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Posted by ブクログ
一見地球人として暮らしているが、バーディーと同等以上の力を持つゴメスはどうやら、かつて地球に墜ちてきたアルタ人らしい。バーディーはゴメスに招かれ彼の家族と過ごす。
強い者は自分の身に降りかかってくる危険に大して配慮しない。しかし地球人の妻を持ち、娘もいるゴメスはそうはいかない。周りの人間も守らなければならないのだ。そしていまやつとむと二心同体のバーディーもまたつとむの周囲の人たちのことを考えなければならなくなっているという展開で、ここで悩めるヒーローは行動不能になったりするものだが、われらのヒロインのバーディーはあまり気にしていないようだ。
ただ獣人グループを何とかしなければならないという点ではつとむと意見は一致しており、ゴメスが獣人を始末するから、氷川はバーディーが殺せと彼に唆される。捜査官であるバーディーに「殺し」はないのだ。ここでもバーディー、悩みまへん。「私は私のやり方でやる」。
そう、11巻で死んだかと思われた氷川は生きていて、しかも若返っている。スピリッツの影響で、獣人の身体能力も手に入れている。彼は明治時代から生き続けて板らしく何か因縁がありそう。氷川対バーディーの戦いはバーディーが圧倒的に身体能力で勝るはずが、氷川がバーディーの弱点に気がつき、形勢が怪しくなる。
おまけマンガは「うちのパパは世界一2」。ゴメスよりも強い、ゴメスの奧さん。どこの家でもよくあることですよね。