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Posted by ブクログ
グラハムの聖剣を手にベルグリフが覚醒する6巻である。
故地トルネラを舞台に、ミトを付け狙う古き森との対峙が物語のメインストーリーとなっている。
旧友を訪ねて「大地のヘソ」を目指す直前の大騒動であるが、ここではトルネラでの生活が丹念に描かれ、その素朴さの魅力が強く描かれた一方、外様の人間を排斥する地方の排他性なども描かれている。
とはいえ、その排他性も物語的にヘイトコントロールはきちんと行われている形だ。
実際の田舎においてはより強烈な物であることの方が多く、その意味では手ぬるく感じる方もきっとおられるだろう。
ただ、後書きで作者ご本人も触れておられるように、こうしたある種の理想めいたエンドもまた、物語だからこそ描ける類ではないかと思う。
今回もまたこの作品らしい魅力にあふれた内容であった。星五つで評価したい。
しかし、積年の修業が実を結び、エルフの英雄の教えでさらなる高みに上って、そして今回ついに殻を破ったベルグリフ。
彼の姿は、ある種のロマンの塊だろうなとつくづく思う。中年の星的な存在だろう。
Posted by ブクログ
白いローブの男の策略で、エルフを飲み込んだ森がミトを狙ってトルネラの村を襲ってくる。連れ去られたミトとグラハムを追って、ベルグリフ、アンジェリン、カシム、サーシャ、ビャクたちが救出に向かう。ベルグリフを中心に賑やかになった仲間たちの温かい思いが湧いてくる物語。いいね。しかし、ソロモンの秘密を探るために、アンジェリンに仕掛けてくる白いローブの男が不気味だ。
トルネラが脅威に…
今回はトルネラが脅威にさらされます…
ベルグリフたちも大所帯になった事で、家を新しく建てる事にしました。
また、街道整備の件も本格的に進める為にセレンたちも測量士などを伴い、トルネラに訪れます。
ですが、そんな最中にミトを狙った魔の手がトルネラに迫ります…
今回は本当にヤバかった…
ベルグリフたちを受け入れてくれるトルネラの人々に感謝を…