【感想・ネタバレ】弥栄の烏【新カバー版】のレビュー

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Posted by ブクログ

玉依姫の対となる本作。
第一部の完結編で、今まで見えていた作品内の視界がまたぐわぁぁぁっと変えられる作品です。
お姫様たちの入内に関するミステリからスタートしたこの作品がこんな形で着地するとは想像できません。


雪哉の闇堕ちがゾッとすると同時に2部への布石のような気がします。

2024.6.1
85

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2024年06月01日

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山内側からの目線でやっと山内衆の安否や戦闘の詳細が分かってスッキリだけど、茂丸が。。雪哉がぁ。。
これで第一部完結なのかぁ。
雪哉は立ち直れるのか?
トワイライトサーガみたく姫宮との運命とかなのかな?
第二部にいく前に外伝で一休みしよ。

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2024年05月22日

購入済み

「空」を買い忘れ、先に「玉」とこの本を買ってしまいました。買ってしまったので読んでみたら、なんとこの「弥栄」と「玉」は対になっていた。宮内ではこんなことになっていたのか。新しい名前が出てきた。「空」に登場した新キャラなんだろう。雪哉を理解するには「空」を読まねばならない。
ラスト、やっぱり泣けたが、先に「空」を読んでいたら辛くなっていたかもしれない。

#切ない

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2024年05月03日

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ネタバレ

『玉依姫』の裏側でなにがあったかですね。(この作者はこうした表裏一体が好きなのかな?)

雪哉が茂丸を失って荒む、荒む(-"-;A ...アセアセ

山神とその神使である猿と烏。そして英雄。
いろんなものを絡ませているのは個人的には楽しい。

こうして第一部完読です。これから外伝ですね。

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2024年04月28日

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ネタバレ

浜木綿が真赭の薄を若宮の妻とするために自決してしまうのではと思った。しなくて良かった。

真赭の薄はかなり変わったな。勿論良い方に。
最初は登殿の時、そして今。ただの籠の鳥ではなくなった。

茂丸が、山内衆の仲間が死んだ。
雪哉が人であるための理性が崩れたような。

猿殲滅作戦はもっといい作戦があっだろうとかは思わない。
猿の全貌が分からない中、先を考えた最善の作戦だと思う。
実際皆それ以上の作戦を出せないから黙るしかない。

人を喰ったのは山神だけでは無い。
猿も化け物になってしまったからもう戻れない。

山神さまが来た時点で遅かれ早かれこうなる事は決まっていた。どうしようもない。いつ滅ぶか分からない残りの時間で山内はどうなるのか。

いっその事知らないままがよかったと思うほど辛い。

雪哉と姫宮の対面はあのタイミングで良かったんだろうな。

戦いが終わって色々と良かったと思う。姫宮も無事に健やかに成長して良かったと思う。
でもどうしても失ったものを考えて辛い。

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2024年04月04日

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八咫烏の一族が支配する異世界・山内を舞台に繰り広げられる、お后選び・権力争い・外敵の進入。大地震に襲われた山内で、100年前に閉ざされていた禁門がついに開かれた。
崩壊の予感が満ちる中、一族を統べる日嗣の御子・若宮は、失った記憶を取り戻すことができるのか。そして、人喰い猿との最終決戦に臨む参謀・雪哉のとった作戦とは――。
「文藝春秋BOOKS」より

この巻は一つ前の玉依姫とセットで読むのがいいとどなたかが書かれていたけれど、納得.前の巻とセットのお話.なるほどなるほどとするすると読み進めてしまつた.

いろいろと考えるところの多いシリーズだったなと思う.
細かい感想は省くとして、漠然とこれまでの時代との決別と新しい時代が始まる予感を感じさせる内容だった.これを書いた作者が20代というのがその象徴のような感じがする.

久しぶりに4冊一気読みとかしてしまつた(;´Д`)

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2023年05月14日

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那月彦、雪哉、澄尾、茂丸、浜木綿、真赭の薄、山神、烏、猿… んんん…いろいろありすぎて混乱(笑) 那月彦も大変だと思うけど、私的にはやはり雪哉が…やばいよね…どう考えてもやばいよね。茂丸の件のあとの雪哉は本当にどうしようもなく泣けた。辛さしかない。二部はどうなるの???

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2023年02月02日

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玉依姫のラストが素晴らしかったので、読み始めはこういうのは二次創作にやらせとけばいいのにと思ったが、やはりうまくて面白く、終盤は著者の最高傑作だと思う。哲学が感じられる作家になった。

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2022年05月02日

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玉依姫の八咫烏からの視点
玉依姫で山神からの呪いを受けたのは誰かわからなかったので、それを知って思わず涙してしまった。

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2022年02月27日

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ネタバレ

面白かった!!
猿との決戦は手に汗握り、前巻の裏側で烏たちが考えていたことが分かったり、続きが読めて楽しかったです。

茂丸を亡くした雪哉が冷血漢になっていくのが少し寂しく、しかしラストのシーンの涙が印象深かったです。

これから山内はどうなるのか。続きも楽しみです。

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2024年03月01日

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ネタバレ

八咫烏シリーズの第6巻。
前作の玉依姫の出来事を、山内目線でかかれている。
なぜ猿が入ってきたのか、真相がわかった。
第1部完結。

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2023年11月21日

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1巻と2巻の関係のように、5巻と6巻も一つの物語を裏表紙から見ているのだけど、5巻で描かれていなかった部分の覚醒した雪哉がすごかったです。

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2023年08月11日

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玉依姫を読んだ時に感じた金烏の違和感というのも多少解消した感じ。

父親は娘には激弱いものだが、それにしてもまさか金烏もそうだとは…

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2023年07月17日

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ネタバレ

玉依姫の八咫烏視点での話。
登場人物たちの抱える心の深い部分が少し知れたような気がします。
前作含めこれまでの話を思い出し繋げながら読むのはなかなか頭を使いますがそれが楽しいので苦ではありませんでした。
猿との戦いはあっけなく思えるような決着で、最期の場面も明るい雰囲気で。このまま平和に姫が育っていくのかどうか、この先の展開を楽しみに次の巻へ進もうと思います。

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2023年06月08日

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前作『玉依姫』の出来事が視点を変えて語られたことで謎だった部分も明らかに。猿目線の世界を知ると何だかやるせない気持ちになりました。
シリーズを通して大好きになったキャラたちの今後が気になります。

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2023年05月22日

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前作「玉依姫」と対になる作品。ついに八咫烏シリーズ第一部完結となりました。玉依姫でダークな感じで終わった雰囲気そのままでこちらも完結。緻密な構成が素晴らしいなと改めて感じます。著者は納得いくまで何回も何回も書き込んで推敲するんだとか。きっちりと伏線も回収してきます。もっと読みたかった。この先どうなるんだろう。新章に期待大。

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2023年04月02日

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敵役だった者たちをただの敵役では終わらせない物語
どちらにも非があるのに、正当化されるのはマジョリティの方だけ。
それでいいのか?とモヤモヤした。

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2022年11月22日

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前巻『玉依姫』の裏側、山内に住む八咫烏視点でのお話。
第一部の最終巻でもあります。

全編通してずーっと不穏な雰囲気が漂っていて、読み進めるのがちょっとしんどかった〜。
各エピソードに勢いがあって面白いのはすごく面白いんですけどね。

それにしても、あのとき大怪我を負ったのはあの人で、そして、亡くなったのはあの人だったんですね…

彼が亡くなったのはすごくショックでした。

もともと好きなキャラクターだったっていうのもあるし、私はどうしても雪哉に感情移入して読んでしまうんですが、
彼は雪哉の隠れた人間らしい優しさや甘さを「わかってるよ!」って言ってくれる唯一の人物だったんですよね…

作中で、人外が人外であるためには認識してくれる人の存在と本人の自覚が必要ということが何回か書かれてましたが、
雪哉が人間らしい良心を失わないためにも、わかってるよと言ってくれる彼の存在が絶対に必要だったんですよー!

このあと、どんどん闇落ちしていく雪哉がもう心配で心配で…。

最初の頃と比べてどんどん人間くさくなっていく若宮とは対照的でした。

若宮は、
「大将はいかにうまく人を殺すかが求められる存在」であると悩んでいましたが、実際にそれを参謀として実践していたのは雪哉なんですよね。

若宮がわざとそう仕向けていたわけではなくても、もう少しそうせざるを得なかった雪哉の心に寄り添ってあげてほしかったなー、なんて。

最後の最後でようやく少しだけ人間らしい心を取り戻せたものの、今後どうか再び雪哉に寄り添ってくれる人が出てきてくれますように。

このまま第2部も読みたいけど、、この作家さんは(いい意味でも悪い意味でも)ものすごい勢いで予定調和を裏切ってくるので、ちょっと読むのが怖いよー!読みますけども。

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2022年09月04日

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シリーズ一部最終話。
結局雪哉が血も涙もない嫌なやつで終わった。雪哉の凶行により八咫烏も化け物認定されて山神に殺されても致し方ないのではと思うくらいの凶行。
二部はどうなっていくんだろう。

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2022年07月16日

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物語終盤のどんでん返しや疾走感が楽しい。今回は前作の山神サイドと同じ時間軸の山内と八咫烏サイドの話。真の金烏も悩んだり間違ったり、人間?くさい感情の揺れがあって、印象が大分変わった。
八咫烏シリーズは読者も物語の一員のように、決してストーリーを俯瞰して見ている存在ではなく、ある一点の視点からしか状況を把握出来きない位置付けなので、それの種明かしというか舞台裏というか、いろんな伏線が繋がったときのスッキリ感は癖になる。

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2022年02月01日

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ネタバレ

最初の方で描写される山神の禁忌がおぞましく、この後の八咫烏の命運が不安で仕方なかった。
これまでの登場人物がみなそれぞれに動き、最終局面に向けて全員が主要メンバーとして機能していて、ほんとに面白かった。
ネタバレになりますが、私は死ぬのは茂丸ではなく治真だろうとずっと思ってた。もしくは雪雉かなあ、と。これまた作者に裏切られたのかもしれない。

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2021年11月17日

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5巻と対になる、こんどは八咫烏側の話。5巻では人間目線であったため、主人公である八咫烏たちの心情がほとんど読めなかった分、こちらで示されるとともに、山内開闢の真相や失われた金烏の記憶が明かされる。
ただいかんせんスピードが速い。5・6巻は一気に読むか記憶がある内に読んだ方がいいだろう…。

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2024年05月02日

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第1部完結の『八咫烏』シリーズ第6巻。前作の『玉依姫』の話しを忘れていましたが、難なく無事に読み終えることが出来ました❗

猿と八咫烏の最終決戦は、何とか止められなかったのか?ちょっとモヤモヤ感はありましたが、最終的には満足した作品でした♫

特に『終章 こぼれ種』で浜木 綿と奈月彦が語り合うシーンで、悲観的な奈月彦を励ます浜木 綿の台詞に、勇気づけられます❗第2部も刊行予定なので、気長に待ちたいと思います♫

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2024年01月05日

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2023.06.23

芝丸が死に、澄尾が黒焦げになるらへんで号泣…まさか八咫烏シリーズでこんなに泣かされるとは。
玉依姫で、そのシーンはさらっと流されてたので誰が死んだんだ?まさか雪哉?と思ったんだけど、弥栄で、雪哉が偉くなるごとにどんどん腹黒く?なっていくのが…上に立つってそういうことなのねっていうか…
結局八咫烏シリーズは若宮と雪哉もどちらも主人公なストーリーなんだなあと思いました。

外伝も楽しみです!全シリーズ読破予定。

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2023年06月25日

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前作「玉依姫」の間、山内での八咫烏たちはどうなっていたのか、というお話。プラスもうちょっと先まで。
色々腑に落ちない点もなくはないけれど、とにかく終われてめでたし。

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2023年05月29日

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八咫烏シリーズの6作目

前作「玉依姫」の裏側である山内のバタバタを描いた物語。

前作とリンクされ、山神、猿、玉依姫、天狗、八咫烏の人間界の話とうまく同期されている。

真の金烏の記憶がなぜ若宮に戻らないかなどもストーリーとしてわかりやすい。

参謀役となった雪哉がどんどん成長している姿も面白く、作品に引き込まれていった。

次も読んでみたい。

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2023年05月06日

Posted by ブクログ

前作の玉依姫の八咫烏視点の物語。またこのパターン?玉依姫がイマイチだったから辻褄合わせのように書いた物語のようにも感じる。語り視点がちょいちょい変わるので混乱する。初めから三人称一元視点で書いてもらいたい。でも終盤はやっぱり面白かった。

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2023年04月10日

Posted by ブクログ

玉依姫読んでから随分経ってしまったけどなるほど、これは八咫烏視点か!と途中で気づいた…笑
烏に単は似合わない からこんな展開に発展するとは思っても見なかった…。
第二章も楽しみ。

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2022年12月14日

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前作『玉依姫』を八咫烏視点から。
あの時の山神や志帆に対して、若宮や雪哉はこう思っていたのかと裏側が知れて面白い。
大猿にもちゃんと事情があって、八咫烏だけが被害者だったという訳ではないんだな。
ずっと冷静だった真赭の薄がかなり活躍する最終巻でもあった。第二部へはどう続くんだろう。

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2022年04月04日

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ネタバレ

若宮がどんどん普通の人(八咫烏)になっていく。あれ?感情がらないんじゃなかったっけ?あまりにも呆気なく茂丸やられてしまうじゃん。など色々ありつつ一部終了。
おさるも可哀想な種族だったという事で、神も何となく訳わからんし、烏もこの先どうなるか分からんと訳分からん事盛り沢山で消化不良。残虐な場面が多く、想像するのに疲れてしまった。

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2022年03月18日

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ネタバレ

若宮の手で金門が開き、その先の猿の存在が明らかになった。金門の警戒を怠らないことになりはしたが金烏として認められた若宮、一応の安定を手にしたと思った山内を大地震が襲う。
1巻、2巻のように5巻の裏で山内にいる八咫烏側は何をしているか書かれた八咫烏シリーズ第一部の最終巻。最終巻で主要人物の人となりがよく分かった。巻を追うとどんどん人間的になり、悩み、苦しみ、いかに山内のためになるか八咫烏を守れるか考える若宮。若宮のこと、子どものこと、今後の山内のことを考えて引いた態度を取る浜木綿。若宮のため、真赭の薄のために全力で守ることを自身に課した澄尾、これまでの煌びやかな自分を捨て自分が自分らしく生きることを決めた真赭の薄。それぞれの苦悩と成長は読んでいて共感し、応援したくなった。だが、雪哉だけが頭脳明晰な上に戦闘も出来て、優秀故にいざということは時は脆く、他の面々と違い復讐心に燃え、若宮が復讐だけを考えている猿と雪哉が同じように見えたというのが雪哉をよく表現出来た一文だと思う。
山神と猿の謎も解けたのだが、謎が謎を呼ぶ所もあった。第一部がこれで終わると考えると語られる可能性が低く消化不良気味な部分があり残念だ。

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2022年02月05日

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