【感想・ネタバレ】四月は君の嘘(11)のレビュー

四月は君の嘘。
タイトルから既に詩的。既にドラマティック!そしてその期待を裏切らない作品です。
自分のピアノの音が聞こえなくなってしまった元天才ピアニスト・公生が、奔放に音楽を愛するヴァイオリニスト・かをりに出会い、それまでモノクロに見えていた世界がカラフルに色づいていきます。
数ある音楽マンガの見どころは、作者が恐らく一番入魂する「演奏シーン」だと思いますが、本作はコマ割りが巧みでダイナミック!コンクールの静まり返ったホールに響く一音目、その瞬間の緊張感が心地よいです。ヴァイオリンとピアノの協奏曲なのに、作中で「殴り合い」と表現されている2人の演奏シーンは、荒々しいのに純粋で、読んでいてゾクゾクします。
2014年のアニメ化に続き、2016年には広瀬すずさんと山崎賢人さん主演で実写映画化も。『のだめカンタービレ』や『ピアノの森』に続き、クラシックを題材とした音楽マンガの新しいヒット作となった『四月は君の嘘』。お読みの際はぜひ、ハンカチのご用意を。(書店員・鮭)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本物語の最終巻、母親の死が原因でピアノを弾けなくなっていた主人公が、再びピアノを弾いていく理由を見つける巻です。

もちろん、11巻までに主人公は何度もピアノを弾いています。ただ、それは主に宮園かをりのための演奏であって、それはそれで悪くないきっかけだったとは思いますが、演奏家として生きていくにあたって、それだけで弾いていけるかというと少し疑問が残ります。特に10巻での出来事を踏まえると、好きな人のためだけに弾き続けるのはひょっとすると難しかったのかもしれません。

本巻の始まりでも、公生は”僕はまたひとりぼっちになる”と呟きます。それに対する宮園かをりの”私がいるじゃん”という返答は、宮園かをり自身はもしかするとそのままの意味で発言したのかもしれませんが、その後の公生にとってはそれ以上の意味をもたらしているように思います。

だからこそ、宮園かをりやこれまで会った人達との記憶全てを通し、結果として公生が”僕が今ここにいるのは みんながいたからだ”という考えにいたる場面は、とても心に残ります。始まりは母親に喜んでもらうために弾いたピアノが、心惹かれた人のためにもう一度弾き始め、そして、今の自分をつくった人、自分にとって大切だと思う人たちに聞いてもらえるように弾きたいと思うようになる。それは感謝かもしれないし、激励かもしれないし、願望なのかもしれません。そんなこんなの気持ちが、”耳をすませば 僕は たくさんの音であふれている””忘れられない風景が 僕を支える 奮い立たせる つき動かす”という言葉からあふれているように思えます。

しかし、そんな気持ちもありながら、やはりこの場面で公生が弾いた理由は宮園かをりのためであり、曲の終わりとともに宮園かをりの存在が自分の中で薄らいで離れていくところに悲しさや寂しさを感じざるを得ないところは、ヒューマンメトロノームと言われていた頃からは考えられない極めて人間的な一面だったのではないでしょうか。

初めてこの物語を読んだときは何となく悲しい気持ちになるお話だなとばかり思っていました。しかし、今改めて読み直すと、それだけではなくて、自分は何に心が踊るのか、何のために前を向くのか、色々と考えさせられる話となっていました。
こんな物語を読むことができて、私はとても良かったです。

1
2020年04月17日

ネタバレ

主役は公生

アニメのジャンルを見ると恋愛、青春どちらにも分類されている。
でも、私は公生の大事な人を失いつつもピアニストとして成長していく青春ものと思っている。
でなければ、かをりが死んじゃう意味が分からない(涙)
漫画で音楽を見事に描写した作品でした。緊張感、静寂、ざわめき、モノローグetc・・ライバル達の描写も凄く良かった。
多感で不安定な中学生という設定が良かった。その点で高校生の意味不明な恋愛ものにしてしまった実写は残念の一言。
手紙で締められる感動的なラスト。要所で登場する黒猫も良い味だしてた。
codaでこの作品は終わってしまったが、公生の高校生編も見たいのが本音です。
良い作品をありがとうございました。

1
2019年12月09日

Posted by ブクログ

終盤の展開はどうなるんだろうねえ…といろいろ予想していたら、ほぼ想定通りの結末を迎えました。展開は王道、ベタと言い切って差支えないと思います。

…でも泣けました。泣けたなあ。

音楽を題材とした作品を紙媒体で描く事は、当然ながら至難の業です。だけど読み手には確かに、ピアノの調べが、ヴァイオリンの響きが、そして演奏者の息遣いが驚くほどリアルに伝わってきました。クラシックに対する造詣が浅い自分にとって、多分作中の使用曲と、自分が脳内に流しているメロディは全くの別物。でも確かに、紙面から音楽が色鮮やかに立ち昇ってくるのです。案外これは、本作が紙であるがこその意外な効果なのかもしれません。

時に切なく、時に愛らしく、時に青春。泣いて、笑って、何かが心に残る。久々に「名作」という安易な言葉を使ってみたくなりました。素晴らしい作品に出会えました。

1
2016年08月28日

購入済み

おすすめです

大人になり、マンガで心から涙すると思いませんでした。

1
2015年05月16日

Posted by ブクログ

「好きな人がいると全部がカラフルに見える」
「でも僕にはモノトーンに見える譜面の様に鍵盤の様に」
母の死でピアノが弾けなくなった元天才少年ピアニスト 有馬公生が、女の子の出会いをきっかけに自身の心と音楽を成長させるお話
君はこのタイトル回収を凝視出来るか?

0
2022年12月25日

購入済み

何回も読める

読み返すのが何回目か忘れるほど読んだが、何回も感動するし何回も泣ける。
ピアノの演奏中の描写が本当に音色が聞こえ来るように感じた。

#泣ける #切ない #感動する

0
2022年10月15日

匿名

購入済み

11巻読みました。

とても面白い漫画でした。
何度読んでも泣けるお話。いい漫画に出会えたなぁ。

かおりちゃんの嘘。嘘から始まった関係。

#泣ける #切ない #感動する

0
2022年10月03日

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泣いた。


自室で独りで読んだならばきっと号泣したことだろう。

音楽を漫画で表現するなんて・・・と半信半疑だった。
ましてやピアノ漫画だなんて。

「さよなら私のクラマー」
結構気に入ったサッカー漫画と同じ作者だから“まあちょっと眺めてみるか”と軽い気持ちで手に取ったら、2話くらいでガッツリと心臓を鷲掴みにされた。そして、一気読み。



「もしかして、ヒロイン死んじゃう系?」と悪い予感が過ったのは、2巻目だったか、3巻目だったか・・・

5巻目くらいからは、「きっとそうなんだろうな…」という感が否めなくなり・・・

7巻目を読み始める直前、実写映画版を観たことのある娘から「うん、死んじゃうよ」と最後通告を出されてしまった(苦笑)。


普段、映画でも連ドラでも、主人公やヒロインが死んでしまうと分かりきっている物語は絶対に観ない派なのだが、この作品に限っては、アンハッピーエンドだということを知ってもなお、読むのをやめられなかった。

演奏の描写が格好良すぎるから。
彼らのひたむきな青春が(哀しくも)輝き過ぎていたから。
準ヒロイン(?)の健気な想いが、応援せざるをえない位に愛おしかったから。

ラスト・・・アンハッピーエンドには変わらないけれど、清々しい読後感。

この作者、好きだわぁ。

途中で投げ出していた「クラマー」の続きも読まねば!

★5つ、9ポイント半。
2022.08.08

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2022年08月08日

ネタバレ 購入済み

最終巻まで一気に読みました。
涙、涙、涙です。
悲しい終わり方でした……。
涙が止まらない。
漫画を読んで、久しぶりに泣いたなー…

#感動する #泣ける #切ない

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2022年02月22日

購入済み

この作品に出逢えてよかった

今読み終わりました。涙で顔がぐしゃぐしゃになりました。素晴らしい作品です。色んな人に勧められていたけど、自分で色々理由をつけてみるのを後回しにしていたことを後悔しました。勧めてくれた人に感謝を。この作品に出逢わせてくれてありがとう

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2021年10月07日

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かをりの嘘が切なすぎます。かをりと公生だけでなく、誰もが誰かを想って支え合って生きているのだと心が温まりました。

0
2021年06月01日

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公正とかをりの関係性が最初から最後までずっと好きでした。お互いがお互いの光だったんだなぁ、と…。手紙のシーンは何回読んでも泣く。四月は君の嘘に出逢えてよかったです。音楽の力、人の力、言葉の力、ひとつひとつは小さくても重なり合って、紡がれていくものがあるんだなぁ…と思いました。

0
2020年12月31日

ネタバレ 購入済み

全巻まとめ買い

なんで、こんな泣ける作品なんですかね。
何度読み直しても泣けます。
生きていて欲しかった。

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2021年09月17日

ネタバレ 購入済み

衝撃的展開

1巻からの巧みな音楽に乗せられてきて、変なタイトルなのをすっかり失念していたものの、最後に明かされた「嘘」!とても泣けます。

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2020年05月28日

Posted by ブクログ

主人公に、女の子がついた嘘は、

凄く、優しくて。

彼女らしいな。と、思いました!


ネタバレしたくないので。

是非、読んで見てください。

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2020年01月18日

Posted by ブクログ

何度読み返しても不覚にも涙してしまう。
いい作品です。
主人公達のこの先の成長なんかもいつか読みたくなります。

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2018年10月20日

Posted by ブクログ

親の死のトラウマで弾けなくなってしまった天才ピアノ少年と、余命少ないバイオリニストの少女。幼馴染の女のコと、女にだらしない男友達。みんな一生懸命で、がむしゃらにあがいていて、本当に感動的。公生がピアノに再び向かい合うための成長物語だけでは収まらない、登場人物全員に好きだーーーーー!と叫びたくなるような素敵な物語だった。

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2018年02月18日

Ryo

購入済み

純粋に感動します

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2017年03月26日

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漫喫で声を殺して泣きました… 目も腫れて、家に帰れない…
かをりちゃんやぁ… かをりちゃんやぁ…
AppleMusicにサントラ的な音源があったので聴きながら読んだのがいかん。最後のショパンのバラードはいかんやろ。あー、読めて良かった。

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2017年03月21日

Posted by ブクログ

これまでたくさん漫画を読みましたが、ダントツで最高の漫画です。ワンピースやナルトもいいですが、私は君嘘の方が好きです。アニメ版とあわせてみるとより深みが増します。私の本棚のどの本よりもお勧めします。

0
2016年11月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これで完結。
思った通りのラストになり、驚きはなかったが、やっぱり泣けた。
最後で使われているの、どんな曲だったか動画サイトへ聴きにいったら、スケートの羽生選手のショートプログラムのやつだった。
あの曲……すっごく場面に似合う。
せつなくて、はげしく、そしてやさしくもあり。
余韻が今も残る。アニメも全部観たいなあ。

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2016年09月07日

購入済み

すごく良かったです

切ない。

成長には、得るものと失うモノどちらが多いのか考えました。

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2016年09月05日

購入済み

大好きな作品です。

とても素敵な作品です。音が聞こえてくるような、色が浮かび上がってくるような…また何度でも読み返したくなる、そんな作品です。
沢山の方に読んでいただきたいです。

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2016年08月05日

購入済み

涙が止まらん。

涙が止まらん。感動した。以上。

0
2016年07月15日

Posted by ブクログ

最初は、演奏シーンに物足りなさを感じたりもしてたんだけど、読み進むにつれだんだん本質に気付いてきて、感情を通して音世界を表現する技法に、どんどん惹き込まれていました。恋愛を中心に据えた恋愛ものと考えた場合、すっかりそっち方面には冷めてしまっていると思っていたのに、思い切り感情移入しちゃってました。ラストの手紙、切ないけど良いすね。幼馴染が恋人に変わる瞬間の主人公の表情、なんとも言えず秀逸でした。

0
2016年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

有馬公生だだ落ちモード。。。
そりゃ、
片思いの女の子が危険なんですもんねぇ。。。

カヌレ食べたい。

なんど、
あなたはヴァイオリンを弾いてくれたんだろうね?
みんなの前で、
僕たちの前で弾いてくれたのは1回しかないのに、
なんど、
あなたはヴァイオリンを弾いてくれたんだろう。

へーちょ?
っちょ?
大阪?
澤部?

あなただけでなく、
みんな、
みんなが居てくれるんだ。
でも、
あなたに届け、
あなたと最後のコラボレーション。

宮園かをりがついた嘘。
有馬公生にはびっくりすぎますよね。
ちなみに、
今まで名前が登場してないけど1番いい味だしてたの、
柏木奈緒ですよ。
本編で確認してください。

「flumpool」の「星に願いを」を聞いても、
「Acid Black Cherry」の「眠り姫」を聞いても、
今は、
宮園かをりしか思い出せない病です。。。

あなたの居ない春に、
あなたに届くピアノを一曲選ぶとしたらどんな曲がありますか?
ラヴェル笑

まだ、
読み終わってません「いちご同盟」

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2016年01月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

泣いた。鼻水たらして泣いた。
予想できた展開だけど、もう一度二人で一緒にステージに立つことを願っていただけに、幻想の中でしか叶わなかったのはとても悲しかった。

かをちゃんの手紙で「君が好きです。好きです。好きです」って連呼するとことかな、もう、連呼するのやめろよ、泣くだろ!!知ってたよ、こっちは!
的な感じで、鼻水止まらない。

公生がかをちゃんや今まで関わってきた人たちとの思い出を辿りながら、バラード弾くシーンは本当に素敵で、この子のための曲じゃないの、これ。とか思わされてしまった。
切なげで優しくて似合うんだよな、ものすごく。

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2015年12月14日

Posted by ブクログ

最終巻らしい終わり方でした
精神的にもろい主人公の公生がかおちゃんとどう向き合うのか?
そしてかおちゃんの思いを読むことが出来て心が洗われるようでした。
私たちは今の一瞬を大切に生きていかなければと思いました。

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2015年09月11日

購入済み

いい作品だった

いい作品です
読んでみてください

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2015年05月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
近づく東日本ピアノコンクール本戦の日。だが…病状が悪化したかをりを思い、公生(こうせい)は再び昏い世界へと落ちてゆく。それでも…必死に前を向こうとする少年と少女に、運命は如何なるものをもたらすのか? 青春×音楽×ラブストーリー、ここに完結!!

【感想】
マンガを先に読んでいて、その途中から始まったアニメを見たので、マンガではどんな風に完結するんだろうと、すごく気になっていた。アニメの終わりを見て正直、この終わり方をマンガで表現できるのかと疑問に思っていたけれど、それは愚問だった。あの感動を再び味わうことができた。すごくすごく素敵な物語だった。最後の方は、アニメもそうだったけど、泣きそうになるくらい、心を揺さぶられた。

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2017年07月31日

ネタバレ 購入済み

有馬公正と宮園かをりの物語は終わった。「いちご同盟」のオマージュなのでこの結末はしかたないかな。それでも結構いい余韻をのこして終われたと思う。
作者は続編はないと言っているらしい。確かに「四月は君の嘘」の続編はないかもしれない。でも、有馬公正の青春編はありそうな気はする。
写真でかをりちゃんの隣にいた花束を持ったドレス姿の娘は誰なんだろうね。
次回あえるかな、あえるといいね。

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2015年05月17日

購入済み

最後まで

とても印象に残る漫画でした。この先ずっと忘れることはないでしょう。
内容を要約して文章にしてしまうと、こぼれ落ちてしまう何かが
漫画と言う形で、表現されているように思います。
おすすめの作品。

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2015年05月17日

購入済み

感動しました。

いままで読んだ本の中で一番感動しました。

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2015年05月15日

購入済み

泣いたぁ

とりあえず泣いた
結末は知ってたけど泣いた

いいお話でした。

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2015年05月15日

Posted by ブクログ

芸術は心の記憶を映す。
表現することは基本的に孤独なものですが、時に苦しかったりこわくてもやめられないのは、きっと底から引っ張りあげて一緒に楽しんでくれる(くれた)人がいるから。一瞬だとしてもそれは忘れられない記憶になる。そんなことに気付けて良かった。
芸術からおいそれと足を洗うなど不可能。
携われることはとても幸せなことだから。
音楽に限った話ではありません。
どんなことでも糧にするしかないんだってばよ。
確かな生の肯定を貰える台詞が満載でした。

悲しいプロットと意外に図太い主人公のギャップが好きです。
おかげで爽やかな読後感。説明し過ぎないし情景が流れ変化していく音楽みたいな作品でした。

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2023年02月02日

ネタバレ 購入済み

もう一度二人が一緒に演奏している姿がみれなくて残念でしたが、
終始引き込まれる内容でした。
とても素敵な作品でまた読みたくなりました。

#泣ける #切ない #深い

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2022年04月20日

Posted by ブクログ

ピアノに憧れはあった
こんなにも情緒を溢れるピアノが弾けるようになったらどれだけの人を感動させれるだろう
子どもにはピアノを習わせたい

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2021年06月18日

私だけですか?

専門的なマンガだからコンクールとか演奏会のシーンにもっと浸りたかったなー

すごく良かった分、もったいないなぁって気持ちも残るのは私だけですかね?

最終巻は泣きっぱなしでした!
もっと演奏ききたかったー!

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2020年01月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最終巻。まだ中学生なのに母親を亡くし、恋をした相手が危篤って辛いなぁ。集中治療室から戻ってきたかをりと屋上で話す場面うるうるした。私の中に君がいるよって。そして迎える東日本ピアノコンクール。公生の状態は最悪。順番がきてピアノを前にしても尚下ばかり見る公生の空気を変えたのは椿のくしゃみ。無駄なストーリーなんてないんだな、と思った。まさか前巻で出てきた変なくしゃみがここで出てくるとは。弾き始めた公生はたくさんの観客を引き込んでいく。ここから最後まで涙なしに読めなかった。公生の見つけた音や、かをりへの想いとかを読んでたら涙止まらない。その上かをりからの手紙はさらに涙止まらなかった。公生のこと好きだったんだね。そう思ってもう一回読み直したいな。全11巻でちょうどよくまとまってて読みやすかった。

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2018年04月02日

購入済み

予想通り

面白い。
期待を裏切らない 予想通りな感じです。

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2017年08月22日

匿名

ネタバレ 購入済み

面白かったです。

登場人物の内面がよく描かれていて、話に引き込まれながら読めました。
舞台に向かう前の葛藤の緊張感、持っているものを全てぶつける演奏のスピード感や迫力、恋愛メインのシーンの高揚感や切なさ、日常生活の穏やかさなど、各シーンにメリハリがあり、読みやすかったです。
少し痒いくらいに気障でロマンチックな言葉づかいが最初気になったのですが、最後まで読んでみるとキラキラした青春ものらしさが出ていたし、ピュアで爽やかなだけではない切なく儚い雰囲気にも合っていて、むしろこれが良いのかもと思いました。
話の展開は最初から最後まで想像を裏切らず、それぞれの人物の考えや気持ちも言葉ではっきりとでも説明くさくない程度に書かれていて、テンポ良く進んでいくので、とても解りやすいです。何も考えなくても読み進められて、読後もまったく疲れませんでした。
どのキャラクターもなんだか憎めない良いキャラクターで、みんな幸せになって欲しいと思える良作です!

個人的に唯一突っ込みたいところは主人公のモラトリアム野郎ぶりです。最後、コンクールの前に落ち込んで先生に引っ張られるあたりとか、演奏中にみんなに感謝しはじめるあたりとかエヴァンゲリオンの碇シンジみたいでした。

でも面白かったです!

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2017年06月22日

Posted by ブクログ

最終巻。

全巻読み終えてすごくいい話だったな、と思いつつ、個人的には物語の展開を、非現実的、悲劇的な事実に依拠しすぎたという印象もあります。

後から公生とかをりの関係の形作っていった周辺事情(公生の幼少期やかをりの病気)を振り返ってみると、ちょっと非現実的すぎるというか、少し情緒的すぎて、納得感みたいなのが置き去りにされてしまってる感じが残りました。
そういった観点からいうと、椿の純情さの方が心に残ってる。
個人の嗜好といえば、それまでなのですが。

すごく感傷的な気分にひたりたいとき、また読んでみたいと思います。

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2016年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

神童、有馬公生という14歳のピアニスト。
11歳で母の死をきっかけにピアノの音が聞こえなくなる。

14の春に幼馴染の椿、渡とともに 宮園かをり を知る。
かをりはバイオリニスト。
ピアノの音が聞こえなくてもいいと、伴奏を頼み。
かをりの全身全霊での演奏、前向きな姿勢。
コンサートから離れていたが、引き込まれていく公生。
かをりに背を押され、立った舞台。
そこには今まで味わった事のない世界が。
徐々にかをりに惹かれていく公生。
かをりは渡が好き。椿は公生が好き。

かをりは緊急入院を繰り返し体調は思わしくない。

公生が舞台に再度立つに当たって、母の親友 紘子 が師匠となる。
そこへ公生によって人生を変えられて二人登場。
武士と絵見。
二人の想いは公生を突き動かす。
そんな時、凪が紘子の教えを請う。
紘子は公生に教えを託す。
実は凪、武士の妹。
凪の通う学校で学祭に公生が一緒に出演。
凪を引きずり、振り回す。凪は喰らい付く。

その様子をかをりに聞かせ。
かをりが少しでも 生きよう と再度前を向く。
が。
甲斐なく。

そんな時に渡されたかをりから公生への手紙。
実はかをりは公生を知っていた。
幼き日、ピアニストを目指していたかをり。
公生のピアノを聴き一緒の舞台に立つことを望んでバイオリニストに転向。
本当は、渡ではなく公生が好きだと告白されて。
全てはかをりのいない時間に明らかに。

椿も公生が好きだと告白して。
公生がかをりを好きだと渡も承知してた。

聞こえない耳を抱えながら、公生は前に進む。
音大付属の学校に進学することを希望して。
ライバルである武士、絵見と、弟子である凪と。
先生であり、第二の母である紘子と。

モノトーンで始まった物語は、極彩飾に彩られる。


アニメにもなった作品。
思った以上にアニメで泣けて原作を読んだ。
原作ではやっぱり補完される。
泣かされる。
その後、短編とかあったら嬉しいなー。
ふと、何年か後の彼らと会ってみたいと思った。

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2016年06月23日

Posted by ブクログ

こういう終わり方の物語は好きになれない場合が多い。
けれど、『四月は君の嘘』は素直に泣けたし胸が締め付けられた。
登場人物それぞれの想いが理解できるし、彼らがみな前を向こうとしているから、切ないながらも純粋に美しい。
かをりに注目しつつもう1度全巻読み返してみたくなった。

音楽の物語としても、伝わってくるものを感じた。
公生、かをり、演奏者それぞれが奏でる音を聴いている聴衆の気持ち、音楽を聴いて揺さぶられている、その心の震えが伝わってくる。

登場人物それぞれが自分なりに精いっぱいで、いやな人が一人もいない。
そんな中でも、かをりのお父さんお母さん、年齢的なものか彼らにぐっと来た。

やはり哀しいし、手放しで最高!!とは言えない気持ちもある。
けれど、確かに心を揺さぶられた。
青春の物語としても、音楽の物語としても、人間の成長物語としても。
公生、椿、みんなの未来に希望が、光がありますように。

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2016年05月22日

Posted by ブクログ

11巻完結。先行していたアニメ版の出来が良すぎたので、若干印象が薄れてしまった感はあり。とはいえ、それでも完璧な着地でしっかりと終わってくれた。青春マンガの傑作として長く読まれることでしょう

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2016年03月06日

Posted by ブクログ

読み終わったー\(^o^)/
元天才ピアノ少年の苦悩を描いた漫画。
ただただ泣けた(´;ω;`)

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2016年01月10日

Posted by ブクログ

表現の伝え方というか、気持ちの機微がすごく繊細な漫画で芸術やりたいなーと思わされるな

相座くんの話。有馬が自由を愛したピアニストなら相座は作曲家の意志を継いで曲の歴史を深堀するピアニストという話
高みを目指すのは同じでも、最終的な見たい景色が違っていいってことがよくわかってよきだった

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2023年07月04日

Posted by ブクログ

終わり方綺麗すぎ…余韻。自分は音楽に(特にピアノ)に精通してるからいっそう楽しめた。メジャーでない曲も出てきてぉぉーってなるシーンあって良かった。

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2023年03月06日

Posted by ブクログ

何度も鳥肌たったしいい漫画だけど、好きなジャンルではないかなぁ。過去とリンクしながら進んでいく展開を多用しまくっていてちょっと疲れてしまった。あと悲しい!

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2021年09月30日

Posted by ブクログ

中学生で大好きな人が2人も死ぬって今後大丈夫なのかと心配になるがどうか頑張ってほしいと思います。マンガだけど。

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2016年12月14日

Posted by ブクログ

アニメを見て結末は知っていたのだけれど、原作にはアニメに描かれていない何かがあるかなと期待をして読み進めた。…結論としては、取り立てたものはなかった。残念。
ストーリーのレベルは低くないと思うのだが、アニメの出来が良かった分、残念に感じることが多い。画風にばらつきがあることとか、韻文的なモノローグが多いこととか。アニメの時にはあまり違和感を感じなかったんだけれどなぁ。やはり、音楽をテーマにした作品は、音のある媒体の方が強い。
アニメを見る前に全部読み終わっていれば評価は変わったかも知れない。それでも、私は結局アニメに旗を上げると思うけれど。

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2015年11月20日

購入済み

好き嫌い

すごく評価が高い作品だったので、期待外れだった。泣かせてやろう、という意図が見え見え。「世界の中心で愛を叫ぶ」もそうだが、バッドエンドありきでストーリーを作るというのは、自分は反発を感じた。

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2020年08月14日

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