【感想・ネタバレ】BLUE GIANT 3のレビュー

「ひたむき」という言葉が、これほどまでに似合う漫画は珍しい。
主人公・宮本大は、世界一のサックスプレイヤーになるという夢を持っている。
たいていの人間なら、才能がないとか、周囲が理解を示さないとか、さまざまな理由をつけて諦めてしまうことを、大は決して諦めない。雨の日も風の日も、ただひたすらサックスを吹き続ける。
もちろん、大もはじめから上手かったわけではないし、運良くよい指導者につけたことが成功の後押しをしたことは確かだが、大のその愚鈍なまでのひたむきさというのは、何ものにも代えがたい“才能”である。
音楽漫画というと、スタイリッシュな印象があるかもしれないが、この漫画はそれとは真逆。泥臭く、暑苦しいほどに熱い。だからこそ、リアルな手触りを持って我々の心に迫ってくるのかもしれない。

この作品を読んで、生のジャズが聴きたくなった人は多いんじゃないかなあ……。
一介のジャズ好きとしては、これを機にジャズが盛り上がってくれるといいなと思います。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

いつもながら演奏シーンが泣ける。
音楽の黒木先生もいいなぁ。「でもね、私達には心があるでしょ。心にも食べ物が必要なのね、きっと。」文化祭での黒木先生のピアノ、めっちゃくちゃかっこよかった!
師匠の音楽教室の描写もなんだかよかった。先生、せんせ、ちぇんちぇ、色々な呼び方!
そして大が初めて作曲したバーナムラブ(こういうことだったのか…)。

巻末のオマケ漫画に、映画に参加していた上原ひろみが出ていたてびっくり(元々交流があったのか)!

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2023年03月26日

ネタバレ 購入済み

バーナム!

どんなに疲れていてもどんなに忙しくても練習を休むことはなく、真夏でも真冬でも彼はひたすら誰もいない河川敷で音を鳴らし続けます。

雨の日や雪の日はサックスを担ぎ、急な坂道を自転車で登り、山の中のトンネルで練習。とにかくひたむきに、実直にジャズに向き合い練習を続けます。それだけジャズが好きで、目標に対する強い志があるのでしょう。

最近社会人になって思いますが、続けられる人ってスゴく強いんですよね。何の分野でも成功する人はすべからく「続けて」います。しかも毎日欠かさず何かを続けられる人は周りでも数えるほどしか思い浮かびません。

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2022年05月28日

ネタバレ 購入済み

おもしろいです!

三巻も最初から最後まで面白かったです!
主人公が少しずつ周りの人生を変えていっているというのがめっちゃエモいです!

#カッコいい #アツい #感動する

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2022年01月05日

ネタバレ 購入済み

激アツ

文化祭のシーンは鳥肌ものです!
最高にカッケェ!
師匠の、「10年後、ポルシェ」には笑いました。
巻末に毎回出てくる後日談?!もいいですね。ますます引き込まれてしまいました。

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2016年04月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

3巻は、とても印象的なところが多かった巻でした。

師匠・由井の指導風景。大の他に老若男女問わない色んな生徒と大との比較するシーン。
大の指導は、世界レベルだな…と、由井の本気が垣間見れる。

人生にとって音楽は必要なものなのか
パッとしない音楽の先生が、文化祭にて
大とのセッションで音楽の凄さ・魅力的な事を垣間見れる。
ジャズを知らない世代が、ジャズを魅了されるシーン、かっこいい。

大にとって初めての作曲が
哀しい思いの曲だったんだな~と。

指導料の父と息子コメディシーン
笑った(笑)

哀しくなったり熱くなったり笑えたり
そして、まわりは受験モードの中
大も自分の道に向け、不安な部分も匂わせながらも
自分自身に叱咤する姿、大人だな…と。
立派だなと思ってしまった、

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2015年06月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感想
由井のおかげで着実に成長し、飛躍へ?

あらすじ
文化祭で音楽の先生と演奏を披露して大盛り上がり。18歳で街を出てプロのプレイヤーとして自立することを決心する。師匠の由井の計らいでジャズバーで演奏することになり、昔怒られた客に演奏を聞いてもらおうとする。

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2024年02月24日

ネタバレ 無料版購入済み

感動

文化祭で成功して、ある意味で地に足がついてない大君に師匠が言った一言「時には調子に乗ってもいい、だが酔うなよ大。酔ってて勝てるような世界じゃないんだよ。」という言葉にグサッときました。

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2023年03月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

先生?
師匠の「由比」さんの日常。。。
差別というか区別がはっきりしてますわぁー。

そういえば、
師匠に月謝というかコーチ料は払ってないのね。。。
で、
ポルシェを請求する師匠!
ステキ!

この3巻から擬音とか音符が飛び交い始めましたね!

文化祭といえばライブですよね。
当たり前です!
そりゃ披露しちゃいますよ「宮本大」は「ソニー・ロリンズ」で、
「ジョン・コルトレーン」の「カウントダウン」?!
えっ。。。
と、
校歌を。。。

ソニー・ロリンズの曲じゃないの?

1巻だか2巻に出てきた犬「バーナム」再登場!
つか、
仲良くなってる!?
つか、
事故死ですかバーナム。。。
できた曲は「バーナムラブ」ですか!
そのままで良い!

リベンジ!
前にライブして失敗したBirdでまたライブ!
野次ってきたあの親父をギャフンと言わせれるのか?!
4巻に続く・・・。

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2015年09月24日

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