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『烏に単は似合わない』が前提の、対になる続刊。
最後まで読んで、「〜っ!タイトルは、そういうことかー(嘆息)ってなったよね。
最初から、雪哉は、そのまんま若君の忠臣とか流れだなって思ってたんだけど……『何事もなければ』。何事もありましたね。
絶対に譲れない雪哉の矜持と、絶対に譲れない若宮の矜持があって、それが、ポンとラストにのっかる。唸ってしまった。
一巻目は飛び飛びで時間を空けて読んだので、この唸る感動を味わえず、今更ながらに悔しい。
長束派の協力者=長束さん本人説は最初のタイミングで思いついていたので、それ程の驚きはなかったものの、長束さん、中々の役者やな。
そして路近さん、めっっちゃ怖いけど、まっすぐでいい人だね。
是非、この後アニメを観て整理します!!
そして一巻もう一度読み直して復習します。。。
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第一巻と同じ時間軸を若宮視点から描いています。企画力もさることながら、期待通りストーリーが面白い。最後まで目が離せません。さらに第一巻の謎解きにもなっているので、とても楽しめました。
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”単は似合わない”が桜花宮での出来事で、この”主人を選ばない”は、
その間、若宮が何をしていたかという一冊。
桜花宮での出来事にはほぼ関係ない。
桜花宮に行かない理由を聞いて、若宮の優しさを改めて感じた。
忠誠心の解釈の違い…と言いたいところだけれど、敦房のはどう考え
ても忠誠心ではないと思う。
残酷なシーンもあるし、思いがけない敵味方もいてハラハラするけど、
雪哉と若宮の会話だったりで温かい気持ちで読み終えることができる。
引きずらないのが良い。
続きは?とはならないので、シリーズとしてはどうかと思う…
でも次巻も買うと思う。
息を呑む展開でした。躍動感があって面白い。
わずかに割引もあったのでまず3冊だけ購入してみた。あぁ、既刊分全部買っておけば良かった、と「単」を読み終えて後悔した。
この巻では一巻の「単」に湧いた疑問、若宮が殆ど登場しないなど、いくつかの理由が明らかになる。2冊で一つの物語です。
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前作とは違った若宮の近習の男の子視点で繰り広げられる八咫烏の物語。
前作の裏側で起きていた様々な出来事が知れて、若宮の行動や態度の意味が分かって面白かったです。
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前作で出てきた雪哉視点のお話でとても面白かったです。
若宮と雪哉の関係性が凄く好きでした!
人の思惑が交差する話でミステリー小説のように読めました。
オススメです。
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なかなか怒涛の展開&ビターなラスト!!なので、ちょこっとスッキリしないけれども、それはそれで次巻が気になって良かったです。雪哉&若宮のやり取りがめちゃ楽しい!澄尾も好きです。
スラスラ面白く読めました。
ので、すぐに次読みます。楽しみ楽しみ♪
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八咫烏シリーズ2。1とほぼ並行して物語が進んでいるが、若宮サイドからの視点。最後には謎がとけ、思わぬ展開に!しぶしぶ若宮の近習となった幸哉の秘密も。1、2、また読み返したくなった。
えっ、まだシリーズ続くって⁈(^o^)
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あの時の近習が思ってたより小さかった。
でも小さいからって侮れない。
なんて事ないように言ってる事がとても凄い事。でも本人がなんて事ないと思ってるから呆れてしまう。
ぼんくらのふりが必要だったからとは言え勿体ない。
桜花宮での若宮が来なかった件、2回とも裏ではそんな事があったのか。
これに関しては雪哉がただただ災難。
波乱の御前会議。
若宮を迎えるように勝手になる鈴と勝手に開く門。
これだけで若宮がただの八咫烏では無いと思える。
長束様が若宮の味方だと言う事に凄く納得。
若宮だけではなく長束様の周りも簡単に信用出来ないとは。
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あなたのために、なんて言うやつは信用ならない。
本当に信じて良いのは己の心のみ。
そんな世界だからこそ「お前は信用できる」という言葉が輝くんですねえ。
演技でボンクラになれるくらいに器用で賢くてヒネてるように見える雪哉が、山内に渦巻く陰謀で揉まれるうちに道理だけでは割り切れない年相応の純真さを持ってることがわかってきちゃうのが、なんとも可愛くて切ない。いや可愛いのは序盤からわかってたよ、わかってたけど。
1番kawaiiポイントは大紫の御前に誘われたときに欲しいものとして1に母の手料理、2に金柑を(内心毒突きながら)挙げちゃうところですね。コイツ思ってたより絆されとる!
ラストの取引もよかった。やっぱり雪哉は賢い子だよ。
長束様のことを気に入ってたから中盤で突然阿保そうな会話始めた時は心配になったけど終盤にはカッコいいところを見せてくれたのでよかった。ヒールはこうでなくちゃね。でも最終的には、なんかかわいい人だな?という認識になった。今後の活躍に期待しておきます。
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皆阿呆を演じているのが本当に策略めいている。作中の「穏健派」と「過激派」がラストでひっくり返った。性格に騙された。1巻で出てきたシーンの裏が読めてようやく納得出来た。姫のことを蔑ろにしてた訳ではなかったのか。雪哉の減らず口とサディスティック若宮のコンビ最強。
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前作「烏に単は似合わない」とは裏表をなす対となる作品でした。
どちらも宮廷内のどろどろとした陰謀劇を描いていますが、今作の方がスカっとした見せ場やバトルシーン、丁々発止の論戦など、小説として更に面白くなっています。
また前作ではやや唐突感のあったどんでん返しの謎解きシーンも、今作は自然な感じで作品に組み込まれ、違和感なく驚かされました。
雪哉のキャラ萌で評価2、3割増です(≧▽≦)
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后選びになかなか現れなかった若宮が何をしていたが分かる本作。前作では見えなかった主要キャラの魅力が伝わり、面白くなってきました。でも、まだ序章という感じ。これからもっと盛り上がりそう。
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優秀な兄宮を退け日嗣の御子の座に就いた若宮に仕えることになった雪哉。だが周囲は敵だらけ、若宮の命を狙う輩も次々に現れ……。
「文藝春秋BOOKS」より
一つ前の作品の意味が解き明かされる1冊.
一気に読み進め、このシリーズは読もうと決意.
小野不由美さんの作品が好きな人はこのシリーズもすきだろうなと思う.
おすすめ!
八咫烏シリーズは無茶苦茶な順番で読んでいます。最初に手に取った5巻目「玉依姫」は思ってたのと違う・・とあまり評価できずに、ポイ。
その後、1巻目の「烏に単は似合わない 」を手に取り(「玉依姫」と同じシリーズとの認識なし!)お姫様たくさん出てきてお気に入りに。
そして最近、外伝の「蛍の章」を読んでから、一気にエンジンがかかりました。
この2巻目「烏は主を選ばない」は若宮と雪哉のなれそめ?の章です。小生意気な雪哉が生き生き描かれていて小気味よいです。でもそう感じるのは外伝で雪哉の複雑な生い立ちを学んでいたからでしょう。つまみ食い読みするのも当たるものだなぁと思うと同時に、評価できなかった「玉依姫」をポイしてしまったことを激しく後悔しています。
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1巻と同時系列で、1巻=桜花宮の姫様側視点、この巻=若宮とその近習(仮)側視点で描かれている。
姫様達視点を先に持ってきたのは素晴らしいな。
逆だと、ちょっとスピンオフ感が出ちゃう気がする。
1巻が大きな序章みたいな感じかな。
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前巻と裏表になった一冊。
金烏である次代と彼の側仕えとなった少年の物語。
面白いですし、時間もかからずに読めるので読書慣れしていない人にはいいかもしれないのだろうなぁとしみじみ。
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『烏に単は似合わない』に続くシリーズ2作目。
ただ時系的には1作目と同時期で、いったい若宮はその時何をしていたのかという物語だ。
全然登場してくれない若宮にお后候補さんたちと同様になんでやねん!と思っていたが、なるほど納得。
物語の構造はますます混迷していくが、宮廷物だからこんなものだろう。
そうでないと物語にならないしな。
雪哉と若宮の掛け合いが楽しかった。
しかし、雪哉はこれにて退場?
続きが気になりますが、とりあえずアニメを楽しみたいと思います。
むっちゃんの雪哉、楽しみ~
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面白かったー!
全然予想より悪人が少なくてビックリ。
若宮のキャラは意外とクセが少ないし、雪哉も漫画の印象より素直な気がする。
『烏に単は似合わない』の対になる話運びも面白かったな。
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面白かった!!
複雑に練り込まれた伏線と、何度も出てくるどんでん返しのストーリーに夢中になりました。
雪哉が若宮と距離が縮まるほど言葉遣いがぞんざいになったり、段々と主君のことが好きになっていく過程が丁寧に描かれており、とても楽しめました。
最後に雪哉が若宮の近習を選ばなかったことも、惜しい気持ちもありつつ感慨深いです。
1巻に出てきた姫たちが再度登場した時は嬉しく、あの時若宮サイドはこんなことが起きていたのだと答え合わせをするように読んでいくのが面白かったです。
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コミカルに進んでいく物語に反して、若宮取り巻く朝廷での生々しい権力争いが対照的でとても面白い作品だった。この作品で魅力的なところは、主人公・雪哉を心から応援したくなるところと、シリーズを通してみるとより話が立体的にみえてくる点であろう。
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人気の『八咫烏』シリーズ第2巻。1巻では、全然登場しない若宮に少しイラついた感がありましたが、本書を読んで納得しました❗
誰が味方で誰が敵なのか?様々な利害関係が交錯し、誰が誰に忠誠を尽くすのか?複雑にそれぞれの思いが絡み合って、ぐいぐいと読者を惹き込ませるオススメファンタジーです♫
可能なら1巻と2巻を続けて読むと、シリーズを一層楽しめます❗また再読すれば新たな発見が出来るかも知れない、とても魅力的な秀作です♫
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八咫烏シリーズ2作目。この2つの作品でsideA,sideBみたいな関係性。
1作目が作品の性質上あまり好きじゃないのかなと思いきや最後の最後急にミステリ感が出てきて、それを踏まえた上での裏事情の回なので最初から楽しめた。
仕掛け自体がそんなに凝ってるかっていうものでも無いんだけど、ただ読んでて楽しいのはキャラクターが生きてるからなんだろうなぁ。
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八咫烏シリーズ2作目。若宮の后選びで姫達が荒れに荒れてた1作目、その時若宮は何をしてたかが今作で明らかに。若宮が深掘りされてたのが良かった、そして何より近習の雪哉がとにっかく好き。今後のシリーズにも是非出てきてほしい。
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八咫烏シリーズの2作目。
ホラーでも無いのに、怖っ……という印象を植え付けられた前作とは打って変わって、冒険譚のように楽しめた。
時系列は前作と被っているというか、前作の内容を別の視点から描いてるので、話が進んだわけではない。
なのに、面白い。
前作ほどでは無いにせよ、予想を裏切られる展開もあって、またやられたなーなんて楽しみ方もできる。
また、今作の主人公である少年が良い意味で曲者。
そんな少年と若宮の軽快な掛け合いも、前作では全く無かった要素の一つ。
舞台も前作ではほとんどが姫たちの住む桜花宮だったのに対し、今作は若宮の住む招陽宮から、朝廷、花街、山間など盛りだくさん。
今作の方が素直に楽しめる要素というか、エンタメ感が強い。
今作の方が人気なのも頷ける。
東家の恐ろしさは、「最後まで去就を決しない」という、徹底した日和見主義にある。
という若宮の台詞に、思わずゾクリ。
前作の衝撃、まだ引きずってるみたい。
Posted by ブクログ
楽しく読んだが内容が薄く低年齢層向けのコミックみたい。文章はとても読みやすかった。読後あまり良い気分になれないのが前巻と同じ。満足感を得られる読後感にいつかなれるのだろうか。世界観や設定はとても魅力的でそれだけで続きを読もうという気にさせられる。
Posted by ブクログ
八咫烏シリーズ気になりつつも読めていなかったのでこんな感じなんだ〜と雰囲気を知れてよかった。こちらは2だったのを読み終わった後に気づいたけど全然ついていけました。読みやすく、後半になって真相が明らかになっていく様が面白かった。けど他の中華ファンタジーほど心惹かれるものはなかったから続きを読むかは迷い中。
Posted by ブクログ
読み始めからおもしろかったし、1巻の裏側が見られたのもおもしろかったです。歴史のメインストリームを見ると、そんな事あるの?という感じだと思うけど、正直なところ、兄上の気持ちもすごくよくわかる。最後、えっ?雪哉そうなの??で終わりましたが、本当にそうなのかな?3巻もすぐ読みます。