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家族(父娘)物と言う枠を越えて
冒険者として夢破れ、故郷で暮らしていた青年?が赤子を拾い…
家族物なのに、
冒険者だった父に憧れた娘は街へ出て、父はそのまま故郷で暮らし、
共に暮らす描写はごく冒頭のみ、娘も早々に10代半ば過ぎ、と言う一風変わった作品。
しかし父も娘も折に触れお互いを想う暖かい描写がされ、離れていても、また娘も年齢からすると「只の度の過ぎたファザコン」で終わってしまう所を、見事に「家族愛」を感じさせている。
そして村での日々の暮らしも、街での冒険者としての暮らしも、各々の人間関係と共に確りと描かれており、単なる「家族物」ジャンルでは終わらぬ内容となっている。
幼女と父親のやり取りにほっこり、とは若干異なるが、
娘も父親もキャラクターがしっかり確立されて、交流に深みを持たせている。
まぁやはり少しファザコンの度合いが高い気はするが、
ラノベでは稀に見る「親子」を描けている作品だと思う。
なろう系で、1番好きな作品
小説家になろう作品で今の所、No.1です!
web版、小説版、漫画版全て読みましたが、やはりいいですね。
ネタバレしたくないので、内容には触れませんが
世界観がしっかりとしているので、読んでいて違和感がなく俺つぇー系の胸焼けするような感じもなく、私はするりと読めました。
異世界転生などではなく、王道のファンタジーです。
ストーリーもしっかりと読み応えがあり、ファンタジー好きなら是非読んでほしい作品です。
Posted by ブクログ
この作品は、父娘の関係を軸に描いたライトテイストのハイファンタジー作品である。
物語設定はタイトルの通りであり、昨今のラノベ業界の流行に則ったネーミングが行われている作品であるが、その内容は実に良質なジュブナイルだ。
子を思う父の心と、親を慕う娘の心が活写されながら、情景描写もまた情感豊かに描かれている。ファンタジー世界の手触りが感じられる作品であり、児童文学などで描かれるような情感の豊かさがこの作品にはある。
今巻の物語は「父親の元へと帰郷したい娘が、Sランク冒険者としてのしがらみによって帰れず苛立つ」という大変地味なストーリーラインになっているのだが、それでも読み進めるのが楽しい一冊であった。
書き下ろし短編のさらりと描かれた親子の姿にせよ、表情豊かに描かれているイラストにせよ、総じて優れた作品であり、優れたネット小説の書籍化である。
素直に星五つで評価したい作品だ。二巻以降も楽しく読んでいこうと思う。
いい子に育ったなあ
おじさんがかっこよく描写されていて好きだなあ。渋いおじさんのキャラがいい味をだしている作品は面白いのが多いって思うよ。捨て子の娘がいい子に育つのもわかるね。
面白い
捨て子の赤ちゃんを拾ったときは25才。
その娘を小さな頃から鍛えて、一人前に育てたお父さんがステキ。
義足なのにEクラスだったのがおかしいほどの腕前。
登場人物が魅力的です
タイトルに騙されてはならない
如何にも"なろう"的なしょうもないタイトルがつけられているが、
中身はかなりしっかりしている冒険でジュブナイルでノスタルジーな小説であった。
まず何といっても描写が美しい。自然が、町並みが、風景が頭の中で立ち上がってくる。
全体としてはライトで読み口が良く、後味もすっきり。
プロットもしっかり練り込まれていて、複雑すぎることもなくストレス展開も物語を彩るのに程よい塩梅。
刊行済みの9巻まで読み、ところどころ話の展開とキャラの心情やおかれた環境に涙ぐむこともあったが、
感動ポルノ的な下品さはなく、穏やかで暖かい気持ちになれるものであった。
ともかく完成度が高い。
こういう作品がふっと現れ日の目を見るというのは素晴らしいことだと思う。
今の時代と作者に感謝したい。
無難に良いお話
アンジェが女としてではなく、娘として父を愛しているというところが一貫していて素晴らしい。
紙灯籠の話の挿絵の父親がヒゲを生やしているのが残念でならない。
これは面白い
ハマった。これ、相当面白いです。まさにハートフル。
正直一巻はそうでもなかった。でも二巻の半ばあたりから段々面白くなってきて、気が付いたら寝不足になりながらも最新刊の6巻まで夢中で読んでしまった。
血の繋がらない娘を育てる話は結構あるし、中でも結局恋愛関係となる展開が多いから、これももしかしてそういう系統かと心配してましたが杞憂に終わりました。(あの手の展開は大っ嫌いなので)
事件やトラブルも起こるものの、とにかくほのぼのします。微笑ましい。ベルグリフの愛情深い人柄や、穏やかな彼に影響を受ける人々の優しい輪の広がりは素晴らしいの一言です。
読めば読むほど面白くなっていく物語なので、すでに続きが待ち遠しく思えます。
まさに父娘だね
父と娘二人の視点で書かれる物語、5巻まで読みましたが面白かったです。
物語全体の雰囲気が良く、父親のことになると暴走しがちな娘を父親が温かく見守る感じが良かったです。
Posted by ブクログ
魔獣や冒険者のいる異世界でのストーリー。
怪我で冒険者を引退したベルグリフは25歳で娘を拾う。
成長したアンジェリンは都でSランク冒険者へ。
たんたんと村でのベルグリフと、休暇を取れず魔獣退治に勤しむアンジェリンを交互に描く、どこかほのぼのした話。
書き下ろし『小さな大冒険』アンジェリンが8歳、森で…。
初回限定SS 『風邪引きお父さん』アンジェリン10歳、お父さんの看病な頑張る。
Posted by ブクログ
片足を失い田舎に引っ込んで農作業や村の作業に精を出して村人たちに信頼を得ているベルグリフは、山の中で捨て子を拾う。この子・アンジェリンは長じて都に行き、Sランクの冒険者となる。この父と娘のそれぞれの日常の描き方がいいのだ。どちらも、本当にいい奴らだ。最後に休暇を得て娘は還ってくる。二人の温かな物語。
父娘の絆
アーススターコミックのWEBで無料で読み始めたのがこの作品との出会い。
無料だからと読み始め、のんびりとした物語が好きになり、キャラクター達に魅力を感じ、楽しみに読んでいたのですが、読み逃しをしてしまい、思い切って小説版を買ってみたのですが、積ん読状態で長いこと放置してしまいました。
完結したようなので、読んでしまおうと本を開きました。
やはり魅力的な作品です。
ものすごく面白い訳でもないし、先が凄く気になるという訳でもないのですが、暖かく父娘の絆を描かれていて、心が暖まります。
うん、本当に良い父娘。
自分には合いませんでした
何か無理してかっこいい小説を書こうとして力量不足が祟っている感じで読みにくいです。
使い慣れていない言葉や表現を使用したら辞書くらい引きましょうよ。
「朝食を取り、弁当をしたためて」ってあるけど、これでは朝食に次いで弁当を食べたことになってしまいます。
弁当を設(しつら)えてって書きたかったんですよね?
「年齢さながら」も使い方を間違っています、これは~ではないのに~のようなという表現です、ここは年齢相応でしょう。
全体的に冗長な印象です、もっとストレートに書きたいことに絞った方がラノベらしく読みやすいと思います。