感情タグBEST3
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お、おおおおもしろかったー!!!最終巻、淋しい…。
金星の純真無垢ゆえの恋愛まっしぐらの無茶苦茶っぷりもどうよと思いつつ、ラストを読むと切ない。けどけど、ごめん!なんといってもユースタスと砂鉄がもう…!ほんと読み終わりたくなかった…。
秋頃、番外編?がでるらしいのでとっても楽しみ。
Posted by ブクログ
『金星、君に会いたい』生放送で全世界に呼びかけ、金星特急をグラナダへ呼び寄せた錆丸。スペイン内戦は止まるものの、一行はイェニツェリの追跡を躱しながら列車の到着を待たなくてはならなくなる。グラナダを出れば、次はおそらく終着駅、この世に戻ることはない。覚悟を決め残された時間を精一杯生きぬこうとする花婿候補達と、それを助けたい錆丸。彼らの旅の終わりに待つものとは?そして錆丸と金星の世紀の大恋愛の行方は?
泣いた。こんなに紛争だらけで主要人物が傭兵とかいう殺伐とした世界なのに、なんでこの話こんなにあったかいの。じわりじわりと視界が滲むかと思えば泣き笑いしつつページ捲ったり。とても忙しかったです。錆丸たちと一緒に世界中旅した気分だよ。嬉野先生、金星特急書いてくれて本当にありがとうございます。この作品と出会えてすごく嬉しい。もう語りたいことが多すぎるんだけど、とりあえず。
砂鉄とユースタス。悩んでた彼女が彼に対して、自分の気持ちがぶれないことに気づいて強くなったところはもう・・・砂鉄が嬉しいって言葉にするのってすごく珍しい気がする。残り時間が少ないからこそ、大切な人とともにいて満たされる、そんな二人にもうどうしようもなく嬉しくて泣いた。どんな未来でも、この二人は変わらずお互いを好きっていうことに純粋に喜びを感じて幸せなんだろうなと。ユースタスが樹に変わりそうになる瞬間の砂鉄の行動でもそれが示されて、二人でいることの意味がずしりと胸に。彗星には悪いけど、でも好きな人の幸せを祈れる子でほっとしてもいる。違う世界で幸せになっていますように・・・。
金星の正体は最後まで予想外の展開だったけど、伊織と錆丸の過去は薄々勘づいてたのでそこまで驚きはなく。ユースタスの過去も6巻で分かったので、最後にアルベルトが命を賭して解明した事実で一番びっくりでした。ふえええやっぱり神だったんすか金星さん。許されない恋ってあたりからして伏線続いてたんだね。錆丸が周りの人を救う判断してホントに安心してます。最初から最後までキーマンだったな、錆丸。巻を重ねるごとにイケメンになる彼に敬礼。きっとこれから穏やかに暮らしていけると思うと、良かったねと一言言いたい。お疲れ様、ついでとはいえ人類を救ってくれてありがとう。
さて、最終巻にして初めて三月を好きになりました(笑)それまで何とも思ってなかったのにいざ死にそうってシーンで突然嫌だと思った。夏草ちゃんを一人にしちゃだめ、せっかくできた錆丸のお兄ちゃんいなくなっちゃだめだよって。死んでほしくないとあんなに切実になった人物は意外としぶとさを見せつけてきましたが、相変わらず夏草と組んでるんだと思うとほっとするわニヤニヤが止まらないわ。好きです、錆丸救ってくれてありがと。
正直上手くおさまりすぎじゃないかと思うところもなくはないけど、それを含めても満足のいく終わり方でしたし、何よりシリーズずっと追っかけてきてこんなに感情移入できたの久しぶりで、すごく良かったところばっかり浮かぶので最高の作品だと言えます。外伝・画集にも期待。
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切ないけど希望のあるラストだった。登場人物が皆成長してたのも良かった。恋は人を変えるだけじゃなくて神様も変えたようだ。錆丸の砂鉄に対する感想がいちいち笑えた。赤ん坊が大きくなった話も読んでみたい。
Posted by ブクログ
ある程度予測していた部分も、予想範囲外の部分もあったんですが、楽しめました。
最後の最後までという皆の選択や、役割ということ。ちょっと都合がいいなと思う展開もありましたが、それはそれ。この作品に登場するたくさんの人が生きて、そして幸せになればいいと願うお話でした。
レジナルド・ヒューズが意外に大活躍でした。あとバドル・アッディーンが何気にいい奴だったのでびっくりした。まあ、そりゃ必死にもなったよね、と理由に納得した。それなのに関わった人を捨てきれないところが何かね。
個人的には砂鉄とユースタスに対する彗星の反応が怖かったんだが、あのこはあのこで可愛い娘であったよ。金星については途中ぞっとするほどでしたけど、けれど彼女の存在理由についてはなるほどと思った。そういう世界、か。
普通に恋心を抱く金星は可愛かったよ。
錆丸本当にいい男になったなー。
蝶の子と女神の恋のお話、また最初から読み返したいね。