【感想・ネタバレ】救命センター当直日誌のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

予習無しで多様な重症患者が運び込まれ、
その場で即判断を下していく迫力を感じた。

自分の判断は正しかったか
ーそれは治療そのものだけではなく、治療をやめる判断も含むー
それを問い続けなくてはならず、
人の生き死にを左右する究極の判断には
常にわかりやすい正解があるわけでもなく、
人によっては考えることをやめてしまう。

自分がその立場になったら、
重い問いを抱えていられず
同じく考えることをやめてしまう可能性大だ。

すっきりした答えは無く、
患者にとって、遺される家族にとって
自分の判断が正しかったかどうかを自問し続ける。

この本から感じた迫力は、
その問いを引き受ける医師の迫力でもある。

我が子の亡骸に声を限りに呼びかけ続ける母親に
その子の死亡宣告を決然と行う場面には涙が出た。

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2020年11月15日

Posted by ブクログ

救命センターでの激務をこなすには情熱と冷静な目の両方が求められる。医師であっても万能感を持つことなく悩みながら難しい判断を重ねる姿に感銘を受けた。

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2020年09月02日

Posted by ブクログ

素人でも医療の現場が分かり、非常に読みやすいです。
著者の人柄が文章に出ていて面白くもあり、考えさせられます。

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2010年07月18日

Posted by ブクログ

東京下町の救命救急センター。運ばれてくるのは、酔っぱらい、自殺未遂、クモ膜下出血、交通事故などで生死の際の患者たち―。最先端の医療現場では、救命だけが仕事ではない。助かる見込みのない患者を、いかにその人らしく安らかに逝かせてあげるか、それもセンターの医者の役割なのだ。危機に瀕した患者をめぐる医療の建前と現実を知り尽くした医者が描く、緊迫のヒューマン・ドキュメント。




もちろん、専門的なことはよくわからないというところはあります。
ただ、こんな現場の状況なのかなぁ・・・という感覚はすごく伝わってきますね♪
おもしろい!!!

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

救命センターにやってくる人々を医師の目から暖かく厳しく描く。
専門用語は難しいが色々知れて面白い。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

実際の医療現場の臨場感がいいです。引き込まれてどんどん読めちゃうと思います。この人の書いてる他の本も買ってこようと思いました。

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2009年10月04日

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救急救命センターの医師達は的確な判断力と見極める力も必要だ
どんなに患者のためを思って対応しても患者の家族がどう思うかはわからないので難しい

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2021年12月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まず、注意してほしいのは、この本がちょっと古いということ。
2004年を古いとは言わないかもしれないが、
作中の話題にタイムラグがあることを忘れてはいけない。

医師から見た救命センターの現実をとても分かりやすく記録した一冊。
血なまぐさい現場と雰囲気がよく描かれていて、
何かない限りお世話になることのない(ならないのが一番いい)救命センターをよく知ることができる。

この本ではいろんな患者や家族が出てくる。
酒を飲むのをやめられず、肝硬変になって運ばれてくるおっさん、2人乗りでバイクに乗り、暴走して運ばれてくる中学生、植物状態で「かかりつけ」となっている物言わぬ患者……。
それらはすべて救命センターではよくある風景だ。
私たちもいつ彼らと同じ立場になるか分からない。

いろいろと難しい言葉を並べようとしてみたが、どれもなんだか薄っぺらい。
何の知識もない今の私に出来ることは、こうやってレビューを書いているその瞬間も、どこかで誰かの命を救うために奮闘している医師たちがいるということを忘れないこと。
そして、もし彼らにお世話になることがあったなら、尽力してくれる彼らに感謝することだと思う。
願わくば、昼夜のない救命センターの労働環境が少しでも良くなりますように。

医療を考えるなら読んで損しない一冊。

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2012年07月30日

Posted by ブクログ

テレビや小説で扱われることもある、救命センター。命に関わる現場、生と死のドラマが日々繰り広げられている救命医療の難しさを感じました。
「決断を下すこと」は一人の患者の生死を左右し、覚悟と勇気のいること。まさに体も心も張って、救命医療に携わっている方を尊敬します。

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2012年02月23日

Posted by ブクログ

救命センターにおける臨場感が伝わってくる一冊。医療制度と現場でおこる葛藤を素直に書き綴っているからココロに染み渡ってくるモノがあるね。

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2010年12月19日

Posted by ブクログ

救命病棟24時、ジェネラルルージュの凱旋等で描かれているような救命センターとは全く逆。
ドラマを観て楽しむのもいいけど、現実はこうですよ、っていうのを知るべきだと反省した一冊。

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2010年07月31日

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11年ぶりの再読。救命救急センターの外科医が、看護師向けの雑誌に書いたエッセイ集。
現場の実態を、ユーモアたっぷりに、そして第三者にもわかりやすく解説しており、救命医療あるいは医療ドラマに興味のある人は、一読も。

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2016年08月02日

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救命センターにおける医者の役割

東京下町に位置する公立の救命センター。そこに勤務する救命医の日常。
エッセイ部門の賞をとったらしいが、一般的なエッセイとは味が違う。(それでも、ノンフィクションの医療ものに比べたら大分軽い仕上がりになっているが)

いつ何時、何が起こるかわからない救命センター。

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2013年09月16日

Posted by ブクログ

面白かったが恐ろしい。著者は明らかに真剣で有能なお医者なのに、読んでいると『患者の横で何遊んでんの!?ちゃんとやれよ!!』とこちらは思ってしまう。この、プロ側の風景と、アマチュア側の風景のギャップが、恐ろしい。

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2012年09月05日

Posted by ブクログ

海外ドラマERを彷彿させる救急現場からの報告書。ドクターの人柄なども垣間見えて、おもしろく読んだ。気になるカテゴリーの本なので、間違えて2冊買った経験あり。

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2010年07月30日

Posted by ブクログ

救命救急センターで働く医師たちの奮闘記。

 普通の病院よりも、一刻一秒を争う状況の患者や重傷の患者が運ばれてくることが多い故、助けてあげられない場合も多々ある。また、命はとりとめたものの、植物状態に陥ってしまう患者も・・・。延命措置はいつまで続けるのか、これからこの患者をどこでケアしていくのか等、かなり重い話題も多々あるが、そこに見える建前と本音、研修医たちの葛藤など、とても読み応えがある。

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2011年09月26日

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