
雪哉や千早、懐かしいと思ったのも束の間、思うことは色々あるけど、とにかく見届けたい一心。色々想像しながら読めるから、ファンタジーってやっぱり楽しいな!
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前作の猿との大戦から20年後の物語。
雪哉がおっさんに…。奈月彦は、明留はどうした…?トップに立つ人は清濁併せ呑む度量が必要。空白の20年は次作かな?
八咫烏シリーズはそのうち読みたいなと思っていた。でもまだ一作目も読んでないのにサイン本が積んであったのでこれは一期一会だと思い購入。
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ぶっちゃけて言うと山内の世界観が好きなのでそこに混ざる外界の話は個人的にはいらないけど、客観的に評価するとそこのバランスがすごく良くできていると思う。明らかにシリーズ物的な終わり方は好みではないが、とにかく阿部智里先生は文章の書き方がうまく、絢爛豪華な文章ではないが、情景描写と心理描写を三人称視点でうまく描き、かつ目滑りすることもなく、続きがどんどん読みたくなる素晴らしい作家だと再認識させられた。ユキヤはかなり好きなキャラだったのでいい描き方がされなくて残念だが、その思い切りの良さも魅力かなと思う。最後は大分意外ではあるが、如何にもではあるし、伏線もあまり匠だとは感じなかったのは残念だったが、満足感はちゃんとあった。次も楽しみである
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大好きな八咫烏シリーズ。20年後の世界は想像とは違っていて、この間に何が起きたのか気になって仕方がない。第一部に出てきた登場人物も半分くらいしか登場していない点も気になるポイントの一つ。雪哉にも何があったのか…次回作も一気読み間違いなさそう。
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弥栄の烏からだいぶ経っているので、雪哉以外は名前はわかるけどどういう人物か忘れてました
あれから雪哉も歳を重ねて、偉くなってました
6巻までの人物がこれから沢山出てくると思うけど、何やら不穏な気配がしてますね
安原はじめの正体は意外でした!
うーん、文庫本になるまで待てるかなww
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逃避行/異界/貴族/地下街/慈悲/置き土産
山を「相続」する!? 山そのものは現世にあるようなので相続もありうるのか?うーーん納得しきれないまま読んでいく。
それぞれの世界のそれぞれの理でもって話していくしかないのだろうな。腹の内を探り合いながら
それにしても人界にはみ出してくる烏たちはどうなっていくのだろう
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大好きだった雪哉が歳をとって登場。かなりの悪役として。でも安心感があるのはなぜ?常に山内の存続を考えての行動と思えるからかな。是非は分からないが。
今巻は雪哉の若い頃に似た頼斗の出番が多かったが、この先しばらくは中心に活躍しそう。
ラストの二転三転するところが予想と反していて次回作への期待が高まった。
楽園の意味。現生と重なって考え深い。
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新章のはじまり。
はじめさんがのらりくらりと流れに身を任せて~的な人だと思っていたけれど、見どころありな主人公?!
彼が相続した山を売りたくなるものとは??
続きが気になるけれど、文庫化されるまで我慢!!(できるかな?)
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ここでまた人間界の人物が登場。
彼が山内へきて、皆に問いかける『ここは楽園か?』という質問がなかなかにえぐいなぁと思いつつ読んでました。
楽園って実は地獄なんじゃないかと私は思うところがあり(『失楽園』のアダムとイブとか同じタイトルの諸星さんの『失楽園』などでそう思うってしまったんだよねぇ)、独裁者のいる世界ではやはりそこが楽園と信じている人々もいるわけでね。
そんなことも思ってしまった作品でしたね。
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面白かった!
舞台が前作から20年後で、安原はじめが主人公というストーリーが新鮮だった。
最後の文章で、空白の20年に一体何があったのかと思わずにはいられません。
次巻は過去編とのこと。
読むのが楽しみです。
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大好きなファンタジー
八咫烏シリーズ8巻目
第二部が始まった!
第一部6巻目で終わりかと思ったら、外伝的な7巻目のあとがきに、第二部に続きます、とあったので楽しみにしていた。
けれど、文庫版に時間がかかり、この頃の記憶力低下のせいか、読み始めのうちは、千早?誰だったかな……
読み進めるうちに思い出したけれど、雪哉の変わり方にはびっくり!
しかし それも終盤、次の巻で明らかになりそうな予感。
20歳で、1巻目を書き松本清張賞!
今31歳位で、段々上手くなっている。
これからが、とても楽しみ。
Posted by ブクログ
いやー、おもしろかったな。雪哉がこうなるのか。失礼を承知で言えば、十二国記と彩雲国の二番煎じ的な見方をしていたところがあったのだけれども、ここに来て俄然結末に興味が湧いた。ふたつの世界のつながりを現在進行形で濃くして、どこに落としどころを持っていくか? 続きが楽しみ。