【感想・ネタバレ】鉄腕バーディー 1のレビュー

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2017年03月13日

Posted by ブクログ

 『鉄腕バーディ』はゆうきまさみ初期の連載でありやしたが、『究極超人あ〜る』の連載などで忙しくなって中断してしまっていたもの。その後、番外編のようなものを書き足していましたが、えいやとばかりに新たに最初から書き直したわけでございます。

 廃墟マニアで冴えない高校生・千川つとむは迷い込んだ廃墟で瀕死の重傷を負います。
 実はですな、宇宙には人間の知らない社会がありましてな、連邦と同盟が対立しておるわけです。そして連邦には警察組織がありまして、本編のもうひとりの主人公バーディ・シフォン・アルティラは連邦捜査官で、テロリストのクリステラ・レビを追って、後進惑星であるこの地球に潜入しておりました。今しも犯罪者ギーガーを追い詰め、得意のクラッシュを浴びせたら、それがギーガーではなくて千川つとむであったというわけなのです。
 原住民を誤って殺してしまっては大失態。何とか生命をつなぎつつ、宇宙船に運び込み、つとむの損傷した体をどこぞに送って再生するまで、つとむの記憶や遺伝情報をバーディの体に寄宿させることにしたのでございます。
 そして二心同体の変身ヒーローの誕生でござい。

 1巻にして重要登場人物が顔を出しておりやす。バーディの上司のカミキリムシ型異星人ルー・メギウス。テロリストのレビは新興宗教の教母さまとして人間社会に潜んでおり、サングラスの外人ゲオルク・ゴメスはレビの手の者らしい。廃墟で見てはいけないものを見てしまったつとむに、殺人ロボット「人形」が襲いかかる。そしてゴメスとともに何かを企んでいる氷川なる男。

 オマケマンガは、頭もさもさの冴えない眼鏡ねーちゃんが出勤して、バーディの衣装を着て撮影して、帰りに魚屋によってサバ買って帰る。

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2016年03月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

長く読むとその面白さがじわじわと醸し出されてくるというまるで長距離ランナーのように思っている作家、ゆうきまさみの作品。

クリステラ・レビの目的を根底に流れる謎として、捜査官のバーディーと地球人のつとむの二人の活躍が描かれています。各話が終盤に向かい徐々にまとまって行くのを楽しみにしています。

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2011年01月04日

Posted by ブクログ

久々にゆうきまさみ先生の漫画で面白いと思いました。
あ〜るのころから読んでましが、パトレイバーもOA版や劇場版のほうが印象が強くて、どうしてもコミック版の印象が薄いんですよね。個人的におたけさんやグリフォンの話は好きなんだけど、でもカヌカには負けてしまう。もともと初期の短編であったバーディーを長編で書いていることはずいぶん前から知ってたんだけど、いざ読もうって気にはなってなかったんですね。でも先日100円になってたんで買ってみた。正直買いでした。面白かった。
内容としてはSFものでありきたりの宇宙人の警察官が出てきてわるもんやっつけるってねたなんだけど、まあ、寝たとしておもしろいんが、間違って殺しちゃった地球人を救うために人格情報をじぶんに転送して、一人で二役するわけです。役っていうと語弊があるかな?人格がふたつに身体が1つって娘とかな?とにかく笑える。かっこいい女宇宙人の中に高校1年生の男の子。でもお互いの意識は同時に存在するんだよね。とにかくお兄さんとしては心配なのはオナニーどうすんだろってことですが、本編ではそういうエロ話はありません。でも全体に笑えるし、戦闘シーンもいいし、かなり面白いです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

旧版に引き続いての読み。7年ぐらい経っていることもあり、だいぶ絵柄が変わっている。いろいろと中身が練られている感じがして、これから読み進めるのが非常に楽しみだ。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

ゆうきまさみのかく女の人って、色気やエロさはあってもすごくこざっぱりした感じなんですよね。それが良い。ごめんなさいそんな所ばかり見ていて。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

SF的要素のごちゃ混ぜ大盛り感が魅力。何度もワクワクしました。
意図してなのか結果なのか、本シリーズはとてもゆっくりすすむ。寄り道的な部分も書いていて楽しくなったのかもしれない、そういえばパトレイバーでもそんな時期があったように思います。
シリアスになりすぎないのが作者の魅力の一つと私が感じているためか、性的描写・会話に最初はなじめなかったです。

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2020年12月15日

Posted by ブクログ

07/11 17巻
08/03 18巻
08/07 19巻
08/10 20巻

08/07 ARCHIVE

”EVOLUTION" へ

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

昔短編で出ていたものが満を持して長期連載に。
ゆうき氏の漫画は基本的に日常風景はゆるいのだが、そのゆるい日常からとてつもなく深いエグさや悪意が透けて見えることがある。
そして例に漏れず、この漫画もおっさんがいいのだ!

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

この作品は主人公が変身して悪と対峙するという設定なので、個人的にはコミカルでコメディタッチなイメージを持っていた。それはこの作家の飄々としたタッチの絵柄やセンスを知っていれば当然のことだと思う。しかし、読んでみたところ予想外な方向の作品になっていた。内容的にはSFということで地球に来た宇宙人の陰謀に巻き込まれながらも一つの体に同居した2つの人格が折り合いをつけて生活していくという部分を軸にしているが、青年誌で連載されていることもあって、“暴力”や“悪意”をこの作家の作品としては稀なほど描写している。こういったテーマの作品を描く場合の型は踏襲しているが、ディフォルメされていない現実的な描写をしている上に描き方が極端すぎるような気がした。例えば、友人や家族、先生、クラスメイトなどの主人公周りの登場人物達はこの作家の普段のテイスト通りメルヘンと言っても良いほどユルい。しかし、宇宙人や軍隊、企業などの登場人物たちの描き方に今までのこの作家のイメージを逸脱するほど悪意がある。まぁ、その対比が作品に緊張感をもたらしているということも否めないんだが

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2009年10月04日

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